2003/10/07 - 2003/10/10
233位(同エリア253件中)
EMUさん
イランの首都テヘラン。
印象は、空気が汚い、自動車が多い、そのマナーが悪い、
南部の田舎と比べると人が冷たく、態度が悪い。
しかし、いろいろと店も多く、過ごしやすい。
こんな印象。
良くも悪くも都会だと言う事だと思う。
空気の汚さには、驚かされた。
すぐに喉が痛くなるし、寝ている間も咳き込んだりした。
ガソリンが安い為、通行量が多いのに加え、車が古く、排気ガス規制がない為、とにかく空気が汚いそうだ。
特にイランの国産車はひどいそうだ。
自動車のマナーも悪い。
信号がほとんどない、あってもあまり守られない。
車の速度もかなり速い。
道路を横断するのにとにかく苦労した。
最初の頃は、怖々イランの人が渡るタイミングを見て、その人の横に引っ付きながら渡っていた。
しかし、最終日の頃には、自分ひとりで軽々と渡れるようになっていた。
人間とは、どんな環境にでも慣れるもんだなあと思った。
あるタレントが、違う国の似たような状況の時にその国の人に、
「車と人間どちらが優先なの?」と聞いた。すると、
「うーん、勇気のある方」だそうだ。
まさにこのコメントの意味がよくわかる環境であった。
テヘランには、前日のイスファハンから夜行列車で早朝に到着。
ぼけ〜〜っとしながら、駅から宿に向かった。
まず、タクシーにも乗りなれていなかったので、ひたすらメトロの駅まで歩いた。
やたらと遠かったのを覚えている。
どうして、長距離列車の駅とメトロの駅を離れた位置にするのか理解できない。
日本で言うと、東京駅にアクセスする近距離鉄道が何もないような感じ。
少しは、考えて作れと心で叫びながら歩いていた。
もしかしたら、バスとかあったかもしれないが、よくわからなかった。
文字の読めない国でバスに乗るととんでもない所に行ってしまう可能性があったので、
できるだけ確実なメトロにしようと考えたので、あまり調べていなかったのもある。
それにしても、行き先があらかじめわかり、降りる場所もわかりやすい、電車は、便利だ。
そう考えると、東京の観光は、値段が高く、英語の表記が少ない事を除くと、
電車が整備されている、観光客には優しい街だと思う。
メトロでエマーム・ホメイニー広場まで行き、
その近くの安宿、マシュハドホテルにチェックインした。
1泊ドミトリー400円くらい。
しばらく休憩してから、観光に出かけた。
写真は、最終日に食べたキャビア寿司。
-
最初に目指したのが写真のアザーティー・タワー。
よくテレビの中継とかででてくるモニュメントだ。
1971年にペルシア建国2500年を記念して、
建てられたそうである。
改めてイランの歴史の深さを思わされる。
この場所も観光地だと思うのに、
メトロの駅からやたら遠かった。
街の雰囲気を知る事ができるのでいいと思い歩いた。
ひたすら歩き到着するが、閉まっていて中に入る事はできなかった。
しかし、なかなか立派な建物であった。 -
アザーディー・タワーの見学が終わり、
元のメトロ駅を目指すのも面白くないので、
違う方向のメトロの駅を目指した。
これがまた遠かった。
炎天下の中、1時間半くらいは歩いたと思う。
しかも途中、高速のような道路を横切るし、
結構無茶したように思う。
Tehran駅には、地元の人に教えてもらいながらやっと到着。
とりあえず、歩ききったが何もなかった。
この後、メトロに乗り、キャビア寿司でも食べようと思い、
ガイドブックの店「瀬里奈」に行くが閉まっていた。
残念。
仕方がないので、エマーム・ホメイニー広場より2つ前の駅で降りて、散策した。
写真は、その時の街の写真。 -
シュークリームとケーキ詰め合わせ。
散策をしていると、洋菓子屋を見つけた。
テヘランの有名なホテルの近くにあった。
どうせおいしくもなく、高いだけだと思っていたが、
予想に反しておいしく、そして安かった。
写真の箱色々と洋菓子をいっぱいに詰めて、
だいたい120円くらいだった。
日本で食べる高級感のある味ではなかったが、十分においしかった。
