フロムブルク　コペルニクス･地動説を発見した街

1991/03/22 - 1991/03/22

マルブルクから更に東へ70kmにこの街はあります。
コペルニクスが晩年地動説を発見した場所として有名です。
彼が勤めた教会、天体観測をした塔などなぜ日本では無名なのか？と思うほどの重要な街です。

★フロムブルクの地図
http://mapa.szukacz.pl/?m=Frombork&zoom=3

★天動説と地動説の簡単な解説を書いたURL
http://www008.upp.so-net.ne.jp/takemoto/chidousetsu.htm

★(↓現在閉鎖中)
この街から高速船が出ているロシヤ領カリーニングラード(旧ケーニヒスブルグ)のライブカメラ。この高速船に関しては旅行記の下の方に書かれています。
http://www2.kaskad-info.ru/new/little/camera.htm
このページの右にДля модема 56Kと28,8K がありますがこれはこの街の動画です。

エリア その他の観光地(ポーランド)

フロムブルク大聖堂入口
ニコライ コペルニクス(Mikołaj Kopernik 1473年2月19日 - 1543年5月24日）が晩年(1512〜1543)に天体観測を繰り返し地動説を唱えたのは有名です。
天文学者、司祭、占星術師、知事、長官、法学者、医者...。一時的にでしたが領主司祭を務めたこともあり、彼のことをドイツ人(プロイセン人)としていた時代もありました。(実際はポーランド語が母国語だったらしい)
当時ここでの地位は司祭でした。

★コペルニクスの遺体発見がこの教会聖十字架祭壇下から発見されました。
http://www.polinfojp.com/wadai/haseg11.htm

コペルニクスの塔 内部
ピントがズレてしまいましたが、光の差しているのが天井、そこから一本の鉄線が垂らされていますが、これもコペルニクスの天体観測の道具だったそうです。

Frombork は第二次世界大戦で破壊された後、見事に復活しました。
Fronbork は約1278年に司教座が創設され、1329-1388 年にかけてカテドラルは造られました。

これがさっきの天井から
吊るされた物の一番下にある部分です。
真ん中やや右の子供が片足を上げていますが、これは球状のものが振り子の原理で行ったり来たりしている最中で、彼に当りそうなので片足思わず上げてしまった訳です。多分鉄球ではないんでしょうね。
http://www.frombork.pl/spacer.php?id=fro055

コペルニクス塔最上階より大聖堂を撮影
ここ数日天気が悪かったのですが、
この日は一段と...ついに霧まで...(涙)。
いつかリべンジしてやる〜〜〜！
コペルニクスが天体観測をしていた時にはこの風景だった訳ですから結構感動ものです。
コぺルニクスが天体観測をした時の絵(結構有名)が塔の中にあります。http://www.matinf.uj.edu.pl/historia/new_page_2.htm

大聖堂とフロムブルクの街並み
(コペルニクス塔の最上階より)
コペルニクスが天体観測をしていた時には
街並みはもう少し華やかだったのでしょうか...。
この街は第二次世界大戦で街の約80%が廃墟と化したそうです。それだけに当時はどのような風景だったのか興味があります。

コペルニクス塔

★フロムブルクのバーチャル散歩コーナ
http://www.frombork.pl/spacer.php
左の Panoramy の文字の下のバーナー(fro039-en 等)をクリックしていっても良いですし画面内に出てきた?マークをクリックしていっても面白いです。
私みたいに行った事のある者は懐かしく感じ、いったことのない方はバーチャル旅行になる筈です。
私は博物館の陳列を見た時そこへ行った記憶が甦って来てとても感動いたしました。
一番お薦めは053番のコペルニクス塔からの眺めでしょう＾＾
http://www.frombork.pl/spacer.php?id=fro053

左にある塔が
コペルニクスの天体観測所
冬季は団体しか入れませんが、
ワルシャワっ子たちに紛れて入ってしまいました(苦笑)。

コペルニクスの像と
彼が晩年を共にした大聖堂
★フロムブルクのURL
http://www.frombork.pl/
http://www.frombork.net/
http://www.frombork.pl/index.php?lang=en
★宿一覧です
(一度英語版に切り替えてから再度クリックしてください)
ホテル/プライベートルーム/ユース/アグロツーリズム
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026367543f70afb56fc5
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026369543f70b0fa1581
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114025151343f6db79db446
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026370843f70b1c03fc8

写真集です晴れているととても綺麗ですね(涙)。クリック拡大します。
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026271743f7073db36a7
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026295143f70827427f4
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026326743f7096316cb0

駅前通りです。

田舎の風情があるといいましょうか...
山陰の漁師町みたいでした。
駅前で唯一見つけた店もこじんまりとしていて、しかしとてもかわいいお姉さんが売り子をやっていました。笑えますが学校の給食の白衣と帽子みたいのを着ていました。余り笑顔はなかったです。

コペルニクスの像と教会の壁とコペルニクス塔

フロムブルクの地図
?フロムブルクの位置関係もわかります。
ズーム (Zbliż) の部分で拡大縮小してみてください
http://mapa.szukacz.pl/?m=Frombork&zoom=3
?かなり詳しい地図です。わかりにくいですが右上に+-(ズーム)がありますのでそれでいじって下さい。
地図中の建物や印をクリックすると重要な資料も出てきます。
http://www.frombork.pl/mapa.php
?これもかなり詳しいです
http://frombork.mapka.org/

