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学生NGOで夏休みにスタディーツアーで支援先施設を訪問した。<br />インド人も知らないような本当に田舎の田舎にある村々を支援している。<br />主に、インドの西をずっと北から南へ移動する形だった。<br />各施設を訪問し、そこに泊まりながら移動した。<br />デリーまで飛行機で行き、ボンベイから夜行列車でアーメダバードへ行く。そこから地震のあったカッチという地域へ行く。<br /><br />それはどこまでも湿地帯が続く所であった。稲が自然に湿地部分に生えてくる感じだった。さすがインド米の本拠地だと思った。<br /><br />思ったよりインドは日本の自然に似ていた。日本の自然を、もっともっと緑が生命力をもらって多く、強くした感じと言える。<br /><br />アーメダバードに戻り、様々な村へと移動した。<br /><br />その後、ケーララ州という、インドの最南の方にある州へ行った。<br />そこは、父がUAEで働いていた時、ケーララ州出身の人だけがとても真面目で日本人以上に勤勉といえるため、彼らを採用していたという経験から、とても行きたいところだった。<br /><br />運転手さんも、ケーララ出身のムスリムで、容姿がとっても良く、本当に良い男という感じだった。<br />本当に真面目を人にしたような人で、真面目さゆえの気遣いに時々かわいそうになるくらいだった。<br /><br />この州は、変わっていて、最も貧しい州なのにも関わらず、最も教育水準が高く、男女の識字率の差も最も少ないのだ。<br /><br />世界で稀な共産党が第一党の州として注目もされてきた。<br /><br />ケーララとは、ヤシという意味であり、この地域は、緑の濃いヤシの木がたくさん生え、河がたくさん流れ、船の交通が多い。島々もたくさんあり、本当に、遥かにヤシが生えていて最も貧しいとはいえ、風景としては豊かそうに見える。<br /><br />宗教紛争が絶えないインドの中で、ケーララ州のみ、どの宗教でも、マラヤーラム(ケーララ州の昔ながらの呼び名)の民としての仲間意識があり、祭りの時には、どの宗教コミュニティーでも、マラヤーラムの民という一体感で、共に祭りに参加するのだ。<br /><br />インドでは、普通、宗教ごとにコミュニティーが出来ていて、交わることはあまりない。<br /><br />本当に、インド人は信条によって、精神力で全身で常に生きていて、大人も子どもも全力で働き、生きていた。<br /><br />本当に、どんな時にも私を強めてくれるようになったインドに、感謝している。

NGOで行ったインドの僻地

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2003/07/30 - 2003/08/26

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amina

aminaさん

学生NGOで夏休みにスタディーツアーで支援先施設を訪問した。
インド人も知らないような本当に田舎の田舎にある村々を支援している。
主に、インドの西をずっと北から南へ移動する形だった。
各施設を訪問し、そこに泊まりながら移動した。
デリーまで飛行機で行き、ボンベイから夜行列車でアーメダバードへ行く。そこから地震のあったカッチという地域へ行く。

それはどこまでも湿地帯が続く所であった。稲が自然に湿地部分に生えてくる感じだった。さすがインド米の本拠地だと思った。

思ったよりインドは日本の自然に似ていた。日本の自然を、もっともっと緑が生命力をもらって多く、強くした感じと言える。

アーメダバードに戻り、様々な村へと移動した。

その後、ケーララ州という、インドの最南の方にある州へ行った。
そこは、父がUAEで働いていた時、ケーララ州出身の人だけがとても真面目で日本人以上に勤勉といえるため、彼らを採用していたという経験から、とても行きたいところだった。

運転手さんも、ケーララ出身のムスリムで、容姿がとっても良く、本当に良い男という感じだった。
本当に真面目を人にしたような人で、真面目さゆえの気遣いに時々かわいそうになるくらいだった。

この州は、変わっていて、最も貧しい州なのにも関わらず、最も教育水準が高く、男女の識字率の差も最も少ないのだ。

世界で稀な共産党が第一党の州として注目もされてきた。

ケーララとは、ヤシという意味であり、この地域は、緑の濃いヤシの木がたくさん生え、河がたくさん流れ、船の交通が多い。島々もたくさんあり、本当に、遥かにヤシが生えていて最も貧しいとはいえ、風景としては豊かそうに見える。

宗教紛争が絶えないインドの中で、ケーララ州のみ、どの宗教でも、マラヤーラム(ケーララ州の昔ながらの呼び名)の民としての仲間意識があり、祭りの時には、どの宗教コミュニティーでも、マラヤーラムの民という一体感で、共に祭りに参加するのだ。

インドでは、普通、宗教ごとにコミュニティーが出来ていて、交わることはあまりない。

本当に、インド人は信条によって、精神力で全身で常に生きていて、大人も子どもも全力で働き、生きていた。

本当に、どんな時にも私を強めてくれるようになったインドに、感謝している。

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  • インド人も知らないインドの奥の奥にある村の支援先の学校に通う子ども達の出身の家。この女の子達は学校に行っていない。支援先の学校に通う子ども達は遠いので学校に泊まっている。<br /><br />この子達は、一番思い出に残った子達で、皆で鶴の折り方を教えてあげていると、出来た鶴のことを「チュルチュル」と言って、大笑いしていた。<br />その後、私と手をつないで、英語がわからないので現地語で雨をみてはこれはここの言葉でこういう、草を指してこれはこういう、と何でも教えてくれた。それを真似ると、そうそう、もうここで暮らせるね、と言っていたようだった。<br />そして、他の家に連れてってくれて、素朴なチャパティのようなものを家のおじさんが出してくれ、子ども達は私を囲んで、食べ物だ、とジェスチャーをしてくれ、私は食べた。とても喜んで笑っていた。<br /><br />本当に、素朴で良い子達だった。

