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 夏休みを利用して、「文献調べ」という口実のもと、アイルランド3度目の旅です。今回はアイルランド西部&中央部の修道院遺跡を訪ねることにしました。この旅行記ではアスローンを拠点とする中央部についてまとめます。<br /> アスローンはバスも列車も停まる中核都市です。ここに宿をとり、タクシーでクロンマクノイズ&クロンファートに行きました。クロンマクノイズまでならいろんなツアー(バスや船)があるので行きやすいのですが、その先のクロンファート(実はCo.ゴールウェイに入ります)はマニアックすぎて。お金はかかりましたが、いいところでしたよ。<br />

愛しの愛蘭土(レンスター編vol.3)

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1995/08/28 - 1995/09/08

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ria

riaさん

 夏休みを利用して、「文献調べ」という口実のもと、アイルランド3度目の旅です。今回はアイルランド西部&中央部の修道院遺跡を訪ねることにしました。この旅行記ではアスローンを拠点とする中央部についてまとめます。
 アスローンはバスも列車も停まる中核都市です。ここに宿をとり、タクシーでクロンマクノイズ&クロンファートに行きました。クロンマクノイズまでならいろんなツアー(バスや船)があるので行きやすいのですが、その先のクロンファート(実はCo.ゴールウェイに入ります)はマニアックすぎて。お金はかかりましたが、いいところでしたよ。

  • アイルランドのヘソ、アスローンの町 <br /><br /> アスローン城壁よりシャノン河を望む。この河を下れば、クロンマクノイズを通ってリマリックにつく。いつかゆったり船旅をしてみたいですね。

    アイルランドのヘソ、アスローンの町

     アスローン城壁よりシャノン河を望む。この河を下れば、クロンマクノイズを通ってリマリックにつく。いつかゆったり船旅をしてみたいですね。

  •  アスローン城(一昔前の農民の風俗を紹介するようなミュージアムあり)の城壁の町側。 <br />道の右にあるパブ前には、ギネスをたんまりのせたトレーラーが止まってます。長く楽しい夜に向けて準備は万端にしておきましょう。<br />

     アスローン城(一昔前の農民の風俗を紹介するようなミュージアムあり)の城壁の町側。
    道の右にあるパブ前には、ギネスをたんまりのせたトレーラーが止まってます。長く楽しい夜に向けて準備は万端にしておきましょう。

  • 泊まったB&amp;Bのある通り<br /><br /> 赤い看板が目印のB&amp;Bに宿を取りました。隣には同系列?のレストラン(そこそこの味)があり、安くて便利な宿でした。<br />

    泊まったB&Bのある通り

     赤い看板が目印のB&Bに宿を取りました。隣には同系列?のレストラン(そこそこの味)があり、安くて便利な宿でした。

  •  若者?がやっているB&amp;Bらしくて、インテリアなどにも凝っていました。リビングはこんな感じで、若干アジアンテイストが入ってました。共同のバス&トイレには、ちょっとした本棚までありました。<br /><br /> アイルランドで泊まったB&amp;Bの多くは、「お母さん」が仕切っているアットホームな雰囲気のところが多いと思います。バス&トイレ共同は、全然問題なく、かえってホームステイしているような感じで楽しいですよ。<br />

     若者?がやっているB&Bらしくて、インテリアなどにも凝っていました。リビングはこんな感じで、若干アジアンテイストが入ってました。共同のバス&トイレには、ちょっとした本棚までありました。

     アイルランドで泊まったB&Bの多くは、「お母さん」が仕切っているアットホームな雰囲気のところが多いと思います。バス&トイレ共同は、全然問題なく、かえってホームステイしているような感じで楽しいですよ。

  • クロンマクノイズ修道院 <br /><br /> ここはシャノン河沿いに位置する広大な修道院遺跡。6世紀の聖人キアランが創設し、コナハト王とタラ王が眠る聖なる場所。かつては一大勢力を築き、広大な土地に教会と墓所が点在しています。 <br />

