2008/01/21 - 2008/01/21
79位(同エリア783件中)
and Relaxさん
- and RelaxさんTOP
- 旅行記112冊
- クチコミ27件
- Q&A回答9件
- 264,819アクセス
- フォロワー71人
PerougesへLyonからデイトリップです。
朝 ローヌ川沿いから出発するローカルバスに乗って、ペルージュへ行ってまいりました。
ガイドブックを持たずに行ったので、長く放っておかれたこの中世の村に行き先を見つけたときは、たいへんな発見 と思っていましたが、実はリヨンからの半日観光先の定番 のようなんですね。
ここは本当に14世紀の古風な石造りの村で、丘のてっぺんにある坂の多い所です。
たくさんのレポートによって歩きにくい道、と言われているその道の造りが中世を強調していると思われます。
卵形の縦に細長い丸石が埋められている道を、旅行tipでアドバイスされたように平たい底の靴をしっかり履いて、一つ一つの石を土踏まずで包む様に歩いてきたペルージュを紹介します。
PR
-
ペルージュの村が向こうの丘、てっぺんに見えています
ミキシミューのバス停を降りてすぐの景色 -
最初に目にしたペルージュの文字の入った建物
まだ途中の道沿いです
お店のようでしたが、朝11時には開いていませんでした -
舗装道路から砂利道が分かれて出ていました
写真はその前にある道 これも私には世紀を越えた道並みに見えます
ローカルらしい、犬を連れた家族の人々に聞いてみると、これがペルージュへ行く道 だそう
ちなみに舗装道路からも行けるそうです が私は徒歩道を行ってみることに -
では、歩きます
ペルージュにはハイゲートとローゲートの2つの中世の門があるそうですが、これはどちらの門に続いているのでしょうね
端っこに写ってるプレートは、「フランスで最も美しい村」 協会の認定プレートです
矢印マークが無くって親切にしてるわけでもないし、デザインといい、いっそない方がいいほど貧弱でがっかりなのはなぜなんでしょうか -
実際人が住んでいる建物の間からの門
ペルージュですよ
着きました
バルコニーにあった観葉植物が白いタオルに包まれていて、バスロープを着た人から見つめられているような気がしてならない、もじもじしたエントランスでした -
階段になっているぺルージュの門を入ります
-
すぐに一周できてしまう小さな村と聞いているので、どこの道からでも歩いてみることにしました
坂を上がるように素朴な古い石造りの建物が並んでいます -
レストラン
開いていないよう
夏は蔦が緑に絡んで、綺麗なんでしょうね
冬でも写真に映えてます -
ああ 中世っぽいですね
-
案外急な坂を上りきったら、左右にある小道も、上手に中世の雰囲気で保存しているのが見えます
フォトセッションが楽しい村 -
Hotel Restaurant L'Ostellerie du Vieux Perouges という名のホテルがペルージュの顔のよう
ホテルの建物が5つに分かれて存在しており、ホテルのサイトを見て泊まろうかとも考えていたほどのキャラクターがあります
すてきなホームページ http://www.hostelleriedeperouges.com/
レストランの裏側に当たる道沿い
ここにキッチンがあり、シェフの格好の人が通りを横切る姿に出くわしました -
数々の映画のロケに使われているペルージュ
本当にそんな感じですね
反対に車や道路の標識など、現代的なものがマッチせず課題となっていそうです -
通りを行って戻って、高いと聞いていますがやはりオステリーペルージュのレストランでランチをとる決意を固めました
せっかくですものね -
ちょっとした狭くて低い敷居のような小路の通路があり、そこをくぐるようにして通り抜けたら息を呑むほどうつくしい広場に出ました
レストラン正面のメディーヴァル穀物倉庫みたいな建物 ここがすばらしい -
とうもろこしを干してあるディスプレイ
-
ビル・クリントンが奥様と来たらしい、入り口のディスプレイもいい感じにしてあるOstellerie de Perougesのテーブルにつきました
