2005/07/30 - 2005/08/01
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sagamiさん
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国東半島は、大分県北部に位置する半島です。北側に周防灘、南側に別府湾が位置します。半島の南側に大分空港が位置し、東京や大阪ほか、かなりの便数のフライトがありますが、国東半島自体には、大きな都市はありません。半島の北側に豊後高田市、半島の南側に杵築市という、小都市があるほかは、すべてが郡部に属し、正確には知りませんが、半島全体の人口は、10万人を大きく下回るのではないか、と思います。
国東半島は、かつて仏教文化が栄えた地であり、半島内には、有名・無名の数多くのお寺・仏閣があります。
そんな場所を、レンタカーを使って、まわってきました。
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今回、大分までは、ためたANAのマイルを使って行きました。フライト時間は、1時間と15分程度。うとうとっとしている間に、着いてしまいました。
さすがに夏休みの土曜日ということもあり、帰省客なのでしょうか、子供を連れた家族連れが非常に多かったです。空港も、出迎えの家族で、にぎわっていました。孫を出迎える老夫婦が、孫に大分方言で話しかけるのだけど、孫の方は、意味が分からず、「ママ、どういう意味?」とか聞いていたりして、なかなか微笑ましい感じがありました。 -
半島内の移動には、レンタカーを使いました。一番安い車を使ったので、丸2日で、14,000円程度。
国東半島内は、観光するにあたって、公共の交通機関が充実しているとは言いがたい場所です。観光バスや路線バスもあるのですが、自分のペースで、自分の行きたい場所に行きたい方には、レンタカーをお勧めします。っていうか、自動車必須だと思います。 -
写真は、両子寺にある国東塔です。
国東半島は、「仏の里」と呼ばれ、また、六郷満山、という呼び方をされることもあります。「六郷満山」とは何か、を豊後高田市のHPから、下記に引用します。
六郷満山(ろくごうまんざん)文化は心に辿(たど)る道。
国東半島は「仏の里」と呼ばれている。
古代の宇佐で生まれた八幡信仰は、やがて古代仏教と融合して「神仏習合」が生れ全国に広まっていった。
国東半島にある六つの郷では、天台宗と結びつき、山間に多くの寺院を擁立して、独特の仏教文化を花ひらかせていった。
これが六郷満山文化といわれるものである。
豊後高田の山あいを訪ねれば、富貴寺大堂(国宝)、真木大堂(国重要文化財)、熊野磨崖仏(国重要文化財・史跡)などの見事な文化財や、また名もない石塔や野仏等に出会うことができる。
ここには六郷満山文化の息吹が満ちている。
さて「神仏習合」とは、神と仏との出会い。これは自然の中に神を見る信仰と、人間の生き方を求める仏の道が調和されているということ。
このことは、現代の「人と自然」との関わり、共生のあり方に通じるものがある。
六郷満山を包む山は奇岩奇峰。修験者達が悟りの境地を求めるにふさわしい景観をみせている。
豊後高田の山路の旅は、こころの辿る旅である。 -
こういった、仏教文化が栄えた時期は、かなり昔のことです。この両子寺は、「養老2年(718)、国東六郷満山の開祖である仁聞菩薩によって開かれた」とされています。
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今回、国東半島内のお寺をいくつか回ってみて、不思議に思ったことがいくつかあります。
(疑問その1)718年、8世紀頃の国東半島が、そもそも文化的・経済的に栄えていた場所なのかどうか、よく分からないのですが、なぜ、これだけのお寺・仏閣などが国東半島に集中したのか、という疑問。現在の国東半島は、お世辞にも栄えている場所とは言えず、むしろ過疎地域に属すると思います。それでも、当時の人口は、現在よりも、はるかに少ないはず。なんだか、人口よりも仏像の方が多かったのではないか、とも思います。 -
(疑問その2)今回、いくつかのお寺を訪ねましたが、かなり不便な場所にあるお寺が多いのです。例えば、両子寺は、両子山の頂上に続く、登山路沿いにあります。両子寺は、国東半島内で一番高い山で、現在の周辺のどの集落からも遠い場所にあります。まぁ、両子寺の場合には、「一番高い山」という意味があったのだと思いますが、その他の多くの寺が、かなり不便な場所にあることの意味がよく分かりません。
(疑問その3)経済的な裏づけはどうなっていたのだろう、平たく言えば、誰がお金(通貨でなければ、それに替わるもの)を負担していたのだろう、という疑問。これだけの山中に、これだけの建物をつくろうとすれば、相当な労働力が必要なはずですが、それを誰が負担していたのだろうか?という疑問も持ちました。 -
これは、川中不動と呼ばれるもの。文字通り、川の中に、石に彫られた、お不動様が建っています。さすがに、川の中に、っていうのは他には見なかったですけど、まぁ、半島中のあちこちに、お寺・仏像を見ることが出来る場所です。
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これは、熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)と呼ばれるもの。出来たのは、藤原時代末期と言われているそうです。藤原時代末期って、いつ頃かな?平安時代のあとは、鎌倉時代ですよね。鎌倉時代は、「いいくにつくろう鎌倉幕府」ですから1192年からですかね?ということは、藤原末期っていうと、12世紀後半ですかね。
