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武陵源、張家界、広州の7日間

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2000/10/13 - 2000/10/17

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チャウ

チャウさん

2000年10月13日より17日までの5日間の旅日記です。
5月に雲南に行った時に、自転車でダウンヒルをしたのが、非常に良かったので今回もと思い、
折りたたみ自転車を持って行きましたが、結論的には失敗でした。
10月13日  関空ー広州ー張家界
    14日   張家界、武稜源(黄龍洞、宝峰湖)
    15日  武稜源(天子山自然保護区、西海景区、十里画廊景区)
   16日  武稜源(金鞭渓景区、少数民族民家、温泉)−張家界ー広州
   17日  広州ー関空
今回も、ノースウェストのマイレージ(2万マイル)を使い、9月上旬に予約をしました。6日はだめでしたが、
一発でOKがでました。ところが、15日から広州交易会が始まったせいか、張家界ー広州の切符がなかなか
OKが出ず、中国国内線のチッケトが手元に届いたのは出発前日になってしまいました。
ビザと航空券の手配に努力をしていただいた、タイム21の谷口さんに感謝します。


13日関空ー広州ー張家界

 金沢を夜中の1時過ぎに妻に送ってもらうつもりだったが、悪いので自転車で駅まで行く。2時50分発の急行きたぐにで、大阪に向かう。そもそも何故に自転車かと言うと、「地球の歩きかた」の地図を見ていて、ロープウェイがあり、頂上より自動車で下れる道があったからだ。MLにダウンヒルできるかどうか質問を出した所、大丈夫だろうとの返信もいただいたからだ。

 関空には8時に着く。チェックインを済ましてから、インターネットで印刷してきた空港で使える割引券を、荷物の中に入れたままだと気ずく。自転車を預ける時に壊れても、文句は言いませんのカードに署名させられる。広州の白雲空港へは、ビルの林を掠めるように降下する。かっての香港啓徳空港みたいだ。3年後には新しい空港ができるそうだ。 一時荷物預所に荷物を預けようと、係官に聞くがわからない。建物を出て右側に行くと国内線があり、もっと進むと行李奇存処(15元)があった。

空港近辺をうろつくと、虎の足や、猿の無残な形のミイラ、鹿の角、などを地面に並べて売っている。虎の足首には虎模様があり、肉はないが筋や血管が配線の様に出ている。半透明のみずみずしい骨を、売人が客とおしゃべりしながら金のこで切っている。写真を撮ろうとするとものすごく怒られた。少し離れた所から写す。
広州は建築ラッシュだ。
 
いたる所で工事をやっている。細い細い自然木を足場にして、30年前まで日本でもよく使っていたミキサーを回してスラブ(床)打ちをしている。

 解放路を進みプラタナスの並木がトンネルになっている道に進むが、何も面白いものはなかった。焼いも(1元)を買い、土鍋飯(6元)を食べる。町の中心部にまで行こうとタクシーに乗るが、そんなに遠いはずがないのに58元もした。どうも回り道をされた様だ。 6時になったので、空港に帰ろうとするが立体交差点の通過方法がわからない。どうも、クローバ型になっており、直進したいのに一旦反対方向にいき、廻りこんでまた反対方向に廻り込み通過する。今まで頻繁に空港の看板が出ていたのに、しばらく見えなくなったので通行人に聞くととうり過ぎていると言う。普通の道を曲がり、もう一度道を聞いてやっと空港に着く。どうも、我自転車を見て近道を教えてくれたのだろう。

 前にツアー客が20人ほど並んでいる。添乗員が荷物を並べたり、搭乗券に変えたりと忙しい。カウンターでは女性が一人で荷物にラベルを貼ったり、ボーデングカードを発行したりでもっと忙しい。隣のブースでは男が4人で、ちんたらやっている。少しは手伝う気になったらどうだ。乗機場への入口が解らない。絵文字でここかなと思う所で見ていると、乗客が入ってくるので解った。新空港建設費50元を入り口で払いカウンターに行くが、パスポートとぶっきらぼうにいわれ、当然用意していたので直ぐに出したが、航空券を出せと言う。搭乗券があるから不必要と思ってしまいこんでいた。

