カンボジア. クメアルージュの爪跡

2004/12/10 - 2004/12/30

ポルポトが死にクメアルージュは歴史の中に埋もれてしまったが,その爪跡は今だに消えづ,地雷の被害者や拳銃の犯罪はカンボジアの深刻な問題と成って居ます.貧困のせいも有りますが人々の顔には険しさが残り,ここにもクメアルージュの残した傷跡が癒えづに刻み付けられて居ます.S-21 tuol sleng Museumは当時の高校の校舎を監獄に改造し,ここで毎日拷問と殺人がくりかえされて居た.中を見てまわった時は溢れて来る涙がとまらづ困ってしまった.同じ時代に同じ亜細亜に生まれこんなにも差が有るなんて,人生は不公平だと思いながらも与えられた,たった一度の人生を何か目的にむかって無駄にしない様に生きて行きたいと思った旅でした.

エリア カンボジア

大木の根が遺跡をじわじわと絞めつける.置き去りにされた寺院と自然との融合?

おとずれる人達は何を見るのだろうか?今の遺跡,それともそれを通して歴史の中のアンコールワット?人それぞれのアンコールワっトが有る.

過去にも,此所から覗きそれぞれに思いを巡らせた人達,歴史の中に埋もれ無に還った人達.時の流れに想いが浮き沈みする.

此所にも一つの人生が...別の世界が....

信仰は人を導く為の物.或時は思わぬ方向へ...

バイヨンの四面は威圧感が有る.

S-21(セキュリティプリズン-21)の規律文.

当時の拷問の写真.

この窓から外を見つめ何を....夢想だけがこの窓から出ていった...

犠牲者達の写真.子供から老人まで...

何層にも展示された頭蓋骨.ここのキリングフィールドを管理して居る会社は日本人経営だとか....?

物乞いのお婆さん,マーケットにて.毎日がただ生きるために....

椰子の実を運ぶ老婆,顔からは汗がしたたっていた.

荷物を運び日銭をかせぐ少年達,この年代に成ると笑顔が見える.

険しい表情の小母さん,人生の苦の重さが感じられる.

網で捕った海老を茹でている.カンボジア南部のシアヌークスビルにて.

海岸で記念撮影,やはり坊主も人の子です.

舟の修理とペンキ塗り,朱色が鮮やかだ.

漁船のドックで遊ぶ子供達.この子達にとって夢の有る未来に成って欲しい.

学校の校庭にて,ビー玉で遊ぶ子供達.屈託の無い子供達を見て気が和む.

静寂の中の夕日.

この旅行記へのコメント （1）

• kokonoさん 2006/06/01 19:10:02

  短い人生の中で

  ginさん、こんばんは
  
  日本にも梅雨が近づいてきていますが　今のところは気持ちの良い天候です
  ところで　久しぶりに頭蓋骨の山を拝見しています
  
  インド旅行記を拝見しながら　その土地の宿命みたいなものを感じてはいたんですが・・
  人為的な宿命にまでは至らなかったと思いながらインドを見ていました　
  
  日本の戦中の沖縄戦　サイパン玉砕　その他外地での戦没者　一般市民・・
  
  戦後も　はや６０年過ぎてしまいました　原爆症いまだに後を引いている現在です・・
  それぞれに背負った宿命はどこの国にも存在することが良く理解できました
  
  短い人生の中で　いろんな発見をお知らせください。kokono