2003/09/28 - 2003/09/28
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LaoBeijingさん
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北京に留学中の2003年9月半ば、北京原人発見で有名な周口店(と言ってももちろん店ではなく地名である)へ行った。
同じ北京市内とは言っても、周りの河北省の県も吸収して巨大化している北京市、すぐにたどり着けるわけではない。北京城外北西の自分の家からバスで、北京の内城は通り過ぎて外城へ。かつては大道芸などで賑わったという天橋からバスに乗るのだ。
バス停で停車駅を確認してみるとこれがとても多い。つまりそれだけ遠いのだ。それなら、と思い中で寝てしまったのが良くなかった。。。
気付くともはやどこの停車場か分からない。回りの住所を見ていると近くらしいのだけれども。。。良く分からないまま降りてみるとすでに周口店は通り過ぎていた。反対方向のバスもなかなか来ないので歩き出したが、近いはずなのに1時間ほど歩いてもまだ着かない。なのでその日はそんなこんなで時間もなくなり、たどり着く前に引き返すことにした。。。幸い農村に興味があるのでその辺の風景だけでもそれなりに楽しめた。発展を続ける北京の郊外には「普通の」農村が沢山ある。むしろ北京市全体からすれば都市部なんてほんの一部で、大部分はまだまだこういった農村だ。
そして次の週!リベンジを計ることになった。話を聞いて一緒にくることになった韓国人の友人2人と共に出発。だがお腹が空いたので前門の奥の方にある朝鮮族料理店で冷麺を食べてから再度出発。なんだかんだで遅くなってしまったが大丈夫なのだろうか。。。
この日は前回の失敗を踏まえて、乗る時に車掌に、着いたら教えてくれと頼んでおいた。
そして1週間越しでやっと周口店北京猿人遺址に辿り着いた。
北京市とはいえ郊外とは思えないほど綺麗な建物が迎えてくれた。正直周りから浮いている。トイレも信じられないほど綺麗だ。新しく建てたものらしい。オリンピックを見越しての、北京のトレイ再開発の波がここまで及んでいるのだ。
遺跡自体一つの山になっているので木も沢山で、暑かったその日にとても心地が良い。
ここ、「穴」が沢山ある。そう、これが発掘跡であり、北京原人の住居であった洞穴だ。これがまた大きい。写真を撮ろうとしても入りきらないのだ。元からこの大きさの穴だったのか、発掘の際にこの大きさになったのか、それは不確かだが正直私はこの大きさの洞穴に住むのは難しそうだ。隙間風どころが大風が吹きそうである。
この日は幸い良い天気。洞穴だけでなく山から外を見る景色も綺麗だ。この日、我々外国人3人組みの他に、香港からのツアーも来ていた。日本からの北京ツアーに入ることは多くはないし北京市内からも決して近くない。そして市内から同じだけ離れることを考えると皆万里の長城に行ってしまうだろう。だがここの名前がない世界史の教科書はないであろうし、こうやって世界中から観光客を集める世界遺産である。
地味に思える場所かもしれないが一見の価値有りである。
そしてボロバスに揺られながら、窓の隙間から入るホコリで喉を痛め風邪をひきながら北京へ帰っていった。
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