先日、テレビでヘルシンキ世界陸上のマラソンを見ました。スタートからしばらくの地点をほろほろ歩いたことを載せたいと思います。<br /><br />ホテルを出て、とりあえず近くのトォーロ湾に行く。湾といっても、一応海につながっているだけで、小さな湖、あるいは池という感じだ。真ん中には噴水がある。市民憩いの場で、水辺で子供が水鳥と戯れたりしていた。<br />とりあえず中央駅に行く。他の都市、トゥルクかタンペレに行こうかと思い、案内所で探すが、寝坊したため、適当な時間がなく、あきらめる。<br />疲れていたが、天気は良かったため、ヘルシンキの海沿いの公園を目指す。駅から、アーケードを抜け、中心街からトラムに乗り、海辺の方向に向かう。<br />カイヴォ公園に着く。ここの浜辺の道を歩いていく。昨日の疲れがあるため、途中木陰のベンチで休みながら、のんびり進んでいった。<br />すぐそばに、島が浮かんでいる。その間を、小さな船が進んでいく。<br />時々、上空をヘリコプターがバタバタ音をたてて飛んでいく。どうもエストニアに行く便らしい。お金さえ積めば、誰でも乗せてくれるようだ。<br />バルト海が夏の日差しを反射してまぶしい。海辺に近づき、水に触れてみる。思ったほど冷たくなかった。<br />海辺では、カラフルなヨットがのんびり進んでいる。桟橋のようなところに行くと、バルト沿岸諸国五ヶ国くらいの旗が飾ってあった。レースというほどでもなさそうだが、何らかのイベントをやっているらしい。アナウンスの声が響いていた。<br />少し山手に入る。この辺りは高級住宅街になっているとのことだ。マンネルへイム博物館を探そうとうろちょろする。マンエルヘイム元帥・大統領の品や書類があるらしい。何とか見つけたが、結局中には入れなかった。<br />もう一度海辺に出る。大きい女性の像がある。こちらはハーヴィス・アマンダ像とは違い、真面目なおかっぱ頭で、ちゃんと服も着ている。表示を読んだところ、フィンランドとソ連の友好を記念したものらしい。どおりで真面目なわけだ。色っぽくないのは仕方ない。<br />青空の下、彼女は背を伸ばし、すっくと立って、ヘルシンキを見つめ続けていた。

夏のバルト海

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2001/08 - 2001/08

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先日、テレビでヘルシンキ世界陸上のマラソンを見ました。スタートからしばらくの地点をほろほろ歩いたことを載せたいと思います。

ホテルを出て、とりあえず近くのトォーロ湾に行く。湾といっても、一応海につながっているだけで、小さな湖、あるいは池という感じだ。真ん中には噴水がある。市民憩いの場で、水辺で子供が水鳥と戯れたりしていた。
とりあえず中央駅に行く。他の都市、トゥルクかタンペレに行こうかと思い、案内所で探すが、寝坊したため、適当な時間がなく、あきらめる。
疲れていたが、天気は良かったため、ヘルシンキの海沿いの公園を目指す。駅から、アーケードを抜け、中心街からトラムに乗り、海辺の方向に向かう。
カイヴォ公園に着く。ここの浜辺の道を歩いていく。昨日の疲れがあるため、途中木陰のベンチで休みながら、のんびり進んでいった。
すぐそばに、島が浮かんでいる。その間を、小さな船が進んでいく。
時々、上空をヘリコプターがバタバタ音をたてて飛んでいく。どうもエストニアに行く便らしい。お金さえ積めば、誰でも乗せてくれるようだ。
バルト海が夏の日差しを反射してまぶしい。海辺に近づき、水に触れてみる。思ったほど冷たくなかった。
海辺では、カラフルなヨットがのんびり進んでいる。桟橋のようなところに行くと、バルト沿岸諸国五ヶ国くらいの旗が飾ってあった。レースというほどでもなさそうだが、何らかのイベントをやっているらしい。アナウンスの声が響いていた。
少し山手に入る。この辺りは高級住宅街になっているとのことだ。マンネルへイム博物館を探そうとうろちょろする。マンエルヘイム元帥・大統領の品や書類があるらしい。何とか見つけたが、結局中には入れなかった。
もう一度海辺に出る。大きい女性の像がある。こちらはハーヴィス・アマンダ像とは違い、真面目なおかっぱ頭で、ちゃんと服も着ている。表示を読んだところ、フィンランドとソ連の友好を記念したものらしい。どおりで真面目なわけだ。色っぽくないのは仕方ない。
青空の下、彼女は背を伸ばし、すっくと立って、ヘルシンキを見つめ続けていた。