両子寺の建立が、718年ということでしたから、このあたりの仏教文化って、けっこう、長期間続いたということなのでしょうね。 -
熊野磨崖仏も、かなり不便な場所にあります。下の駐車場から、山道を登っていくと、すごく急で長い石段が最後に待ち構えています。まぁ、普通の体力の人なら、登れないということはないのですが、でも、夏の昼間、ものすごい汗をかきましたよ。
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写真の奥に見えるのは、姫島です。
姫島までは、フェリーが出ています。写真で見るとおり、すごく近いです。記憶はたしかではありませんが、30−40分程度で着いたのではないか、と思います。 -
今日は、半島の北側から空港まで、ずっと海岸線をドライブしました。国東半島内の大きな海水浴場は、空港近くの南側に固まっています。が、北側・中央部にも大きなものではないですが、けっこう、多くの海水浴場があります。でも、ご覧のとおり、ほとんど人がいないのですよね。まぁ、今日が月曜日だった、ということもあるのでしょうけど、でも、夏休み中ですよね。こういう場所で、のんびりするのも、良いものです。
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国東半島は、僕が中学校・高校時代を過ごした場所です。僕自身は、生まれは関西ですし、高校卒業後は、一度も大分に住んだことはありません。現住所も、本籍地も関東なのですけど、故郷っていうことになると、この大分・国東半島になります。
仏の里と呼ばれ、数多くの仏教関係の文化財があること、自然がきれいなことを除けば、どこといって、特徴のない田舎町ですが、ここに帰ると、緊張から解き放たれ、穏やかな気持ちになります。それは勿論、ある意味で、退屈な町であることの裏返しで、高校時代には、この退屈さが、たまらなくいやで、東京の大学を選び、就職も東京でしました。今現在も、長く住むとなると、この単調さに耐えられるとは思えないのですが、それでも、若い頃に比べると、「まぁ、田舎も良いところがあるよね」って素直に思えるようになりました。
今回も、3日間だけでしたが、充分にリフレッシュして東京に戻りました。 -
この写真は、オリジナルの旅行記を投稿してから約1年後の2006年7月9日に撮ったものです。ひさかたぶりに大分に戻りました。
母親が住んでいる家の周辺の写真です。ご覧の通り、自然以外は、ほんとうに何もないところです。朝からご馳走を食べて、寝て起きて、ビールを飲んで、また食べて、昼寝をして、っていう具合に一日が過ぎていきます。
この日は、台風が遠ざかった後の晴天で、真夏のように暑かったです。暑すぎて何もする気がおきないのですが、よく考えると、何もする必要がないのですね。なんだか、気持ちが穏やかになって東京に戻ってきました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 木場三郎さん 2006/09/30 11:35:43
- 国東御出身とのこと
- 国東半島ランキング一位の旅行記を拝読しました。分かりやすい文章で大変面白かったです。一票です。ちなみに私も本日国東をUPしたんです。
その他の旅行記も拝読しました。独自の視点で文章が書き込まれてることに僭越ながら感心。
- sagamiさん からの返信 2006/10/01 15:31:16
- そーか、宇佐神宮か
- 木場三郎さま
ご訪問、書き込みありがとうございます。
木場さんの旅行記も拝見いたしました。
僕も、木場さんと同じことを不思議に思っていたのです。
なぜ、この国東半島の仏教文化が栄えたのか?パトロンは、
誰だったのか?
そーか、宇佐神宮だったのですね。
たしかに、考えればそれしかないですね。地元出身なのに、
教えられ、少し恥ずかしいです。
出身地である国東半島を出て、約30年になります。
時々帰省しますが、成長とか開発とかという言葉とは
無縁のようなこの土地は、30年前と何も変わっていない
気がします。
木場さんの絵、すてきですね。
絵を描きながら、ゆっくりと旅をするスタイルにもあこがれます。
どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
sagami
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- Rockyさん 2005/10/01 08:07:04
- >「まぁ、田舎も良いところがあるよね」...
- sagamiさん
>「まぁ、田舎も良いところがあるよね」...
この田園風景は心を和やかにしてくれますね...
平和な日本を感じるワンショットですね........。
mrocky
- sagamiさん からの返信 2005/10/02 19:50:25
- RE: >「まぁ、田舎も良いところがあるよね」...
- mrockyさん
こんばんは、ご無沙汰しています。
書き込みありがとうございました。
そうなんですよね、「和み」「癒し」という言葉を
田舎にいるとよく思い出します。
都会にあっては、田舎の和み・癒しを想い、
田舎にあっては、都会の刺激・喧騒を懐かしむ
そんな気持ちありませんか?
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