イランに行くなら、おやつ代わりに洋菓子はお勧めである。
初日の夕食は、この洋菓子づくしとなる。 -
写真は、香港人のH先生。
私とドミトリーで同じ部屋になった香港人。
彼は非常に楽しく、いい奴だった。
年齢は私よりひとつ上で、東欧から陸路イランまで
旅してきたそうだ。
日本にも4回ほど旅行で来た事があるらしい。
何だかんだ言って、金持ちらしい。
H先生と言うのは、勝手につけたあだ名で本名は忘れた。
話す内容が、男バックパッカーが喜ぶような内容だったのでこうなった。
毎晩、彼を囲んで日本人、韓国人で集まって、上の洋菓子を皆で食べながら、
旅の情報交換や笑い話をしていた。
その度に「こういう話をする為に、英語を習ってきたんだよなあ」
と日本人同士で言い合っていたのを思い出す。
その内容をここで書けないのが残念だ。
非常に楽しいシュークリームパーティであった。 -
トーチャールのテレキャビン。
二日目は、テヘランの北にある山に登った。
登ったと言っても写真のテレキャビンに乗っただけ。
地上3000mまであがるそうだ。
ここに行くのも面倒くさかったのを思い出す。
メトロの最北にある駅まで行き、タクシーに乗る。
さらにもう一度乗り、やっと到着する。
その度にぼったくりタクシーと戦っていた。
なんとかテレキャビン乗り場に到着し、写真の場所までたどり着いた。 -
テレキャビンの中からの写真。
このロープーウェイ、全長3200m。
世界最長かつ最高度と言われるそうである。
しかし、日本で乗るのと比べて、明らかにぼろい。
本当に大丈夫かなあ、途中で止まらないかなあ、
と心配しながら乗っていた。
高度が上がるにつれて、市内を一望できるようになった。 -
ロープウェイの終点に到着する。
地上3000mと聞いていたが、それほど寒くない。
確かに登る前と比べると多少肌寒さを感じるが、
富士山の五合目より寒くない。
こんなものなのか、それとも3000mもないのか、
本当の事はわからないが、寒くはなかった。
しばらくふらふらとしたが、大して見るものもなかった。
遠足で来ている中学生と話したくらいの思い出しかない。
また、一部ロープウェイが動いていない部分もあったので、
時期によってはさらに上まで行けたのかもしれない。 -
旧アメリカ大使館の写真。
テレキャビンの帰りに旧アメリカ大使館に寄った。
「アメリカ大使館人質事件」の現場。
イランの兵士が見張っている。
この近くでは、写真を撮ったり、
建物を覗き込んだらいけないと載っていたので
かなりびくびくしながら、写真を撮った。
いきなり射殺はされないだろと思いつつも、
こそこそとしていた。
写真を撮る程度は、それほど厳しくないようであった。
許可を得ようとしてだめと言われると撮れないので、
とりあえず黙って撮った。 -
旧アメリカ大使館の写真2。
かなりぼろぼろとなった、大使館のマーク。
時代の流れとこの旧大使館の扱いが何となくわかる。
それにしてもかなり大きな大使館だった。 -
エマーム・ホメイニー広場近くのレストラン内。
写真は、友達になった店の客。
宿の近くをふらふらとしていて、
どうしてもマトンカレーが食べたくなったので
入ったのがこの店。
観光をして疲れた時、いつもこの店に入っていた。
名前は忘れた。
マトンカレーの味は普通だが、水タバコが良かった。
元々イスファハンでも経験済みだが、
これを吸っていると疲れが抜けて、楽しい気分になる。
旅をしていて、お気に入りの店や場所を見つけるのは、重要で、
この店が私のテヘランでのお気に入りの店だった。 -
最終日、キャビア寿司とすき焼きを食べようとして
「瀬里奈」という日本食レストランに行った。
キャビア寿司をぜひ食べてみたいと思って、
宿の日本人を誘って、行ってみた。
キャビア寿司が確か一カンで800円くらい。
すき焼きが1500円くらいだったと思う。
かなり自信がないけど、これくらいだったと思う。
味は、まあ普通。日本の方がおいしい。当然だけど。
そう言えば、この間六本木を歩いている時、この店を見かけた。