 グループツアーの人達は台北からの観光客で、うちわの上で、にわとりが餌を食べ会うおもちゃが33元したという。おじいさんはそれは高すぎると思わず言った。(後に10元で売っていた) 飛行機が50分遅れる。飛行機は中国国内を朝から使いまわしをするため、一ケ所ででもトラブルが起きると次々と遅くなる。だから夕方の遅い出発の便は付けが廻りやすい。 8:50搭乗開始。今まで張家界と表示してあったが、搭乗口には大庸となっている。94年に大庸市が張家界市に名前が変わったのだ。どうして中国人は席の決まっている飛行機に乗るのに、我先にと急ぎ列を乱すのだろう。

 10:30着小さい空港だ。でも荷物がなかなかでてこない。タクシーが4台停まっていた。町まで20元。(10元でたくさん) 玉屏賓舘までと言ったのに着いた所が良苑大(liang yuan hotel)。定価表には268元だが運転手は200元で良いと言う。フロントに確かめるとOK、部屋を見せてもらう。豪華ではないが、広々としてきれいな部屋だ。バス、トイレ付き。文句ない。ただ、同じ時刻に入った隣の客が、遅くまでトイレやシャワーを使うので、もろに音がする。でも直ぐに寝入る。

14日張家界ー武稜源区(黄龍洞、宝峰湖))

 朝7時に起きる。窓から普光禅寺が見える。まずは朝食、大学の入り口の所で、おにぎりほどの大きさの‘蒸し焼き飯‘を食べる。燃料は練炭だ。町のあちこちに練炭屋がある。 普光禅寺は中国では普通の寺、せっかくきたので無事を祈ってお参りをする。
山珊瑚の数珠を150元を100元に値切り買う。ご利益があるだろうか。龍眼井は、3Mほどの石に龍の頭だけが彫ってあり、目の所が井戸になっている。

 長途汽車站ヘ向かう。南西路は露店街。横道に入ると、木造の町並み、庶民の生活が垣間見える。 9:55出発。乗車賃は5元だが自転車の分もいると言う。10元出してさっさと乗りこむ。パジャマのズボンをはいて、上はスーツを着た妊婦さんがいたり、ニワトリの親子が行列して、庭に出て来たりしているのを見ていたりと飽きない森林公園への分岐点に7.5KMの看板があり、長いトンネル(有料)をくぐると風景が武稜源になる。

 11:00着。バスターミナルの近くのテント長屋ですこし早いが昼食にする。きのこや、クリ、ピータンと食材は豊富。きのこは金沢辺りで言う‘くまのみ‘じくは空洞になっているきのこで、時間が経つと色が悪くなる。レストランのおやじがガイドを申し出る。3日間で幾らだと聞くと400元だと言うので承諾する。天子山に行きたいというが、雲があってだめだと言う。ホテルを決め(120元)自転車で、こ1時間で黄龍洞に着く。急に道が良くなる、黄龍洞に近づいた事が解る。どこでも観光地のまわりはよく整備されているものだ。 張家界駅の次の駅、慈利(ちり)からだと110KMとあった。慈利の旅行会社のツアーの方が安いそうだ。

 黄龍洞の一歩手前の田んぼで、牛を使って田おこしをしている。残っている稲の切り株を見ると、株数が15ほどしかない。日本では30から40はあると思う。土地がやせているようだ。そう遠くない昔には‘なき米‘ということがあったそうだ。もう死が近づいた年寄りの枕元で、せめて音だけでも聞かせてやりたいと、竹に入れて振ったという。民家を撮る。 黄龍洞への入り口まで、道路より500M程は歩いて行かなければいけないが、我々はもちろん自転車で行く。焼き栗(4元)やトウモロコシその他、御土産屋が沢山並んでいる。入り口で少し待つ。ある程度人数が集まらないと出発しない。船に乗るからだと思う。きれいな御姉さんに連れられて、1:00に出発。