    クロンマクノイズ修道院

     ここはシャノン河沿いに位置する広大な修道院遺跡。6世紀の聖人キアランが創設し、コナハト王とタラ王が眠る聖なる場所。かつては一大勢力を築き、広大な土地に教会と墓所が点在しています。

  •  ハイクロス(レプリカ)と大聖堂跡。このハイクロスは有名で、聖書のさまざまな場面が彫られています。併設されているビジターセンター内に本物&各場面の説明ボードが展示されているので、じっくり見てください。<br /> この修道院、今でもミサが行われているそうです。修道院は低い石壁で囲われており、壁の向こうの川べりでは牛がのんびり草を食んでいます。<br />

     ハイクロス(レプリカ)と大聖堂跡。このハイクロスは有名で、聖書のさまざまな場面が彫られています。併設されているビジターセンター内に本物&各場面の説明ボードが展示されているので、じっくり見てください。
     この修道院、今でもミサが行われているそうです。修道院は低い石壁で囲われており、壁の向こうの川べりでは牛がのんびり草を食んでいます。

  •  聖キアランの墓所と伝えられる、12世紀以前の聖堂。内にある石板には特徴的な十字架が彫られています。

     聖キアランの墓所と伝えられる、12世紀以前の聖堂。内にある石板には特徴的な十字架が彫られています。

  • クロンファート教会外観<br /> <br /> この教会は、人間の頭の装飾が特徴的なファサードで有名です。ケルト的なデザインとして良く取り上げられます。入口のアーチを飾っているのも、何だかわからない怪獣の頭部で、アイリッシュ・ロマネスクそのものです。12世紀に建てられ、特徴的な装飾の多くは15世紀に施されたものとのこと。<br /><br /> この教会は聖ブレンダンが創設したと伝えられています。この聖人は、不思議な航海をしてキリスト教を広めたとして人気があります。巨大な魚に出会う話や、「常春の国」に行った話しや、読んでみるとすごーく面白いですよ。<br />

    クロンファート教会外観

     この教会は、人間の頭の装飾が特徴的なファサードで有名です。ケルト的なデザインとして良く取り上げられます。入口のアーチを飾っているのも、何だかわからない怪獣の頭部で、アイリッシュ・ロマネスクそのものです。12世紀に建てられ、特徴的な装飾の多くは15世紀に施されたものとのこと。

     この教会は聖ブレンダンが創設したと伝えられています。この聖人は、不思議な航海をしてキリスト教を広めたとして人気があります。巨大な魚に出会う話や、「常春の国」に行った話しや、読んでみるとすごーく面白いですよ。

  • 教会のファサード<br /> <br /> 入口上部の三角部分に人間の頭部彫刻がはめこまれています。アイリッシュ・ロマネスクの傑作。面白いですよね。<br />

    教会のファサード

     入口上部の三角部分に人間の頭部彫刻がはめこまれています。アイリッシュ・ロマネスクの傑作。面白いですよね。

  • 「頭部彫刻を下から見上げる」の図。<br /><br /> 近くで見るとかなり怪しいです。昼間でしたが一人で教会にいるのはちょっと怖かったです。夕闇の中一人で見学はしたくないなぁ。<br />

    「頭部彫刻を下から見上げる」の図。

     近くで見るとかなり怪しいです。昼間でしたが一人で教会にいるのはちょっと怖かったです。夕闇の中一人で見学はしたくないなぁ。

  • 教会内の壁にある彫刻 <br /> 三人の天使となぜだか人魚が彫られています。ケルトチックでかなり艶かしい。<br />

    教会内の壁にある彫刻
     三人の天使となぜだか人魚が彫られています。ケルトチックでかなり艶かしい。

  • ロマネスク形式の天使ですね。<br /> 個人的意見かもしれませんが、アイルランドの教会はゴシックよりロマネスクの方があっていると思います。空に向かって伸びていくようなごつごつしたイメージのゴシックじゃなく、その土地の風土と交じり合い、暖かく包んでくれるようなロマネスク。そんな教会が私は好きです。<br />

