Zermatt 2

2005/07/02 - 2005/07/03

快晴のマッターホルン。
それだけで十分でしょうね。

エリア ツェルマット(スイス)

教会裏の、登山家の墓地。
それを見下ろすマッターホルン。
複雑な心境です。

マッターホルンをはじめ、
Zermattの山に散った登山家達の墓。
愛用のピッケルだったのでしょう。

墓石の銘文を読むと、胸を打たれます。

1865年、7月14日。マッターホルン初登頂に成功した
タグワルダーの碑。
Zermattの山案内一族で、その後も名を馳せました。

初登頂の成功は、この人無しでは
ありえなかったようです。
同じく山岳ガイドのミシェル・クロー。
ウィンパーの「アルプス登攀記」に
よく出てきます。

夕焼けのマッターホルンを見て興奮し、
登山家の墓で胸を打たれ、
複雑な心境で夜のZermattを歩きます。

その頃も、今も変わらないマッターホルンは、
神か悪魔か・・・。

翌朝、自然に5時30分に目が覚めました。
ホテルのテレビで山を確認すると、
既に朝焼けのマッターホルンが！
飛び起きて、写真スポットの橋へ。
すでに大勢の日本人でした。（苦笑）

夕焼けに比べ、朝焼けの方が時間が短く、
赤味も少ないですね。
でも、その日一日、気分よく過ごせますね。

朝食後、ゴンドラでシュワルツゼーへ。
ここからのマッターホルンは、一番迫力があります。

クラインマッターホルン展望へ。
標高は3,883ｍ。
モンブランのエギーユ・デュ・ミディ展望台、
ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台と制覇し、
これで遂に、スイス展望台最高地点を制覇！

クラインマッターホルン展望台も日本人だらけでした。
有料の双眼鏡があり、コイン（スイスフラン！）を入れると、
目の前にマッターホルンが見られます。
イタリア側山頂の十字架や、
エルンリ小屋より遥かに高いところにある、
避難小屋が見えました。

これがマッターホルンです。
クラインマッターホルンから見ると、
このような形で、
高さも強調されなくなります。

展望台からは360度、ヨーロッパが見渡せます。

展望台下のレストハウスでは、
360度パノラマ写真と、
大伸ばしのポスターが売られています。

すぐ隣にブライトホルンがあり、
そこを登っていく人たちが小さく見えます。
さほど経験無くとも、ガイドの案内で、
クラインマッターホルンから2時間ほどで
登れるそうです。

Zermatt谷の遥か向こうに、
小さく飛び出た白いとんがり、
それがユングフラウ、メンヒです。

モンブランも見えます。
でも、モンブランは、実際にはフランス領です。