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「Ballena Ven~e!」 <br /> <br />クジラを呼んでるのはセレネとjojoだけ。<br />あとの乗組員はみんな寒さに震えている。<br />そんな縮こまってたら、つまんないのにさぁ。<br /> <br />そう。<br />イルカ・ウォッチングはやっぱり心意気だっ!<br /> <br />イルカに出会うプロセスだって楽しくいかなくちゃ。<br />もちろんクジラだって。<br />そしたら、万一出会えなくてボロボロで帰港しても、<br />それはまたそれですぐに楽しい思い出になる。<br /> <br />基本的に、人生のすべてにおいて、<br />そんなにつらいことなんてない。<br /> <br />舟で1番先につぶれる私が言うんだから<br />説得力ないかな?(笑)<br />OK, じゃぁ、それを例にしてみると・・・<br /> <br />たとえば、すんごく苦しくて、舟の後ろで「うぇ~」って、<br />なってることが多いjojoの場合。<br />そんな時でさえ、目の前を、信じられないぐらい近くで、<br />イルカがはねたりすることもある!!!<br /> <br />舟にのってる誰よりも、イルカの近くにいるワケ。 (@o@)<br /> <br />そんな時は、もう笑いしかない。<br />実際は笑ってないんだけど、お腹の底が勝手に<br />笑ってるっていうか・・・そんな感じ。<br /> <br />私は大声で笑うのも好きだけど、<br />思い出し笑いとか、笑えない場所で<br />お腹の底でひとりで笑ってるのも好き。<br />そんな時に同じ状態の仲間を発見して、<br />目配せなんかかわせた時は、説明不可能なぐらい・・・<br /> <br />幸せだ。 (・v<)<br /> <br />すんごい嫌な人がいると、リモコン・モードを<br />ミュートにして笑ってしまう。<br />だってマジメに対応してたら、頭に血が上ってくるから<br />冷静になれない。<br /> <br />時々、ミュートにするのを忘れて失敗するけどね。(>v<)<br /> <br />それでも、やっぱり子供が傷つけられたり、<br />大切にしてきたオリーブの木が切り倒されたりしてる場面、<br />そういうのを見ると、決して笑うことはできないし、<br />むちゃくちゃ頭にくる。<br /> <br />でもそれは必要な怒りだと感じる。<br /> <br />あんまり必要のない怒りと、<br />絶対に必要な怒り<br /> <br />その区別ができないと自己カオスになるよね。<br /> <br /> <br />            ☆<br /> <br /> <br />しばらくすると、リカルド・リーダーと船長の様子が変わった。<br /> <br />「お、もしや・・・」と、jojoの顔にニマニマが急浮上。<br />と、同時にリーダ-が言う。<br /> <br />「クジラが近くにいるぞっ!」<br /> <br />舟の上がいっせいに、ニマニマと「本当に本当!?」の目で<br />うめつくされる。乗り組み員全員が立ち上がって、<br />舟の両脇につかまった。<br /> <br />「ど、どこだ、どこだ!!!」<br /> <br />「あそこだっ~~~!!!」  (みたいな)<br /> <br />もう、このへんからは、記憶にないぐらいの興奮状態になるのが<br />普通である。βエン・クジラが脳内を支配するのだ。 (ウソ)<br /> <br />とにかくクジラはいた。  笑。   <br /> <br />近くに・・・・、そして消えたり・・・、また発見したり。<br /> <br />気がつくと舟のそばに、親子クジラが寄ってきていた。<br />赤ちゃんと、いっても結構大きい!<br /> <br />乗り組み員全員、『ハイパー・ハッピー』モードでさわいでいる。<br />「バジェーナ、バジェーナ、バジェーナァァァァアアア!」 <br />誰1人として、ミュートにできない。<br /> <br />スペイン語が→英語に、その英語が→ヘブライ語に・・・<br />それがまた英語に、そしてまたスペイン語に・・・たまに日本語も聞こえる。<br />とにかく色んな言葉でクジラ、クジラ、クジラっと、言ってるもようです。<br /> <br />この騒ぎ方は、国籍も、ジェンダーも、年齢なども、<br />何も口をはさむことができない全世界共通モノ☆<br /> <br />舟にあたりそうなぐらい、(いや、あたっていたのかも・・・)<br />横に赤ちゃんクジラがきた!<br /> <br />その横にたまたまいたのは、なぜかjojo.<br />みんなが「タッチ・ヒム、タッチ・ヒム!」と興奮して叫ぶ。