ドゥオーモ登頂とだれも知らない夜景ポイント

2004/01/16 - 2004/01/22

フィレンツェはドゥオーモしか目的にしていなかった。でも、それに絞ったおかげか、偶然も手伝い、なかなか穴場なポイントを押さえられた。

エリア フィレンツェ(イタリア)

フィレンツェといえば、ドゥオーモ。日本語でいえば大聖堂でしょうか。ここしか頭になかった。もったいないといえば、まぁもったいないのでしょうが、いつも目的はひとつに絞って、あとはおまけみたいに思っていれば、いろいろとトクした気分になれるので。写真はジョットのカンパニーレ（鐘楼）の向こうにドゥオーモが見える。

もちろんドゥオーモに上ります。最初、サグラダ・ファミリアなんかと一緒で、エレベータかなんかがあるかと思ってたんですよね。でも、そんなもの、こういう歴史的な建造物にあるわけはなく、螺旋階段を上る上る。息あがりますね。やっぱり世界の観光地は、歳をとってからではダメなところが多い…。そして着いたのが頂塔。中央駅のほうを眺めると、サン・ロレンツォ聖堂がひときわ大きく見える。

アルノ川のほうを見ると、サンタ・クローチェ聖堂が聳えている。鐘楼は修復中のようで、緑の覆いがかぶせられていたのが、ちょっと残念。

ドゥオーモに上って、大いに満足。所期の目的は達成したのだけれど、おまけはここから。フィレンツェのホテルはブルネレスキだったのだけれど、このホテルからドゥオーモが正面に見えたのだ。どのガイドブックにも、そんなことは書いていなかった。ただし、このホテルでも、ドゥオーモが見える部屋は、スイート以外には数室しかない。早い時間にチェックインした者のみの特権のようだ。そして、そうした幸運に恵まれると、目の前にこんな夜景が広がる。これはたいそうな贅沢だった。