洞内は以外にも乾いた洞窟で、鍾乳石は少なく、細い細い石筍が、ぽつんぽつんとあるだけだ。ただドームは大きくて広い。30分ほどで船着場に着く。30隻ほどの舟が並んでいる。電気で動いているらしく、蓄電池がずらりと並んでいる。中は4層になっているらしく、登ったり、降りたりときつい。途中に‘出口はこちら‘‘迷宮はこちら‘の看板がある。くたばったら近道できる。迷宮は日本の鍾乳洞と同じで幅も高さも小さい。迷宮は別料金で10元。団体に紛れて入場しようとしたが、厳重な人数チェックがあり、戻って入場券を買ってこいと言われるが、面倒なので10元渡して無理やり入る。途中で営業写真を撮ってもらう。6元。出口の階段下で受け取れと、ガイドがわざわざ教えてくれる。

3:10出洞。御土産屋で、樹木の模様になっている大理石を、480元を120元で買うが、あっさりOK出たのでもう少し安いのかもしれない。 帰りは、すこし登りになるので三輪トラックバスで宝峰湖ヘ向かう。町より1.5KMで直ぐ近い。宝峰湖は索渓峪自然保護区にあり、入り口で入場料を払うが、切符切りのおばちゃんがガイドの分も必要だという。一人で中に入ると、篭かきの人がいるのでまっすぐ進む。これが大間違い。変だな変だなと思いながら歩く。前からバイクが来たので乗せてもらって(10元)宝峰湖賓舘につく。このホテル、見るからに立派で日本語を話すスタッフが3人もいるという。一泊幾らだと聞くと560元だという。迷い込んだ変な日本人に親切にも付き合ってくれ、湖の岸辺から遊覧船を呼ぼうと叫んでくれた。結局だめでホテルの車で入り口まで送ってくれた。10元差し出すが遠慮しながらも受け取ってくれた。気持ち良い。

 ガイドに船に乗れなかったと言うと、切符切りのおばさんに、だから付いて行かないとこんな事になるんだと抗議してくれた。入って直ぐに宝峰飛瀑がある。この滝は不思議な感じのする滝で、せり出した岩から水が大量に出ている。あれはナチュラルかと聞くと、ハーフナチュラル、ハーフメンメークという。ダムの放水路だったのだ。本当によいアイデアだなと感心する。 もう時間も遅くなって、誰もいない公園を進み、ほぼ垂直になっている崖に階段が取り付けてある。コンクリートのものである。踊り場ごとに一つづつ、足場を作りながら積み上げて行ったもので、高さは80Mあるという。登れるかなと思ったが意外と楽に登れた。 登りきった所が宝峰湖で、当然誰もいない。向こうに船着場があり、小船を呼んでくれ15分ほど巡ってくれる。宝峰湖賓舘のパンフレットを見ると古朴野趣(鵜飼捕魚)清純傾情(軽舟放歌)とある。いろんな事をしてくれるようだが、今はなにもない。ほんとに静かだ。
猿の鳴き声がした。このガイドさんはよくやってくれる。

 ガイドさんのレストランで鶏なべを食べる。鶏を食べるかと聞くので‘うん‘と答えると、篭の中から生きたニワトリを取り出し、裏へ持って行く。鶏肉と生姜だけの鍋料理なのに高かった。(65元) 中国元がほとんどないが、交換できるかと聞くと、8時には銀行が開くので大丈夫だと言う。明日は日曜日だよと確認するが大丈夫だと言う。

15日武稜源(天子山風景区、十里画廊、水曉四門)

 天子山風景区7時に出発の予定が、8時に銀行に行く事になる。所が銀行では、香港ドルか米ドルしか交換できない。そんな事も知らなかったのかと腹が立った。ガイドは300元しか持っていない。多いに心配なので、他の人から借りる事になる。しばらく待っていると、いかにも小金を持っていそうな親父が現れ400元貸してくれる。待っている間に屑ひらいが、店の人から新聞紙と、ケミボトルを買い上げている。幾らぐらいになるのかなと思って見ていると4.2元貰っていた。