暖炉の正面の席で、まず小粒のオリーブのおつまみを出してもらう
これが美味しかったんです -
bresse chickenがメニューに出ていて、せっかくこの地方の名物という事で選んでみました
味付けはシンプルを超えて、自分で料理してもこんなに苦み走らないんじゃないかな という、お肉の食感もいけてない料理でしたが…
私はこのランチに食べたブレセ鶏以来、オーガニック食品の信者になったほど、`食べたら気分が高揚する′神秘的な気持ちを覚えたのです
メイド服が今っぽいウェイトレスさん 本場物を写真に -
黒マーブルの洗面器がなかなかのレストルームを使用して外に出る
他のお客さんたちも、レストランの中のスペアルームを回ってみているようで、やはりこのホテル・レストランがメインの観光に匹敵するペルージュなのです
朽ちてしまって遺跡風なレストラン先の曲がり角 -
いい写真を撮りました
どうやらこのへんが役所などある、村の中心部と思われます -
それでは、ペルージュの石畳がどのようにして歩きにくくなっているか、よく見てみます
丸い石を並べ、プラスターで固めて平たくしてあった表面が、年月によって削れてむき出しになってしまったので、石がぼこぼこと飛び出していてハイヒールで歩きにくい
というわけですね
部分的に再度固めてあるよう -
もう一つの門に出てきました
こちらがHigh Gateで、入ってきた門はLow Gateのようです
りっぱなメインの入り口らしさがあります -
ゲートの外は急な崖
見晴らしは最高 -
GATEをちょうど出たところ
程よくお城のような、まさに中世的な作りだと思います
このあたりを行ったり来たりして、独特なムードを楽しんできました 馬で入ったら最もふさわしい門 -
なんてことない、ペルージュのわき道
こういうところは、細部にわたりタイムスリップ感がにじみ出ています -
いやいやお見事
素晴らしく保存が行き届いているものの、標識や車までは中世に戻れない ですよね
車は無理でも、標識を13世紀にマッチした風にアレンジしてペルージュに設置してくれないかしら・・ -
広場より少し入ったところから
広場の真ん中には一本の簾木がありますが、老木なのか支えを必要としていて、そのささえは頑丈そうな鉄で、工事現場で使えそう
応急処置かな -
レストランがある広場は、中世の当時から上流的なところで、こちらの道筋は庶民的な、居酒屋さんなどあったりする、そんなエリアだったのに違いないと想像する
-
小さなお家群
撮影があまり得意じゃないと言う 双子の姉妹が撮った映像 http://www.tripadvisor.ie/ProfileGallery-i17890104.html 早く上達しようね -
噂どおり どこのお店も開いていません
でも大丈夫
この現象は、ヨーロッパの村や町のどこにいつ行ってもあるのです
夏のピークシーズンだって空いてる時間が日本人には非普遍的だから、どこに行っても閉まっているお店ばかり目立ち増すものね -
レストランの建物 広場より見る
ペルージュは、もともとイタリアのペルージャ(Perugia)から来た人たちにより作られた街だそうです
そういえばこのあたり、リヨンもそうですがガリア・ローマンの土地なんでしたね
フランスそのものがガロ・ローマン ?ですか... ヨ
ーロッパは濃い歴史が記録に残っていて、調べても調べてもきりがないほど -
ヴィレッジ・スクエアを隅ずみまで移動してみたらtea room を見つけました
ベンチがお外に並んでいるのがスモーカーとして必須条件
条件を満たしているので、座って上を眺める -
店内にて、寒いから室内に座って と何度もすすめられながらコーヒーだけ頼んで中をついでに覗く
しっかりランチも取れる、りっぱなレストランだったんです -
カメラの設定がちゃんとわからなく、晴れ/曇り ヴィヴィット/ナチュラル などの切り替えで、色々撮ってみた結果をスクリーンで確認しました
その設定により、石作りのペルージュの色が随分と変わり印象も違ってくるので、先ほど何枚か撮った暖色まじりの条件で撮れる様、切り替えに挑みましたが ...
