2005/05 - 2005/05
628位(同エリア662件中)
オイラアさん
マインツといえば、グーテンベルクの生まれた所です。で、このグーテンベルク、1450年代に活版印刷を発明し、書籍を安価でかつ大量生産することを可能にした男です。
この発明がもたらしたのは、文字の一般化、情報の均質化、著作権の発見など「書籍」周辺の発展だけだはなく、聖書を一般に普及させたという点で宗教改革の原動力になり、その宗教改革は現在世界を席巻している資本主義を生み出すことになります。
この視点からすると、グーテンベルクは、世界を変えた男、といっても過言ではない!
というわけで、インターネットが世界を席巻し、活版印刷に次ぐ情報革命を引き起こしている今こそ、温故知新、グーテンベルクに敬意を示すため、マインツまで出かけたのでした。
-
という大げさな前置きは、これぐらいにしてマインツ駅。この日も激しく天気が変わりました(「モーゼル川沿いの街、コッヘム」参照)。着いたときは、雨。グーテンベルク博物館をでたら、晴れ。この時期の天気はなんでもありなのです。
-
マインツはライン川沿いの街です。バーゼルから約250km上流、川幅もずいぶんと大きくなりました。
-
さて、グーテンベルク博物館。内部は撮影禁止なので入り口の写真しかありませんが、とてもよい博物館でした。
特に、グーテンベルクが印刷したとされる42行聖書は、非常に美しかったです。ほかに印象深かったのは、活版印刷が発明されて50年ほどすると、今と比べても遜色のない品質の本が作られていることです。
たぶん、この時代の知識層は興奮した時を過ごしていたのではないかと想像できるのです。ちょうど今我々が、インターネットに驚嘆し興奮した時代をすごしているように。 -
グーテンベルクの全身像が、劇場の前のグーテンベルクプラザにあります。なかなか威風堂々としているのですが、よく見ると、彼がぴっちりタイツをはいているのですよ。彼の時代の標準ファッションなのでしょうが、やっぱり違和感あるよなぁ。
-
さて、活版印刷技術によって、人類は知識を本に固定して大規模に配布することが可能になったのでした。が、これは誤った知識の配布も可能なわけです。本という形ではないものの、マインツで見かけた日本料理屋の看板の小さな誤りは、そんな情報の不確実性を垣間見せているようでした。
…えっ、考えすぎ?
(「ローレライという難所」につづく)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
5