 9時になって出発。ゲートで入場料(108元)を払う。ロープウェイ駅まで軽バンタクシーで40元。この軽は今日の予定下山地点まで自転車を持って行ってくれる。一箇所トンネルがあり、片側通行でパトカーが整理している。幸い時間帯が登りの車ばかりなので、案外スムースに行くが、駐車場はいっぱいで、割りこみ突っ込みで大特売場状態。やはり、9時を過ぎると張家界に泊まっていた観光客が大勢やってくるので大行列ができる。ロープウェイに乗るのに1時間かかる。
ガイドの話では7,8,9月が大シーズンで、一日7000人多い日には40000人も来たという。中国人が70%、香港人と台湾人とで20%、外国人は10%だという。

 頂上駅では、無料バスで展望台(天子峰1262M)まで行くのにまた大行列。つづら折りの行列の後ろの方で日本語が聞こえるので、どなたか中国元を沢山持っている方はいませんかと聞くと、我々は持っていないがガイドさんなら沢山持っているという。頼むと気持ちよく2万円分交換してくれる。少し話しをすると、なんと金沢から来ているという。墨絵を趣味としているグループで、私でも知っている美術店の愛好会だった。賀龍公園で日本語の説明を聞いたり、金沢では今がキノコ狩りのシーズンで、これだけ松ノ木や、どんぐりの木があるから、沢山採れるだろうと話している。

 ここから見る西海(峰海、林海)は武稜源そのもの。少女が花束を抱えているように見える\'仙女散花‘、6本の筆(六根石柱)を束ねたように見える‘御筆峰‘等など、奇観としか言いようがない。写真ではこの凄さは解らない。 解説本によると、岩柱峰が3,103座、千メートル以上(?)の柱峰が243座あるという。久旱不断流、久雨水碧緑(なんとなく理解できそうな言葉) 御土産屋さんの前を通り、赤い4層(閣高30M)の建物‘天子閣へ向かう。金沢のおじさんが入口辺りで、プラスチックで出来た七福人の置物を、200元を100元におまけさせて喜んでいると、奥のほうまで行くと35元で良いと言う。

 天子閣からの眺めも素晴らしい。一階は食堂、2,3階は薬草売り場、4階が展望台になっており、西海方面とロープウェイの方面が一望できる。後で聞いた話だが、占い師がいたそうである。ここには武稜源の模型があり、全体を空中から見たようにできる。写真を撮ろうと椅子を借り、土足で登り撮ると拭いていってくれと言われ、面倒なのでズボンで拭いたら大笑いされた。 1階は食堂で、焼ソーセージを買う。3本5元かと思い買ったが、1本5元だった。茶店で土客料理を食べる。何かそば粉を溶かしたものに生姜を刻んで入っている。ライスパフをいれたり、おかずを入れたりでお粥みたいに食べる。1杯平らげると、直ぐに追加してくれる。おかずも同じでお腹いっぱいになる。2人で30元ぽっきり。あとで桃花源の名物‘手偏に雷茶‘と解る。 
  
 天子閣の下より下山を始める。ガイドブックに書いてあるように歩きやすい石の階段だ。この石は何処から持ってきたのだろう。回りは石だらけだから、切り出してきたのかもしれないが、どうも違うような気がする。何故なら階段の石は赤黒い、武稜源の石は石英砂岩と書いてあり白っぽい、勝手な推測だが、張家界からの道沿いでよく石切り場を見たから、あそこから人力で運んだのではないかと思う。 所ところに点歌台があり、民族衣装を着たきれいな女性が、歌を唄っている。観客の中から歌の上手な人が出てきて、どうも恋の歌を背景に書いてあるとおりに唄うのだけれど、うまくは唄えない。そんな歌の下手な人はいやだわと逃げる。そんなこと言わないでと抱きつく。中国語はぜんぜん解らないが雰囲気がおもしろい。下山の途中でもハンドマイクを持ったガイドさんと客が、掛け合いの歌を唄っていて楽しかった。

