ビーナス発見の地を確かめたくてミロス島へ:後編 (エーゲ海プカプカ紀行 5）

2003/07/29 - 2003/07/30

あきらめて、また最初入ってきた道まで戻る。
もう見つけるのは無理かな・・・と、あきらめかけた頃、最初に見つけた看板まで戻った。 『ここでミロのビーナスが発見された・・・』という場所に戻る。
そのときふっと気が着いた！！！

エリア その他の観光地(ギリシャ)

この山のてっぺんも目指したが・・・。

また看板まで戻ってきた。『ミロのビーナスがここで発見された』と書いてあるものの・・・。

ふと看板のある道の下をのぞいたら・・・。

そうだ！ 私は早合点して、こちらの方向がその場所と、取り違えていたが、その場所こそが私が 探していた現場ではないか！
看板のある場所から下の暗い茂みに目をやると、木の陰で薄暗い目立たない場所に 大理石のプレートが・・・！
あった！！！
すぐに降りていって、日の当たらない地味な場所に立ち、しみじみ感じ入る。
彼女はここに長いあいだ眠っていたのか・・・。 これはとても感動的な出来事だった。 （パリに行って本物のビーナスに会いたくなった。）

ビーナス発見の地から見た風景は、特別だった。

この後、またレストランのある場所まで戻り、クリマという村に行ってみることにした。 かなり歩いてみたが、行けども行けども目的地に着きそうもなく、もし陽が暮れたら灯りが ないので帰れない。３０分程歩いて、あきらめ元にもどる。
戻った先には夕陽を見るための公園（見晴らし台）があった。 そこには二人のおじいちゃんがいて、
「その小さな公園の隣にある民家の中に入るともっと 夕陽がよく見えるよ」 と教えてくれた。
真っ赤な夕陽が沈む直前で、山の中に沈むまで目を離すことができなかった。