カイロ・イスラム地区

2004/12/26 - 2005/01/08

観光地とは云いがたいほど汚いが一応世界遺産。まずカイロでももっとも古いモスクのイブン・トゥールーンにカイロの雑踏を通り抜けタクシーで行った。外壁を隔ててモスクの中は森閑としていて不思議な気分。簡潔な幾何学的建築。そのシンプルさが青空の下で映える。ギリシャのキクラデス諸島、島から海を臨む白い教会を思い出した。

そこからイスラム地区を歩き廻った。ブルーモスクの美しいタイルがみたかった。でもすぐ迷子になる。現地の人に地図を見せながら尋ねてみたがなかなか誰も知っている人はいない。一人若い男性が連れて行ってあげる、と私の前を歩き出した。結局随分歩いたが無事モスクに着く。謝礼にとチップを出したら、悲しそうな顔をして、手を横に振って足早に去っていった。

エリア カイロ(エジプト)

879年に建てられたカイロで一番古いモスクの一つ、イブン・トゥールーン。後世に建てられたモスクとはデザインがかなり違う。ミナレットも古代オリエントのジグラットに似ている。静かで異次元に来たかのよう。訪れる価値あり。

ブルー・モスクのタイル。なかなか暗くてうまく写真が撮れませんでした。本物はもっときれい。

どこまでも続く市場スーク。エジプト綿は有名ですが、このように市場で卸されるとは見当がつきませんでした。

新市街もほこりっぽかったけど、イスラム地区はもっとひどかった。それ以上に貧しい、という様相でした。