 天子台を通る。ここは少し下だった所にある展望台で、道より別に148段登らなければ行けない。西海が別の角度で見れる。写真屋が断崖に足場を掛け、身のすくむような所から写真を撮ってくれる。(2元) 雲隠林深と大きな石に書いてある所のほんの少し手前に脇道があり、そこへ入るとすぐにチムニー(煙突)状になっているところから、絵葉書等で見たことのある岩が見えるビューポイントがある。 サルがいて、飼い主が大きな声をかけると、気を付けをしたり、肩に手をかけたりしてポーズをとってくれる。1ポーズ1元。 

人間の形をした 芋 を売っている。まるで裸の人間そっくりで、頭から手、足、おまけにちんぽこまでついている。オスとメスが対になっているようで、珍しいので写真を撮ろうとしたら、物凄い形相で断られる。ガイドに聞くと、ご禁制品で警察に捕まってしまうらしい。

 十里画廊につく。電気汽車に乗る(18元)。ガイドはただ。おサルの電車のようで、歩きよりは早い程度。15分も乗っていない。時間に、体力に余裕がある時には乗る必要はありません。地図に載っている写真は新幹線ひかりだが、現在のものは不細工な5両編成の電車だ。ひかり号は駅の横に展示(放置)されていた。下の駅で、朝送ってくれた軽タクシーが、自転車を乗せて待っている。水暁四門のホテルまで送ってくれる。

雨がひどくなる。まだ3時だ。晴れていれば金鞭渓を歩く時間は充分あるが聚賢山荘に投宿。(180元)見た目はきれいだったが、中は最低。部屋は狭いし、なにか匂いがある。ガイド任せにしたのがまちがい。値切れないしチェンジできない。まっチェンジしようにも他も同じような山荘が5,6軒あるだけだ。少し寒い。下に降りて行くと、椅子を勧めてくれる。これがコタツになっていて暖かい、火が欲しくなる季節だ。厨房を覗く。何を食べたいかと聞かれ、いろいろ食材を出される。鹿の肉らしい物を炒めてくれる。当然大きな唐辛子が入っている。大根の漬物と、レンコンの炒め物、さやインゲンの炒め物を注文するが(120元)、四人分は充分あった

16日武稜源(金鞭渓)張家界(温泉)広州

 水暁四門の山荘を8時ごろ出発。ここは、イワユル十字峡になっていて、東西南北に谷があるので水暁四門と言うそうです。 射撃屋があるのでやって見る。コルク玉や空気銃ではなく、少し本式のライフルで薬包も出てくる。軽い衝撃があるが、10Mほどの風船には当たらない。写真を撮ってもらうが手ぶれがひどい。でも、より迫力が出ているかもしれない。薬包を1個だけ記念にもらう。

谷川沿いにあるく。十和田湖の奥入瀬みたいな所で、歩いてこそ値のある所。ここでも篭屋がいるが、乗っている人は見なかった。でもトランクやお土産の入った荷物を運んでくれるポーターを利用している人は沢山いるようだ。 昨日見た、人間の形をした 芋 をうっている。やはり写真はだめだが、30元でどうだと言われる。無視すると10元になる。今日のはよく見ると男女ペアで、男にはチンポコ、女にはおっぱいがついている。それもつるで二体繋がっている。どうしても写真に撮りたいので、岩にいもを乗せて写真を撮る。二元はらう。

 道はよくすぎる。でも坂になっているのなら自転車でらくらくコースだが、所々階段になっているのでほとんど乗れない。ガイドの李さんは‘面倒なものを持ってきやがって‘といった顔をしている。川原に降りて、水の流れをいれて岩柱を撮影したりでのんびり歩く。金鞭渓の名前の由来になった、始皇帝が武稜源を刻み込んだ時に、置いた武器(金鞭)が石になったのや、神鷹が金鞭を捉まえようとしている岩ある。長寿泉があったので飲んで見る。うまい。また旅行にいける。