そこにはもう戻せない『偶然できてた良い設定』だったよう -
また歩き出して、冷たい色合い気味になってしまったカメラですが、中世の村の写真を撮り続けます
一眼レフを持って戻って来たいですねー -
それにしてもこれ程月日が経っているのに、傾いた建物はなく、そうとう腕のある技術者が関わって建設したのではないか と、思いました
みんな直線をぴったり守っているのです
個人的には味わいのある、廃居みたいなボロボロのも、落っこちそうなかたむいたお家もとても好き -
ペルージュはやはりぐるぐる行ったり来たりしてしまいます
それが面白く、さっきも来た教会に戻って再度よく見て見る機会に恵まれます -
この段々になっている屋根の建設がエレガント
-
建築には詳しくないながら、ゴシック という建築スタイルが最も好きだと自覚があります
そのせいで中世の建物を好むのだと思いますが、こちらの建物にも少々のゴシックを感じ和むのです
子供たちのおやつの時間にあたり、坂の向こうから走ってきた男の子たちがこの建物の中に先生らしい人と一緒に入っていきました
ということで、この建物は学校なのでしょう -
道の横にある、袋小路の建物群
手すりには芸がない としても、階段上にあるドアの上部は気になります
三角になっているんですよ -
この窓の細部も楽しいものです
折り重なるように作られている、アングルのある小さな窓
下部の石作りの窓枠はゴシック風ですね -
導かれるとはこの事
ゆっくりと村の細部を眺めながらカメラに収めたい気持ち とはまったく裏腹に、足は流れにもっていかれて、一本道の坂にさっさと降りてしまうのでした
つらつらと何も考えずに来てしまった道を振り向いてショット -
通りに面した所に一箇所あった、庭に入るゲート
建物正面ばかりの通りで珍しいものでした -
曲がり方がかわいい
-
この細部
ミニマル でいて、これ以上考えられないってくらいなんってことない、見ていて落ち着くディーテイル -
木製の手すりが無くなってしまっている階段上
-
屋上から少しだけ出している顔がものすごくかわいい窓
-
ふつうは一時間で済ませて帰ってしまうペルージュ観光ですが、コースの昼食をとり、写真という時間を費やせる物を駆使して3時間
フルで楽しんだ中世村観光でしたが、いよいよ帰る時が近ずいてきたようです -
坂下には入ってきた時の光景が
こちらの坂から登って、もうひとつの坂から降りてきて戻ってまいりました
村をぐるっと一周したことになり、なんか満足 -
お別れのロー・ゲート
意外と坂が激しく、なかなかその場でゆっくりしたい気分になれない、そんな村つくりでした
だから中世から取り残されたのかな そういった意味では感謝に等しい事です -
村人約80人 と聞きました
サテライト・アンテナなど、生活に必要なものが規制されている −などといったものが存在しているのに違いなく、おそらく生活しにくいのが人口の増加を妨げているのだと想像します
完全地下ケーブルで、まったく目に付かないよう現代生活必需物の導入 − というのはどうでしょう
最後に振り向いてこの景色をパシャ
一泊したいくらいだったので、後ろ髪を引かれます
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 旅好きじいさんさん 2008/12/25 08:46:19
- 何度見ても素敵なまち
- and Relax さんこんにちは 今日もペルージュ村お邪魔しました。何度見てもすばらしい中世の村で、現実を忘れると言うかその昔の光景が目に浮かぶような町です。私は上の門から入りました。当時の日程表を出してみたら1995年9月4日に訪問していました。とにかく落ち着ける空間でした。まだ花もきれいに咲いていて,門を入った処に井戸があり、今は井戸として使われてはいなかったのですが,きれいにお花を飾りつけてあったのを写真に収めたと思います。あの坂道の真ん中が窪んで雨水の通り道になっていて、それらを端に設けた暗渠に流れ込むようにした排水処理の工夫など、中世に現代と同じ造りで、農業土木の技術屋としては感心したものです。
いずれにしてもあのホテルのあった中心部の大きな木と今にも壊れそうな石造りの家。素晴らしいにつきます。
またあの村に出会えて感謝です。ありがとうございました。
- and Relaxさん からの返信 2009/01/25 21:32:23
- RE: 何度見ても素敵なまち
- わたしばかよねさん、訪問と書き込みをありがとうございます。
本当にペルージュの村はすばらしいですね。書き込みでふれていらっしゃる通り、訪問の際に細かい所を見逃さないようにすると更に楽しい村歩きになる、生きている歴史の博物館にも相当する美しい所だと思いました。
次に訪れる機会があったら、ぜひお花の飾りつけが見られる時期に訪れたいと望みます。さぞ美しいことでしょうね。
クリスマスまでに見ていただきたく、早めのスピードで作成したペルージュの旅行記でしたので、今後にも手を加えていくつもりです。
and relaxのお誕生日に書き込みを入れて頂いているようで、その偶然にも喜んでおります。
思い立ってX'masイブのフライトでタイランドに行っておりまして、今日帰ってきたところです。 クリスマスとバースデイはバンコックで思い切りの贅沢な時を5つ星のホテルで過ごし、卒倒するほど魅惑の風景とサービスを楽しんで参りました。
そのあとに滞在して来た南の島でのバックパッカー用バンガロー生活とのコントラストが良い、最高の旅になりました。
ネット中(毒)からのリカバリーを兼ねての一ヶ月でしたので、お返事が遅くなったことを恐縮しております。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
50