2005/07 - 2005/07
164位(同エリア186件中)
オイラアさん
幻の花とも言われているエーデルワイス。スイスの“自然”が唯一残されている場所に、その幻の花は咲き乱れていた。
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もともと、エーデルワイスを見に訪れたわけではなかった。トレッキング以外の一切のアクティビティが禁止されてる国立公園で、スイス本来の植生が見たかったからだ。
パンフレットやガイドブックに載っている“美しいスイスの風景(イメージ)”は、数百年かけてスイス人が造り、保ってきた、言ってみれば人工の風景。だから、スイスの“自然”を見たければ、人の手を加えることを禁止された国立公園へ来るしかない。
そこでは、牧草地でカウベルを鳴らしながら草を食む牛ではなく、手付かずの自然と野生動物が迎えてくれるはずだ。 -
国立公園内には21のトレッキングルートが設定されている。今回選んだのは、イルフオルン(Il Fuorn)からシェラ山(Munt la Schera)の頂上を経由しブファローラ(Buffalora)に下るルート。高低差800m、約6時間のコースだ。
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イルフオルンでは優先種だったmountain pineも、標高2000mを越えた付近から次第に小さくなり、次第に視界が開けてきた。それと共に姿を現すのが、イタリアのリビーニョ湖(Lago di Livigno)と、ダム(Punt dal Gall)。
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そして、さらに少し登ると森林限界を超えた。そして、期せずエーデルワイスがあちこちに姿を現した。石灰岩や白雲石など炭酸カルシウムを含む土壌を好むこの花は、太陽の当たる斜面に群生する。だからだろう、シェラ山頂へと続く南向きの急斜面はエーデルワイスがその白く美しい花を咲かせる格好の場所だったのだ。
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あとで聞いたところによると、スイスでは国立公園にいくこと自体が珍しいことらしい。人の手をかけない=荒れ放題、なわけだから、他にたくさんの美しい場所やトレッキングコースがあるスイスで、交通の便も悪いのにわざわざ荒れ放題の場所を見に行くの? ということなのだそうだ。
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ノート:
国立公園(Parc Naziunal Svizzer)へのアクセス。チューリヒからLandquart、Sagliainsで乗り換えてZernez下車。Muestair方面行きのバスでIl Fuornで降車。所要約3時間。地図は、スイス国立地理院(?)のOfenpass (No.259, 五万分の1)がほぼ全域をカバーしている。なお、国立公園内では植物の採取が一切禁止されている。とっていいのは、当然、写真と映像だけ。
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