<br /> <br />本来、野生の動物にむやみにさわるのはよくない。<br />人の病気を移してしまったりするから。<br />みんなの期待を背負いながらも、リーダーにそう言うと、<br /> <br />「大丈夫、彼らはタフだから。」  (・v・) <br /> <br />だって、リーダーはメキシコ人だもんね・・・(笑)<br /> <br />たしかにコククジラはタフな肌をしてる・・・<br />そしてこの状況で彼に手が届くのはどうみてもjojoだけだ。<br />そして彼女の健康状態は、すこぶる上々!<br /> <br />「ま、ちょっとぐらいなら、いっか。」  (´w`)<br /> <br />だって、jojoはB型人だもんね・・・(笑)<br /> <br />そっと手をのばしてコクの頭に手をおいた。<br /> <br />(あははは・・・・なんだ、この感覚。岩肌?)<br /> <br />すると、コクはいきなり、ぶくぶくぶくぶく・・・・・っと、<br />海の中にもぐった。<br /> <br />(やばい、嫌だったのかな?)と、心配すること数秒、<br /> <br />彼は、ドバ~~~っと、同じ場所に浮かんできて、<br />顔を左右にふっている!<br /> <br />後で考えると、嬉しくて笑っている人間の赤ちゃんみたいな<br />仕草にも見えた。<br /> <br />そこでもう1度同じように、頭をちょっとだけさわってみる。<br /> <br />するとコクはまたもや、海へもぐり、すぐまた同じところに<br />顔をだして笑っている(・・・みたい)<br /> <br />あははは・・・、なんか可愛いよ。<br /> <br />みんなも大興奮である。 穏やかな海の上で、<br />そんなコク親子との不思議な、<br />(=お互いにお互いの気持ちがわからない)交流。<br /> <br />本当に驚いたのは、赤ちゃんをさわっても、そばにいる<br />コク・ママが怒ったりしないこと!<br />彼女はとっても穏やかに、ただそばで見守っているだけ。<br />自分も、自分も・・・って、近づいて来たりもしない。<br />それは船上の乗組員も同じで、誰もムリにクジラを<br />触ろうとする人もいなかった・・・(・v・)ノ<br /> <br />その慎み深い態度に私は感動した。<br /> <br />しかしそんなイイ感じの時に、リーダーが<br />突如、クールに言う。<br /> <br />「みんな、ちょっと聞いてくれ。<br />このチビ・クジラはちょっと調子にのりすぎてきている。<br />へたをすると暴走するかもしれないので、<br />別の親子を捜しに行くことにしよう。」<br /> <br />ぇぇぇえええ!そ、そんな、こんなになついている(感じ)なのに、<br />もう離れるのですか!??<br /> <br />リーダーの説明では、「赤ちゃんクジラは、<br />お母さんほど経験がないので何をしでかすか解らない。<br />さっきから舟の下をガンガンくぐっているから、<br />舟にあたって、我々が転覆してしまうかもしれない。」<br />というのである・・・。<br /> <br />私たち経験の浅い乗り組み員は、しぶしぶリーダーの言葉に従った。<br /> <br /> <br />「アディオス、バジェーナー!」 会えて本当に嬉しかったよ。<br /> <br /> <br /> <br />                ☆<br /> <br /> <br /> <br />舟は静かな入り江を再び走り始めた。<br /> <br />・・・けど、さっきの親子が後から追いかけてきている。(笑)<br />逃げる舟。  どこまでも追いかけてくるクジラ・・・・<br /> <br /> <br />(おい、おい、どっちが調査されてるんだ!??)<br /> <br />必死で舟を操縦する船長とリカルド、<br />そして追いかけてくるコククジラの親子を交互に見ながら、<br />私のお腹の底は、またゲラゲラ笑いだしていた。<br /> <br />そして気がつけば、すぐそばで、<br />クジラたちが、ばんばん跳ねている!!!<br />遠くでは連続ジャンプをしてるのもいる!!!<br /> <br /> <br />どんだけおんねん!!!!  (@w@)<br /> <br /> <br />これって一体、シーズン中はどうなるんでしょうか?<br /> <br />知りたい人は、AguILaに乗ってグレーロ・ネグロへ。<br /> <br />Vamos Amigo!       <br />             <br />Travel Journal  at Guerrero Negro on 2001.               <br /> <br /> <br /> <br />

