大自然と人海戦術の造形美・太魯閣

2003/08 - 2003/08

今回は台湾の東海岸に位置する花蓮まで台北から飛行機での移動である。定宿になっている新竹から車で台北に移動するが、この日防空演習が行われるとかで飛行機の出発時間が１時間繰り上がることになった。早めに新竹を出発したにもかかわらず台北市内は大渋滞。台北・松山空港への到着は実にフライトの１０分前、これほど際どい飛行機の乗り方をしたのは初めてであった。

　松山空港からは遠東航空のMD80で花蓮までわずか３０分のフライト。こんなに短いフライトにもかかわらずドリンクサービスがあったのには感心した。

　花蓮に到着し、後部ハッチから飛行機を降りると、強烈な太陽光を浴びる。新竹や台北のような霞のない抜けるような青空が広がっており、南国に来たことを実感する。

　午前中、花蓮市内で所用を済ますと、食事をしに最近花蓮の海岸部に出来た海洋公園隣接のホテルに行く。このホテルの一帯は新たに開発されたリゾートで、近い将来の花蓮空港の国際化を意識しているようである。


　食後、今日の目玉である太魯閣国家公園に向かう。花蓮から太魯閣の入り口までは車でおよそ３０分、椰子の木の生い茂る地帯を走り抜ける。街路樹にも椰子の木が植えてあるが、椰子の実が樹上になったままになっている。落ちてきたら結構怖いかも知れない。

　太魯閣の峡谷は立霧渓の深い川により浸食された大理石の峡谷である。高さ数百メートルに渡って彫り込まれた峡谷のため、将に奇景と呼ぶにふさわしい。が、奇景を奇景たらしめているのはかつて国民党兵士らにより行われた道路開削工事に寄るところが大きいであろう。ここでは写真で太魯閣峡を紹介し、詳細な説明は台湾政府の公式な国家公園ＨＰ（http://www.taroko.gov.tw/japan/index.htm）を参考にして頂ければと思う。

エリア 花蓮(台湾)

太魯閣渓谷を穿った洞門。

太魯閣渓谷を彫り込んだ立霧渓。

洞門内部。全て人力で開削された。

九曲洞に刻印された「九曲幡龍」の朱文字。

太魯閣観光の基地となる天祥。

この旅行記へのコメント （3）

• さすらいおじさんさん 2005/03/03 16:22:09

  覇王樹さん　台湾にんな豪快な滝があるのですね！

  覇王樹さん　台湾にんな豪快な滝があるのですね！
  私も４年前に台湾をツアーで見学しましたが、この滝は見ることができませんでした。次回見たいと思います。

  覇王樹さん からの返信 2005/03/04 17:55:17

  RE: 覇王樹さん　台湾にんな豪快な滝があるのですね！

  この滝は九曲洞から望むことができます。夏に行ったので水量が多かったのだそうです。一緒に行った台湾人の友人の弁だと、すぐに枯れてしまう滝なんだとか。

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/03/04 19:03:46

  RE: RE: 覇王樹さん　台湾にんな豪快な滝があるのですね！

  >この滝は九曲洞から望むことができます。夏に行ったので水量が多かったのだそうです。一緒に行った台湾人の友人の弁だと、すぐに枯れてしまう滝なんだとか。
  
  そうですか。夏にゆかないとみれませんね。