1995/08 - 1995/08
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ロイヤルキッズクラブさん
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シチリア島のGrand Albergo Capotaorminaは、おすすめ。
その名の示すとおりちょこっと飛び出た岬のがけの上に建てられたホテル。
案内された部屋からは紺碧の地中海を眼下に見渡せる。
ホテルの専用エレベーターでがけ下へ降りるとプライベートビーチとプール。レストランもあり、真っ青な海と遠くにエトナ火山も遠望できる。(昨年の噴火のときは、ここホテルから火口から流れ出る真っ赤な溶岩がよく見えたらしい。)
さっそくエレベーターで海へ。
映画「グランブルー」で黄色いパラソルのしたテラスのテーブルでジャン・レノと何人かで昼食にスパゲティを食べるシーンがありますが、このプールサイドのレストランが撮影現場だったんですね。映画のシーンそのまんま(テラスとテーブルと黄色いパラソルだけですが。)なので何気にうれしくなってしまう。
プールサイド、ビーチのチェアで日焼け止めクリームを全身に塗って日光浴(日焼けは、皮膚がんのもと?でも、ベルギーだと太陽をなかなか拝めないから、たまには思いっきり紫外線浴びてもいいでしょう。)しながら、好きな音楽を聴き好きな本を読む。体が火照ってきたらグランブルーな海に飛び込んで肌を冷やしまたのんびり。喉が乾いたらレストランのバーで冷たいイタリアンビール、ナストロ・アズーロ。
生きててよかったと、しみじみ実感するひと時。
日光浴に飽きたら、散歩を兼ねてタオルミーナの町へ。
タオルミーナの街は、ホテルより一段上の崖の上になる。
ホテルからタオルミーナの街へゆくには、歩きだと九十九折の道を30―40分、または、目の前のバス停からローカルバスで10分(でも本数が少ない)、ケーブルカーを利用する方法がある。その日の気分と体力でどれにするか決めることになるが、さすがに、この暑さの中、歩いて登ろうという気にはならない。バスは、ホテル目の前の停車場で待つことになる。停車場といってもバスストップの標識が立っているだけ。イスも木陰もなく炎天下の直射日光を遮るものがないので、ただじっと立ってジリジリ肌を焼かれながらいつ来るとも知れないバスを待つ羽目になる。時刻表は、バスストップの標識に張り出してはあるけど、時刻通り運行されるなんてことはほんとにあるのかね?というくらいいいかげんな時間にやってくる。
ケーブルカーの場合には、駅はホテルから歩いて10分。歩道のない崖沿いの車道をビーサンをぴたぴたさせながら歩いていく。
さすがに8月のシチリアは、暑い。太陽は、ぎんぎんと輝き、肌はじりじり焦がされていくようだ。アスファルト道路の照り返しによる熱気も激しく、足元から熱い熱気がモワッと湧きあがってくる。まるでオーブントースターの中を歩いている感じだ。熱い暑い。ただし、日本のように湿度は高くないのでちょっと日陰に入れば涼しいのだけど、駅までは日陰がないのだ。でも、ショートパンツにタンクトップ姿だから、このくらい暑さでもちょうどいいけどね。
適当なトラットリアに入ってスパゲッティとビールだけの簡単な昼食。適当に入ってもスパゲティはきっちりアルデンテ。
イタリア人って、何をするにも大雑把で、いいかげんで、物事をきっちり処理することなんてないだろうというイメージがあるけど、スパゲティの茹で方に関してはきっちりいい仕事してくれますね。イタリアは結構田舎町まで旅行しているけど、食事に関しては、失敗したという記憶はまずない。
ちょっと話題はそれますが、これはイタリア・ローマに約20年在住のある日本人に聞いた話です。このひともスパゲティはアルデンテと堅くそして強い信念の持ち主。その人が、あるときナポリのとあるお店でスパゲッティを食べた時のこと。注文の際スパゲッティはアルデンテでと頼んだのがいけなかったらしい。でてきた一品は、一応茹でてあるがなま湯でで麺の中心をつまんで持ち上げてみたら両端が下に垂れず軽くしなる程度のコチコチに硬いままのスパゲティだったって。さすがに食べられなかったらしい。ナポリ人にとっては、私達の言うアルデンテが普通なんですって。ナポリでスパゲティ、リゾットを食べるときは、気をつけましょうね。*ご参考までに、リゾットはほとんどお米の状態で出てくるらしい。
ちなみにシチリアでは、アルデンテと注文したらどんなものが出てくるかは、正直言って分かりません。ナポリのコチコチのスパゲティの話は、シチリアへ行ったずっと後に聞いた話なので…。
シチリアはやはり島だけあり、魚介類も新鮮で豊富。トラットリアによっては、鰯の塩焼きオリーブオイルかけというのもメニューにある。そのトラットリアを見つけたときは昼ご飯を食べたあとだったのでその日はあきらめたけど、しっかり翌日行ってしまった。やはり魚の塩焼きには、日本人は弱いですね。
昼食後は、散歩をかね町中をぶらぶら。このころはシエスタでお店も閉まってしまうので、うちの奥さんが一緒でも安心して歩ける。イタリアでもミラノとか大都会だとシエスタしないお店もあって、奥さんがいるときはなかなか油断できないのですが、ここシチリアではほとんどのお店が昼間は閉まってた。やはり南なんですね。ちなみに、なぜうちの奥さんとお店が空いている時間に一緒に通りを歩いたりすると大変なのかといいますと、5メートル進むのに20分は必要なんですよ。ウィンドウショッピングのために。1時間で15メートル、時速15メートルという超スローペースになってしまうのです。何を買うわけではなく、ウィンドウの中を見るだけなのに。
タオルミーナには、ローマ時代の遺跡もしっかり残っている。
見逃せないのは、ローマ時代の劇場跡。やはりすごい。街中で一番見晴らしのいいところに作ってあるのですね。しかも大理石を積み上げて。
客席から舞台を見下ろすとその向こうに紺碧の大海原が広がっている。一説によると舞台が面白くないときに、その向こうに広がる絶景を観客が楽しんで気を紛らわせるようにこういうつくりになっているらしい。
夕方はホテルへもどり、またプライベートビーチでのんびり。時間はゆっくり過ぎてゆく。
太陽も西のかなたに傾き、人々はだんだん部屋に引き上げ人影もまばらになっていく。ホテルのスタッフがパラソルを閉じ、ビーチチャアを折りたたんで片付けていく。
あぁ、こんな風になんにもしなくても一日終わっていくんだなぁ。
このホテルのもう一つの楽しみは、夕食。
夕食込みで予約して正解。ここのは、前菜、メイン、デザートとちゃんとコースで出される。
大型のリゾートホテルになると夕食もビュッフェスタイルで、ガヤガヤ騒々しいなかでの食事になったりするけど、ここは静かに大人のディナーだ。
スプマンテのアペリティフにはじまりシェフ自慢の日替わりディナーをキリッと冷えたシチリア産コルヴォの白で。
料理は,わりとあっさりした味付けで、日本人が毎日食べても胃にもたれないのがうれしい。
デザートまで平らげた食事の仕上げは、冷凍庫でキンキンに冷やしトロトロ状態になったグラッパを消化剤に。
タオルミーナでのある一日でした。
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