?の地図　http://mapa.szukacz.pl/ 　のマニュアルな使い方
街の名前Miejcowoscや道Ulicaの名前を分けて入れてください。特殊文字は受け付けないので ś→ｓ のように置き換えてください。Miejcowoscだけでも拡大図は出てきます。中央下に出てくるodlegloscは距離の意味です。

駅からの眺め
(1zł≒46円 2007年12月現在)

お薦めの宿
?『Ewa i Eugeniusz Nowiccy』
ここはプライベートルーム兼
アグロツーリスムの宿です。
フロムブルク駅から700m
1人辺り 30〜40zł
*フルボードは+35zł/人
〠 Ogrodowa 24
〒14530 Frombork
☎/fax [phone]
☎ 0 601 219 731
✉ [e-mail]
http://www.frombork.com.pl/

?『Lilia Koczergo』
フロムブルク駅から400m
大聖堂や湾が見える部屋あり
1人辺り 35〜40zł
*風呂、テレビ付き
〠 ul. Kapelańska 5
☎ (055) 243 73 57
☎ 693 301 788
http://www.frombork.net/modules.php?name=Content&pa=showpage&pid=10
http://www.frombork.pl/index.php?aid=114026369543f70b0fa1581
↑2番目が『Lilia Koczergo』
↑3番目が?『Robert Żuk』
?『Robert Żuk』
駅から600m、バス停の目の前
年中無休
〠 ul. Szkolna 8
☎ [phone]
公式URL(現在閉鎖中)
http://www.pokoje-frombork.pl/
部屋は白地で結構お洒落な部屋です。
http://www.pokoje-frombork.pl/wyglad.html

これでも駅前です。
背後に見えるのはビィシラニー湾(Zalew Wiślany) 特殊な地形をしています。
冬なので閑散としていますが、夏は海水浴客でごった返します。
写真中央にはポーランド・フィアットがあります。
この車狭いし乗ってみれば解りますがとてもスリルがあります。

ビィシラニー湾(Zalew Wiślany)
本当に特殊な地形をしています。湾と言う言葉を指すポーランド語はZatokaなのでどちらかと言うと池や湖的な意味が入ります。写真を最大に拡大すると分りますが、対岸のビィシラニー砂州(Mierzaja Wiślana)がみえます。対岸までは約9kmあります。
夏にはここから対岸のかなり人気のあるリゾート地(海水浴場)のあるクリニツァ モルスカ(Krynica Morska)約15kmまで1日数便ボートが出ています。
所要時間は約1時間30分/約1000円だそうです。
★ボートの時刻表 (夏季のみ運行)
http://www.zegluga.pl/zalew-wislany-poza_a.html

フロムブルク駅
駅から少し離れた踏み切りより駅を写してみました。

列車があまりにも遅いので
乗客がまだ通路を通っています(苦笑)。
2005年夏にはここから
ロシアの飛び地カリーニングラード迄
高速フェーリーが運行していました。
(夏の季節のみ運行)
因みに日本人は審査の厳しい
ロシアビザが必要ですのでご注意を。

運行日時　５月１日〜９月１５日まで(去年）
エルブロンク〜KRYNICA MORSKA 〜FROMBORK 〜カリーニングラード
片道32,00EUR 往復42,00EUR
(ロシアビザ要)
http://www.zegluga.pl/?str=kaliningrad
注. 今は通年定期運行しているのかもしれません。
カリーニングラードとは1時間の時差があるので気を付けて下さい。
wg czasu polskiegoはポーランド時間
wg czasu rosyjskiegoはカリーニングラード州時間
での表示です。1日1往復なので御注意を!!

フロムブルク〜エルブロング間の切符
ド田舎の駅なのでレトロな切符が出てきました。
ちゃんと切符売りのおばちゃんがいるのも驚きでしたが...。
値段は31km1600zl(約21円)でした。どうも学生と間違えたらしく半額の学割価格で買えたようです。
車内で検察も来ましたが疑われませんでした。

この旅行記へのコメント （2）

• ちょめたんさん 2006/02/14 00:17:13

  お誕生日おめでとう御座います。( ^^)／▽☆▽\(^^ )

  今日もsinesuniさんいとって楽しい一日になりますように。
  コペルニクスイケメンですね(⌒∀⌒)
  本当に素敵なところばかりでよだれが出るばかりです。

• fkさん 2005/09/20 07:57:45

  駅の写真に感動しました

  shinesuniさん，
  
  コペルニクスについて随分と詳しい紀行文ですね。
  当時は実験を繰り返す事は，普通の人はできないことで
  司祭であったり知事であったりと高貴な立場におられたのが
  よくわかりました。
  
  中世時代の大人物は誰もが高貴な人々だったわけで，
  そんなことを考えて拝読しました。
  
  今でこそ情報がいくらでもありますが，1990年代始めに
  中欧（まだ東欧と呼ばれていましたね）のポーランドを
  詳しくチェックできたのは，その前からshinesuniさんが
  ポーランド研究をされていたからですか？
  
  
  所で，今日は4TRAVELのメールボックスをどう使うのか初めて
  知りました。
  
  次はメールをお送りします。
  
  fk