 10:50金鞭渓入り口着。ここは1級観光地だから露天商も沢山いる。桃やキーウィやあけびを袋に取り、幾らだと聞くと80元だと抜かしよる。あほぬかせと突っ返すと30元にすると言う。最後には20元にまでなったが、不信感で買う気がなくなる。 ここからは黄石塞ロープウェイにも行けるし時間もあるが、行ってもなんにも見えないから無駄だと言われ素直に言う事を聞く。朝からの軽タクシーにまた乗り、森林公園管理事務所のあるホテル街のレストランに入る。 席に着くなり、熱湯消毒したコップを、はさみでつまんで差し出されたのでびっくりした。厨房を覗きオーダーする。白い木くらげと、黒い木くらげがあり、黒いのは別に置いてあった。値段を聞くわけでもなくいろいろ注文したが、魚の皮みたいな黒いものがなんとなく歯ごたえがありうまい。でも一つ一つ説明してくれた計算書を見ると、ダントツに高い80元もしていた。 店の親父がチェンジマネーしないかと言う。幾らだと聞くと1万円が710元と言う。当然740元にしろと言うとあっけなくOKになる。

後で空港で中国通の人の弁では、うまく持って行けば800元近くにまでなるそうだ。手元にお金がないので、銀行に行ってくると言うからついて行く。あかい献血手帳みたいな通帳から現金を引き出している。ちょっと気になったので失礼ながら見せてもらう。18000元ほどの残高だった。日本円なら25万円ほどになるが、実感覚だと200万円ぐらいだろう。商売用の通帖だろうと思う。 おばあさんが本や絵葉書を売り歩きにくる。写真帖はすでに持っていたのでCDを買う。(25元)ところが後で見るとVCDのタイプで、日本の物では使えない。DVDでないといけないと、知っていたはずなのにうっかり買ってしまった。母親のような年回りの人だったので買ったが、若い人なら注意してくれたかもしれない。

 軽タクシーで張家界まで行く。途中客を2,3人下ろし、村の暮らしを見たいと希望したので、脇道にはいる。がたがた道を少し行くとぽつんぽつんと家があり、村人に連れられて丘の上の民家に着く。30過ぎのにいさんが、桶を作っている。ベビーバスだ。奥の部屋では、おばあさんが囲炉裏の前で糸を紡いている。大きな石臼もある。ガイドが見せてやってくれないかと言ったのだろう、家中を案内してくれる。この家には10人以上住んでいるようで相当大きい。豚やニワトリも飼っていて、豚のお母さんは10匹の子沢山で幸せそうに見える。しきりに昼飯を食べて行けといわれるが、今食べた所だからと断る。家族全員を集めて記念写真を撮る。入りなさいと勧めても入らない人もいた。小作人の人かもしれない。着ていたジャンパーをあげる。ガイドがおばあさんにこずかいをあげてくれないか言うので、幾らぐらいかと聞くと10元くらいで良いと言う。

2:00に張家界市に着く。ほんの少し時間があるので、入り口近くで、温泉の歓迎幕を見かけたので行ってもらうことにする。ここは軍属温泉休暇村で、1泊50元、豪華間100元、2時間20元、と書いてある。言われるままに50元払い中に入るが、個室ばかりで普通のバスタブしかないので止めて50元返してもらう。プールや、釣堀リもある。結構きれいな施設である。室内プールは25mに20mぐらいであった。ちなみに小姐もいるらしい。

 3:00空港でガイドと別れる。約束の400元渡すと、うれしそうに受け取りすぐに帰っていった。普通ならもう少しチップを上乗せしてほしいとか言ってくるものなんだが何もいわない、3日で400元はやはり多かったかな。飛行機はやはり遅れた。5:10発。雲と雲との間を飛んでいる。太陽が沈んで行く。雲の上に抜ける。太陽が雲の下になり、だんだら模様になり、きれいだった。隣に座ったきれいなねえさんに、武稜源のどこへ行ってきたのか聞くが、名前まで知らないと言う。細かくメモしてある手帳を見せると感心していた。HPを造るために、旅の仕方が変わった、見方も違うと言うと、そうかもしれない言われた。