コククジラ調査隊 (Vol,2)~4月のバハ・カリフォルニア

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2001/04 - 2001/05

151位(同エリア161件中)

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jojo

jojoさん

「Ballena Ven~e!」

クジラを呼んでるのはセレネとjojoだけ。
あとの乗組員はみんな寒さに震えている。
そんな縮こまってたら、つまんないのにさぁ。

そう。
イルカ・ウォッチングはやっぱり心意気だっ!

イルカに出会うプロセスだって楽しくいかなくちゃ。
もちろんクジラだって。
そしたら、万一出会えなくてボロボロで帰港しても、
それはまたそれですぐに楽しい思い出になる。

基本的に、人生のすべてにおいて、
そんなにつらいことなんてない。

舟で1番先につぶれる私が言うんだから
説得力ないかな?(笑)
OK, じゃぁ、それを例にしてみると・・・

たとえば、すんごく苦しくて、舟の後ろで「うぇ~」って、
なってることが多いjojoの場合。
そんな時でさえ、目の前を、信じられないぐらい近くで、
イルカがはねたりすることもある!!!

舟にのってる誰よりも、イルカの近くにいるワケ。 (@o@)

そんな時は、もう笑いしかない。
実際は笑ってないんだけど、お腹の底が勝手に
笑ってるっていうか・・・そんな感じ。

私は大声で笑うのも好きだけど、
思い出し笑いとか、笑えない場所で
お腹の底でひとりで笑ってるのも好き。
そんな時に同じ状態の仲間を発見して、
目配せなんかかわせた時は、説明不可能なぐらい・・・

幸せだ。 (・v<)

すんごい嫌な人がいると、リモコン・モードを
ミュートにして笑ってしまう。
だってマジメに対応してたら、頭に血が上ってくるから
冷静になれない。

時々、ミュートにするのを忘れて失敗するけどね。(>v<)

それでも、やっぱり子供が傷つけられたり、
大切にしてきたオリーブの木が切り倒されたりしてる場面、
そういうのを見ると、決して笑うことはできないし、
むちゃくちゃ頭にくる。

でもそれは必要な怒りだと感じる。

あんまり必要のない怒りと、
絶対に必要な怒り

その区別ができないと自己カオスになるよね。


            ☆


しばらくすると、リカルド・リーダーと船長の様子が変わった。

「お、もしや・・・」と、jojoの顔にニマニマが急浮上。
と、同時にリーダ-が言う。

「クジラが近くにいるぞっ!」

舟の上がいっせいに、ニマニマと「本当に本当!?」の目で
うめつくされる。乗り組み員全員が立ち上がって、
舟の両脇につかまった。

「ど、どこだ、どこだ!!!」

「あそこだっ~~~!!!」  (みたいな)

もう、このへんからは、記憶にないぐらいの興奮状態になるのが
普通である。βエン・クジラが脳内を支配するのだ。 (ウソ)

とにかくクジラはいた。  笑。   

近くに・・・・、そして消えたり・・・、また発見したり。

気がつくと舟のそばに、親子クジラが寄ってきていた。
赤ちゃんと、いっても結構大きい!

