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昼夜の食事には客をホテルまで迎えに行き、レストランに案内する。<br />夕食は8時に始まり3〜4時間。<br /><br />終わってホテルに届ければ、帰宅は夜半を過ぎる。<br />明朝の飛行場出迎えまで、充分な睡眠時間がない。<br /><br />だが、昼夜レストランの脂っこい高カロリーの料理ばかりでは、体も懐も持たない。<br />二日目には 家内の手料理となる。<br /><br />家族にとって、日本では簡単に会えない珍しい、あるいは毛色の変わった訪問客は、願ってもない社会勉強の機会である。<br />海外だけでなく、日本文化の幅や深さを知る、恵まれた機会なのだ。<br />子供は、カーテンから漏れてくるおじさんたちの裏話やエロ話を、じっと聞いていたに違いない。<br /><br />お客たちも懐かしい家庭料理にありつける上、家内や子供たちの海外生活の話題が聞けるので喜んでくれる。<br />海外旅行でレストランの食事ばかり食べていると、三日目には家庭料理が恋しくなるものだ。<br /><br />日本からの客にとっては、視察テーマばかりでなく、この土地に住んでいる人たちの実感や実態を知ることは、海外旅行の経験を深めるために大切な要素なのだ。<br />特に、主婦や子供の話は、彼らにとって珍しいものが少なくない。<br /><br />私には、その後客をホテルに届ける仕事が待っている。<br />しかし、次々に家庭にやって来られる客を迎えるのは、大きな楽しみだった。<br />このようにわが家を訪ねた客は、3年間で数百人、ピークでは一か月で50名以上に達した。<br />

世界漫歩 142 客を家庭に招待する楽しみ

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1970/08 - 1970/08

35263位(同エリア37227件中)

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片瀬貴文

片瀬貴文さん

昼夜の食事には客をホテルまで迎えに行き、レストランに案内する。
夕食は8時に始まり3〜4時間。

終わってホテルに届ければ、帰宅は夜半を過ぎる。
明朝の飛行場出迎えまで、充分な睡眠時間がない。

だが、昼夜レストランの脂っこい高カロリーの料理ばかりでは、体も懐も持たない。
二日目には 家内の手料理となる。

家族にとって、日本では簡単に会えない珍しい、あるいは毛色の変わった訪問客は、願ってもない社会勉強の機会である。
海外だけでなく、日本文化の幅や深さを知る、恵まれた機会なのだ。
子供は、カーテンから漏れてくるおじさんたちの裏話やエロ話を、じっと聞いていたに違いない。

お客たちも懐かしい家庭料理にありつける上、家内や子供たちの海外生活の話題が聞けるので喜んでくれる。
海外旅行でレストランの食事ばかり食べていると、三日目には家庭料理が恋しくなるものだ。

日本からの客にとっては、視察テーマばかりでなく、この土地に住んでいる人たちの実感や実態を知ることは、海外旅行の経験を深めるために大切な要素なのだ。
特に、主婦や子供の話は、彼らにとって珍しいものが少なくない。

私には、その後客をホテルに届ける仕事が待っている。
しかし、次々に家庭にやって来られる客を迎えるのは、大きな楽しみだった。
このようにわが家を訪ねた客は、3年間で数百人、ピークでは一か月で50名以上に達した。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • fkさん 2005/08/23 09:45:16
    1970年代フランス
    片瀬貴文さま,

    日本人の接客はたいへんなお仕事でしたね。
    要求がはげしいから。

    ジンバブエでお仕事をされ,時々換金の為も兼ねてフランスへ
    でかける,という事でなかったでしょうか?

    1970年前後,私はサンドゥニ(パリの北10キロ)にいました。
    サンドゥニはゴシック様式を完成させた最初の教会が建設された
    ところ。
    米軍が第二次大戦の戦勝パレードでこのサンドゥニからパリに
    行進した,という話は米人退役軍人から,ずっと後で聞きました。

    当時ジャパニーズ・レストランはパリに数軒しかなくて
    とても高いものでしたから数えるだけしか行かなかったです。

    愛車モトベカンでパリを走っていて日本食の看板に引き込まれて
    食事したとき,
    日本を忘却していたせいもあり,日本語を聞くのが嬉しかった,
    また,豆腐を食べて涙がポロリ,お新香の味に感極まって涙が
    ポロリ,遠い遠い祖国を思いだしたものです。

    片瀬貴文

    片瀬貴文さん からの返信 2005/08/23 17:46:02
    RE: 1970年代フランス
    サンドニとは!
    懐かしい名前ですね。
    このあたり左翼が強く、選挙では注目地区でした。

    町の雰囲気にどことなく温かさがあって、大好きです。
    パリで市電が復活したとき、久々にサンドニに行ってきました。
    カフェの賑わいなど、昔のままのようでした。

    日本人の接待は、楽しい思い出です。
    ただ年に一回ほど、国会議員に手こずることがありました。
    東京の憂さを、パリで発散させる時代だったのですね。

    アフリカのストレス発散には、スペインの田舎を一人旅しました。
    「太閤記」や「坂の上の雲」を読みました。
    1970年代、今とは違い、遠い遠い祖国でしたね。

    「お新香に感動」
    またお話を聞かせて下さい。

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