春の野沢温泉

2005/04/30 - 2005/05/01

　７年ぶりに菜の花畑を見に春の野沢温泉に行ってきました。
１日中菜の花公園でぼけーっとしていたい...
そんな気持ちに...

エリア 野沢温泉(長野)

　今年のＧＷはむちゃがカレンダー通りの休日だったため、旅も細切れに...
まず、第一弾は野沢温泉です。
　子供の日も近いことから　菜の花畑に着くと空には鯉のぼりが元気に泳いでいます。この時点で初めて野沢の菜の花を見る那智は感動！

　菜の花公園の奥に進んでいくと、限りなく一面菜の花畑なのです。
観光に来ていた子供たちも菜の花に埋もれるかのようにお花畑を楽しんでいます。

　そう意外と野沢菜は　この菜の花からできてるって知らない人も多くて、野沢菜は菜の花なんだよ！っ言っても誰も信じてくれなかったり...
　この花から取れる種をもう一度植えて　葉がでてきたのを刈り取り漬け込んだのが野沢菜なんだよね〜〜
普通の菜の花とは確かに種類は違う花ではあるんだけど...とそんな事を那智どんに解説しながら　しばし散策

　写真を撮る家族...
な〜んか、ほんわかした空気が...みんなの楽しそうな気持ちがつたわってくるような感じ
　那智どんはここでもカメラを離さず、あっちこっちと撮りまくりん！
菜の花の香に包まれながら、まるで花酔いしてしまいそうだと言いながら....

　ミツバチもあま〜い蜜を吸いにやってくる...

例年だとこの時期もう菜の花も終わりなんだけど、今年は寒かったせいか、まだまだ５分〜６分咲き
菜の花祭りも３日からみたいで、満開を知ってる私はちょっぴり寂しいと思いつつ...
　
　でも、初めて見る那智どん　満開になったらどんななるんだという感じで　これで充分でしょ！と満足気

「なのは〜〜なばたけ〜に　いり〜ひ　うすれ〜〜♪みわた〜〜す　やまの〜は　かす〜〜みふかし〜♪」
　そうあの朧月夜はここ、野沢の菜の花をうたったものなんだよね...

　私も那智どんも無意識にず〜〜と朧月夜を口ずさんでいた(^^)
　
　桜もちょうど散ってる時で、菜の花の黄色と桜のほんのりとしたピンクがとっても綺麗で、何時間でもず〜〜と花の中にいたいって思ってしまった

　畑仕事をするおばあちゃんも...(^^)
菜の花って咲くのを遅らせることはできても、早めることはできない花なんだって...
　花が終わってからがいちば〜〜ん忙しくなるんだよね
もう一度種まきしたら２．３週間で刈り取って、野沢温泉の麻釜で洗い漬け込む作業を一気にしなくっちゃいけないのだから...
　日本全国に、この野沢菜が届いていくんだよね〜〜などと思い巡らしながら...
デスクワークをしてる私なんかが、腰がいた〜いなんて言うのは、まったくどうなんだか！と思ってしまうよね

　那智どんは、さかんに夕暮れ時のこの菜の花畑がどんなふうに映るのか...見た〜いと....
「朧月夜」の風景を見てみたいと思っているようで...

　朧月夜の作者　高野辰之氏は　ふるさとの作者でもあるんだよね...
すごく綺麗な言葉で、わかりやすく、情景を描写しながら心にしみる歌を作るよねと　那智どんと話しながら、「ふるさと」も隣の豊田村で作られたと、今回たまたま通った時に知ったのでした。

　
　
　

　名残惜しくも、今夜の宿の野沢温泉に...
ここは１３の共同浴場で有名なところ

　もちろん二人とも全湯制覇！を目指すのであった。
熊の手洗湯のお湯を引いてる「てらゆ」さんに...
着いて、湯めぐりの前に旅館のお風呂で身体洗ってからと...
　夕食前に２湯
そして、夕食後に11湯まわりなんとかぜ〜〜んぶ制覇！
歩いた距離だけでも半端じゃなさそう...

　でものんびりゆかたで歩きながらの湯めぐりは、どこの温泉よりも、温泉情緒を満喫
一つ一つの湯の違いを楽しみながら...いろ〜〜んな事を話ながら歩くなんて、できそうであまりできなかったりする事だもんね

　翌日は朝から、朝市を見に...昨夜の歩きすぎのためか、むちゃはすさまじい筋肉痛に...
できたての厚揚げを２人でふぅ〜ふぅ〜しながら食べたり...自然薯買ったり　雰囲気を楽しみながら朝の散歩
　
　宿をあとにし、野沢温泉の中にある　高野辰之氏の「おぼろ月夜の館」へ...
「春が来た」「紅葉」なんかも信州での風景　そして高野氏が代々木で歌った「春の小川」などの紹介がされていた。
歌を聴いているだけで、な〜んかじ〜〜んと...自然の中ですごしたおかげか、心がすごく素直になってるみたいで...忘れかけてた想いが溢れてくる....

　最後にもう一度大湯につかり、野沢温泉を後にするのでした。
十王の湯の前に祀られていた閻魔様たちをパチリ！

　帰る途中、あ〜んなにお風呂づくしだったのにもかかわらず、高山温泉郷の中の松川温泉にて混浴の露天風呂に入りに...　春風に心地よく吹かれながら、この旅最後の温泉を楽しむのでした