乗り組み員全員、『ハイパー・ハッピー』モードでさわいでいる。
「バジェーナ、バジェーナ、バジェーナァァァァアアア!」 
誰1人として、ミュートにできない。

スペイン語が→英語に、その英語が→ヘブライ語に・・・
それがまた英語に、そしてまたスペイン語に・・・たまに日本語も聞こえる。
とにかく色んな言葉でクジラ、クジラ、クジラっと、言ってるもようです。

この騒ぎ方は、国籍も、ジェンダーも、年齢なども、
何も口をはさむことができない全世界共通モノ☆

舟にあたりそうなぐらい、(いや、あたっていたのかも・・・)
横に赤ちゃんクジラがきた!

その横にたまたまいたのは、なぜかjojo.
みんなが「タッチ・ヒム、タッチ・ヒム!」と興奮して叫ぶ。

本来、野生の動物にむやみにさわるのはよくない。
人の病気を移してしまったりするから。
みんなの期待を背負いながらも、リーダーにそう言うと、

「大丈夫、彼らはタフだから。」  (・v・) 

だって、リーダーはメキシコ人だもんね・・・(笑)

たしかにコククジラはタフな肌をしてる・・・
そしてこの状況で彼に手が届くのはどうみてもjojoだけだ。
そして彼女の健康状態は、すこぶる上々!

「ま、ちょっとぐらいなら、いっか。」  (´w`)

だって、jojoはB型人だもんね・・・(笑)

そっと手をのばしてコクの頭に手をおいた。

(あははは・・・・なんだ、この感覚。岩肌?)

すると、コクはいきなり、ぶくぶくぶくぶく・・・・・っと、
海の中にもぐった。

(やばい、嫌だったのかな?)と、心配すること数秒、

彼は、ドバ~~~っと、同じ場所に浮かんできて、
顔を左右にふっている!

後で考えると、嬉しくて笑っている人間の赤ちゃんみたいな
仕草にも見えた。

そこでもう1度同じように、頭をちょっとだけさわってみる。

するとコクはまたもや、海へもぐり、すぐまた同じところに
顔をだして笑っている(・・・みたい)

あははは・・・、なんか可愛いよ。

みんなも大興奮である。 穏やかな海の上で、
そんなコク親子との不思議な、
(=お互いにお互いの気持ちがわからない)交流。

本当に驚いたのは、赤ちゃんをさわっても、そばにいる
コク・ママが怒ったりしないこと!
彼女はとっても穏やかに、ただそばで見守っているだけ。
自分も、自分も・・・って、近づいて来たりもしない。
それは船上の乗組員も同じで、誰もムリにクジラを
触ろうとする人もいなかった・・・(・v・)ノ

その慎み深い態度に私は感動した。

しかしそんなイイ感じの時に、リーダーが
突如、クールに言う。

「みんな、ちょっと聞いてくれ。
このチビ・クジラはちょっと調子にのりすぎてきている。
へたをすると暴走するかもしれないので、
別の親子を捜しに行くことにしよう。」

ぇぇぇえええ!そ、そんな、こんなになついている(感じ)なのに、
もう離れるのですか!??

リーダーの説明では、「赤ちゃんクジラは、
お母さんほど経験がないので何をしでかすか解らない。
さっきから舟の下をガンガンくぐっているから、
舟にあたって、我々が転覆してしまうかもしれない。」
というのである・・・。

私たち経験の浅い乗り組み員は、しぶしぶリーダーの言葉に従った。


「アディオス、バジェーナー!」 会えて本当に嬉しかったよ。



                ☆



舟は静かな入り江を再び走り始めた。

・・・けど、さっきの親子が後から追いかけてきている。(笑)
逃げる舟。  どこまでも追いかけてくるクジラ・・・・


(おい、おい、どっちが調査されてるんだ!??)

必死で舟を操縦する船長とリカルド、
そして追いかけてくるコククジラの親子を交互に見ながら、
私のお腹の底は、またゲラゲラ笑いだしていた。

そして気がつけば、すぐそばで、
クジラたちが、ばんばん跳ねている!!!
遠くでは連続ジャンプをしてるのもいる!!!


どんだけおんねん!!!!  (@w@)


これって一体、シーズン中はどうなるんでしょうか?

知りたい人は、AguILaに乗ってグレーロ・ネグロへ。

Vamos Amigo!       
             
Travel Journal at Guerrero Negro on 2001.               



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