    ロマネスク形式の天使ですね。
     個人的意見かもしれませんが、アイルランドの教会はゴシックよりロマネスクの方があっていると思います。空に向かって伸びていくようなごつごつしたイメージのゴシックじゃなく、その土地の風土と交じり合い、暖かく包んでくれるようなロマネスク。そんな教会が私は好きです。

  • 教会内の木造椅子 <br /> 背もたれ部分に聖ブレンダンと福音書記者が彫られています。聖ブレンダンは、不思議な航海物語で有名な聖人で、「一説」には、アメリカを発見したとも思われているらしい。<br />

    教会内の木造椅子
     背もたれ部分に聖ブレンダンと福音書記者が彫られています。聖ブレンダンは、不思議な航海物語で有名な聖人で、「一説」には、アメリカを発見したとも思われているらしい。

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  • ももんがあまんさん 2005/02/23 20:52:17
    クロンフォート、珍しいですね
    こんばんわ、riaさん

     クロンフォートの写真、珍しく、拝見しました。

     クロンマクノイスまでは、ソコソコ有名だし、船もあるようで、チャンスがあれば、行ってみたいと思っていたけれど、クロンフォートは、普通のガイドでは無視されているし、よほど行きにくいのだろうなと思い、あきらめておりました、やはり、タクシーかレンタカー以外、方法は無いんでしょうね ?? いくらくらい懸りました ??

     それと、「セント・ブランダンの航海」読まれたんですか ? すごいですね、翻訳で出ています ?? もし良かったら、教えていただければ、ありがたいです、セント・ブランダンについての、僕の知識は、「ケルト神話と中世騎士物語」 (中公新書) からのものだけなので、ほとんど何も知らないのですけれど、他にネタがあれば、読んでみたい気もします。

     
                     宜しく      momongaaman

    ria

    riaさん からの返信 2005/02/23 22:49:03
    RE: クロンフォート、珍しいですね
    はい。マニアックな場所で、タクシーで行くしかありませんでした。料金は、よく覚えていないのですが、安くも高くもなくだったように思います。クロンフォートだけ行くのであれば「割高」ですが、クロンマクノイズや近隣の遺跡にも寄ってもらえば満足度は得られる金額だったと思います。
    私が旅した頃は、アイルランドのタクシー料金てそれほど高くなかったので。ごめんなさい、こんな情報しかなくて。

    航海伝説は翻訳されていますよ。
    『聖ブランダン航海譚 〜中世のベストセラーを読む〜』
    著者:藤代幸一  発行所:法政大学出版局  
    1999年出版  1800円(税抜き)

    この本、航海譚の翻訳は4分の1くらいで、後は幅広い解説に費やされているので読みやすいと思います。
    よりケルト的な航海物語を本格的に知りたいのなら、中央大学出版から出ている松村賢一先生のものが良いかと思います。

    こうした物語を読んでいると、行ってみたいですね「ティル・ナ・ノグ」に。近々スケリグ・マイケルに行ったときの旅行記をアップする予定ですので、また遊びにいらしてください。

    ria

    ももんがあまん

    ももんがあまんさん からの返信 2005/02/23 23:42:03
    「ティル・ナ・ノグ」 ????
     こんばんわ riaさん

     本の紹介、ありがとうございました、調べて見ますね。

     ところで、ごめんなさい、「ティル・ナ・ノグ」って、知りませんでした、「常若の国」ですか、いいですね。

     でもマア、人は死ぬものだから、生きていることに価値があるともいえるかも知れないですしね、出来れば、生きているうちに、出来る限りの、ヨーロッパの隅々を歩いてみたいものです。

                     ではまた    momongaaman
     

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