広州空港に着き、荷物を預ける。今日、明日の分で20元。前回は1日だったので15元だった。客引きのおばちゃんが声をかけてくる。案の定高いホテルしか勧めない。しきりに広州交易会があるからだと言う。ふうーんと相手にしないで200元ぐらいのを頼むと、250元の中国銀行招待所はどうだと言う。写真ではきれいな所みたいだが、中国銀行が何故出てくるのが解らない。無理やり200元にまけさすと、案内役のおにいさんを携帯で呼び出し、タクシーに乗る。タクシー代も持ってくれるのかとも思ったが甘かった。(10元)

本当に中国銀行の9、10階がホテルになっており、受け付け以外は、マンションそのもの。1階から8階までは事務所で11階から14階までは行員用のマンションだ。1階の入り口には警備員がおり、入場者をチェックしている。門限は何時かと聞くと12時だと教えてくれる。近辺をうろつく。散髪屋に入る。髭をそり、髪を切り、マッサージをしてもらい、1時間半もかかったのに、しめて40元。

友達がお土産に水虫の薬を買ってきてくれと言われていたので、薬屋さんに入る。症状がわからないので、種類の違う3本出してもらうが3.5元(50円程度)、1本の値段かと思ったが3本の値段。一旦帰るが、兄貴の分も買っていこうと思いもう一度店に行く。ほかのお客がひっきりなしに来る。葡萄糖の注射用のアンプルが5本で5元。飲んでも効くそうだ。ビタミン剤を買う。ビタミンと言っても解らない、B1やB12は医薬品だからあるが、ビタミンCやEは保健薬だから売ってはいないと、言われたような気がする。ショーウィンドーには、65歳以上の人しか飲んではいけないアンプル剤があったので、お土産に、そこにあった5箱全部を買う。1箱10本入りで19元。

17日広州ー関空

6:30朝チェックアウトしようと玄関まで行くが、誰もいなくて厳重な格子戸の扉が閉まっている。中からは出れるが外からは入れない。このまま出てしまってもかまわないが、デポジットの100元が欲しいので7時まで待つ。解放路(机場路)をまっすぐ進み、沙面まで行く。

8:00ここは長崎の出島みたいな所と聞いていたが、高級そうなホテルと公園だけでつまらない所でした。それと、おまわりの不親切さは特筆ものでした。薬問屋街で高麗人参や、クコなど漢方薬の匂いが充満している。清平路の骨董品街を探すが、なかなか解らない。市場の中を通る。いろいろな鳥はもちろん、豚、牛、アルマジロ、亀、犬、猫、いろいろ並んでいる。猫などはほんの子猫で、何処を食べるのか。金魚や熱帯魚屋が多い。ちょっと変わった金魚がいたので、よほど買おうかと思ったが、自転車がじゃまでやめた。

やっと骨董品屋を見つけるが、5,6軒しかない。それもちゃちなおみやげぐらいしかない。うろうろしていると、あんちゃんが‘面白いものがありますぜ‘と声をかけてきた。冷やかしに着いて行く。皿や壷などつぎつぎ出してくる。深皿と馬の彫刻がまずまずだったので幾らかと聞くと、8000元(10万円ちょっと)だという。こちらは買う気がないから、750元(約1万円)だと値切る。これは玉だとか、出土品だとかいいかげんなことを言っている。でも手でたたくと、金属的ないかにも硬そうな音がしているし、錆びたような模様は、土の成分が酸化してこびりついているのだと筆談する。だんだん買っても好いなという気がしてきて、2万円(1500元)で買ってしまった。うちに帰ると家内に‘もっとましな物はなかったの‘としかられた。

光孝禅寺や六榕寺は、近くまでは行っているのだろうけど、解らなかった。
12:00芙蓉坊餐庁に入る。ここは飲茶が安くておいしいと人気があるそうだ。実際お客さんもたくさんいたし、おいしかった。
チャーシュウメンをとってしまった。あまり代り映えしないものだ。

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