    インド人も知らないインドの奥の奥にある村の支援先の学校に通う子ども達の出身の家。この女の子達は学校に行っていない。支援先の学校に通う子ども達は遠いので学校に泊まっている。

    この子達は、一番思い出に残った子達で、皆で鶴の折り方を教えてあげていると、出来た鶴のことを「チュルチュル」と言って、大笑いしていた。
    その後、私と手をつないで、英語がわからないので現地語で雨をみてはこれはここの言葉でこういう、草を指してこれはこういう、と何でも教えてくれた。それを真似ると、そうそう、もうここで暮らせるね、と言っていたようだった。
    そして、他の家に連れてってくれて、素朴なチャパティのようなものを家のおじさんが出してくれ、子ども達は私を囲んで、食べ物だ、とジェスチャーをしてくれ、私は食べた。とても喜んで笑っていた。

    本当に、素朴で良い子達だった。

  • 村の子ども達と一緒に手をつないだら、とっても嬉しそうに恥ずかしそうにはにかんでいた。

    村の子ども達と一緒に手をつないだら、とっても嬉しそうに恥ずかしそうにはにかんでいた。

  • 支援先の学校で、レクリエーションをしているところ。シャボン玉を吹いてあげると、大喜びして、飛び跳ねて触る。<br />自分で吹くよりも、吹いてもらう方が嬉しいみたいだった。

    支援先の学校で、レクリエーションをしているところ。シャボン玉を吹いてあげると、大喜びして、飛び跳ねて触る。
    自分で吹くよりも、吹いてもらう方が嬉しいみたいだった。

  • 現地スタッフがドライブに連れて行ってくれた。<br />彼は以前日本を訪れたことがあり、ぼろぼろの車に乗りながら、「シンカンセーン!!、ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、オオサカ・・・、バンブバンブ!!」と超ハイテンションで叫びながら、牛やニワトリ、犬達をぎりぎりのところまでスピードを出し、よけていた。<br /><br />本当に、インドの運転は、ぎりぎりのところでぶつかる手前でよけるというすごいテクニックだ。<br />

    現地スタッフがドライブに連れて行ってくれた。
    彼は以前日本を訪れたことがあり、ぼろぼろの車に乗りながら、「シンカンセーン!!、ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、オオサカ・・・、バンブバンブ!!」と超ハイテンションで叫びながら、牛やニワトリ、犬達をぎりぎりのところまでスピードを出し、よけていた。

    本当に、インドの運転は、ぎりぎりのところでぶつかる手前でよけるというすごいテクニックだ。

  • 支援先施設でのレクリエーション。子ども達大喜び!!<br />インドの子ども達は、皆自分達の伝統をとてもよく知っていて、本当に関心させられた。

    支援先施設でのレクリエーション。子ども達大喜び!!
    インドの子ども達は、皆自分達の伝統をとてもよく知っていて、本当に関心させられた。

  • ケーララ州にある建物。ここには、仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教の聖典と、真ん中にろうそくが置かれ、この4つの世界宗教がひとつの平和という願いのもとに共存するという願いが込められている。<br /><br />これはインドの信念なのだそうだ。<br /><br />インドはどの宗教も共存し、共栄してきたが、植民地統治をしやすくするために、イギリスによって宗教対立を煽られてからというもの、膨大な犠牲者を出してきた。<br /><br />ここの建物は、常にドアが開いていて、誰でも入ってお祈り出来るようになっているという。<br /><br />ここでは本当に強く感動した。

    ケーララ州にある建物。ここには、仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教の聖典と、真ん中にろうそくが置かれ、この4つの世界宗教がひとつの平和という願いのもとに共存するという願いが込められている。

    これはインドの信念なのだそうだ。

    インドはどの宗教も共存し、共栄してきたが、植民地統治をしやすくするために、イギリスによって宗教対立を煽られてからというもの、膨大な犠牲者を出してきた。

    ここの建物は、常にドアが開いていて、誰でも入ってお祈り出来るようになっているという。

    ここでは本当に強く感動した。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kaz-ykさん 2006/12/26 00:47:06
    始めまして
    aminaさん 今晩は

    小生のブログにお越し願い有難う御座いました。

    足跡を辿り、インドにお邪魔しました。

    NGO ご苦労様でした。皆様のご活躍が、日本ファンを,増やす思います。
    金儲けのみ上手で、手を汚さず、血も流さない、
    従来の日本のイメージが、好転出来る期待します。

    Thank you again

    amina

    aminaさん からの返信 2006/12/28 01:32:41
    RE: 始めまして
    お越しいただいて、どうもありがとうございます!

    インドでは本当にいろいろなことを学びました。私の頑張りの源はその経験です。
    インドの写真はデジカメではないカメラで本当に沢山撮ったので、もっともっと載せたいので時間のある時にいつか経験も交えて載せていけたらと思います。

    これからもどうぞよろしくお願いします☆

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