イランが支店らしいが、一度日本でも食べてみて、味比べをしてみたい。
日本の方は、ものすごく高そうだけど。 -
漬物。
-
焼き鳥。
味は日本の味。
肉は硬かった。 -
キャビア寿司。
これが、キャビアかぁ。
これが、高級な味かぁ。
と思っているうちに食べてしまった。
正直、それほどおいしいとは思わなかった。 -
いよいよ、すき焼きの準備が始まる。
まずは鍋。 -
野菜。
-
割下。
-
肉。
-
白米と卵。
この二つだけでもうれしい。 -
調理中。
一緒に来た人は、デッサンを始めました。 -
すき焼き完成。
久々の日本の味は良かった。
おいしい、おいしくないというよりも、
この味付け、肉、白米、卵が良かった。
この後、ちょっとしたアクシデントがあった。
すき焼きを片付ける途中、店員が残り汁を
私のズボンにこぼしてしまったのだ。
この日がイラン最終日だが、旅は2日ほど残っていたので、腹が立った。
店員は謝る素振りも見せずに去っていったので、さらに腹が立った。
店長呼び出して、状況を確認しても店長も謝ろうともしない。
腹が立ってきて、「料金割り引け」と言ったがNo。
だったら、「汚された事については、どうするんだ」と言っても回答がない。
しばらくすると、店のオーナーが出てきた。
オーナーに文句を言うと、それがどうしたという態度。
腹が立ってきたので、
「明日からUAEに行く、イランと違って物価が高いからクリーニング代20ドル払え」
と言ってみた。
すると、
「イランで10ドルくらいで売っている安いズボンに払わなければならない、
無料にもしないし、割引もする気がない」
と言ってきた。
「どうしてもクリーニングして欲しければ、ズボンを脱いで行け、明日返す」
と言っている。
この間、全く謝らず。
本格的に腹が立ってきたので、店中に響き渡る声で文句を言ってみた。
まあ、営業妨害か。
すると、警察を呼ぶとか言い出した。
この日に出国だし、こういう国の警察に捕まるとどうなるかわかったもんじゃないので、
それだけはやばいと思い、仕方がないので引き下がった。
最後に1ドル程度のイランの現金を渡された。
かなりむかついたので、その場でその金を踏んでやった。
もちろん、もらう事はもらったが。
正直、20ドルが欲しかったわけでも割引をして欲しかったわけでもない。
店員、店長、オーナーがどういう態度をとるのか、見てみたかったのが主だ。
それが、どんどん許せない態度をとり続けていったので、どんどん腹が立ってきた。
まあ、いい経験をしたのかなとも思う。 -
日本食レストランから宿に帰り、
いつものシュークリームパーティの宿の仲間と
いつものようにしゃべっていた。
この日の深夜4時のUAE行きの飛行機だったので、
一応、宿をとっていた。
翌日のUAEドバイのホテルは、1泊110ドル。
この宿は、1泊約400円。
すごい格差だと思う。
最後に、ホテルにタクシーを呼んでもらって、空港に向かった。
写真は、その時見送ってもらった人達。
この宿、イランの首都だけあって、大陸横断の東西から来た人がいて面白かった。
日本人だけでなく、ドイツ人もいたし、フランス人もいた。
パキスタン人も横断ではないと思うがいた。
安くて、そこそこ快適ないい宿だった。
さらにドミトリーだと、いろいろな知り合いができ、そこで情報交換や話が始まる。
それが楽しい。
高級なホテルもいいが、人との出会いは、どうやっても手に入れる事ができない。
ますます、安宿のドミトリーが好きになった。
旅行者の多くは、イランはあまり長く滞在したくない、さっさと出たいと言っていた。
私も正直、イラン滞在中は、何度もそう思った。
しかし、出国してみると、なんとも懐かしく感じ、
嫌だと思った事も含めて好きになっている自分がいる。
機会があれば、また来たいと思う国である。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
テヘラン(イラン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22