パリ （2003/11/17-25）

2003/11/17 - 2003/11/25

パリに7泊9日の出張をしました。
一人で出張して、一人で会議に出席して、
出席者は全部で6,7人。うち、日本人は私一人か、
いても他社からもう一人という辛い会議なだけに行きたくなかった。
でもやっぱりパリの街並みは素敵だったし、ワインが美味しかった♪
今度はプライベートでぜひぜひ来たい。

エリア パリ(フランス)

11月17日。
成田からパリまでは12時間程度。
天気が良くて、富士山もシベリア大陸も月も
綺麗に見えた。

ホテルに到着。
泊まるのはサン・ラザール駅すぐそばの
「コンコルド・サン・ラザール」
会議の開催場所ということで許可が出たけど、
本来はこんな４つ星ホテル泊まれないからラッキーだった。

11月18日。
朝から晩までひたすら会議。
昼もビジネスランチだからずっと気が張りっぱなし。
フランス人達は昼間っから大量にワインを飲む。
一人1本くらいいってるね。あれは。
私も負けじと飲んだけど、
仕事だし英会話ヒアリング能力のハンデもあるので
2,3杯にしておく。ちょっと悔しい。
会議が終わるやいなや、気力がなくなりそのまま爆睡。
写真は部屋の様子。豪華だったなり。

11月19日。
今日も朝から晩まで会議。
写真がないのでとりあえず部屋の様子を別バージョンで。
会議場所もご飯食べるところもロビーもとっても豪華絢爛だった。
今日もほとんど気力がなく、明日の仕事の準備を
かろうじてすませてそのまま死んだように眠るのみ。。。
そうそう、今回の出張からネット環境を使うことを
許可されたので、いろいろ連絡が取れて便利だった。
携帯電話もレンタルしていったので、
とっても安心感もあったし。

11月20日。
朝の会議と夕方からの会議の間に数時間だけ空いたので、
空港近くでやってるCartesという展示会に行く。
要はこれも仕事なんだけどね。
でも久々にホテルの外に出れて気がまぎれる。

展示会にはRERという電車に乗って行ったが、
初めての街で電車に乗るのは結構大変だった。
駅に行く前にちょっとホテルのそばを散歩してみる。
写真はオペラ・ガルニエを横から写したところ。
歩いて5,6分のところにあった。

正面から写した。
建物の雰囲気というか彫刻とかがものすごい。
そうそう、この後、ちょうどボジョレヌーボの
解禁日だったので、適当に入ったカフェで飲んでみる。
とってもとっても美味しい。びっくり。
よくフランスかぶれの人が
「フランスで飲むワインと日本で飲むのは違う」
とか言うのが本当だってことか？
それとも今年が特別美味しいのだろうか。
2003年11月20日(木)

11月21日。
辛かった辛かった会議の最終日。
午前中の会議を何とか終えて、とりあえず宿泊先を移動。
今度は「ホテル・レジーナ」
月曜日の打ち合わせ場所に近いというのが理由だけど、
ルーブルの隣という（観光にとって）最高の立地条件なのさ。
前にはジャンヌ・ダルクの像がある。

昼ご飯がてら「アンジェリーナ」というカフェに。
ここはモンブランが絶品とのことだけど、
私はあまり好きじゃないのでやめといた。

ホテルの周りを散歩してみる。
写真はヴァンドーム広場。
中心の塔のてっぺんにはナポレオンがいて
下界を見下ろしている。
広場の周りには、ブルガリやらヴァン・クリやらが軒をつらねる。
リッツもあった。
ひじょーに敷居が高くてドアにも近づけなかったけど。

ホテルのすぐそばにはチュイルリー広場。
緯度が高いせいですぐ陽が落ちてしまい、
もう既に暗くなりかけていたけど、
人がたくさんいて憩いの場っぽい感じ。

チュイルリー広場の先にはセーヌ川。
その向こうにはオルセー美術館が見えている。
やっぱり川とか海とかって文句なく感動してしまう。
この後、フランスに来ている知り合いと、
念願の「ムーラン・ルージュ」に行く。
意外とというか、女性同士の客が非常に多かった。
思っていたよりダンサーの露出度が高くて、
女性ダンサーはほとんど全員半裸なんだけど、
それほどいやらしさはない。
でも映画で見て期待していたほどではなかったかも。
よっぽどグアムのディナーショーの方が
迫力あったような。。。

11月22日。
初めてのパリなので、ミーハーに徹して
観光名所を渡り歩く。
エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム寺院、
マドレーヌ教会にコンコルド広場、ソルボンヌ大学。。。
ロダン美術館を外からちらっと見たら、
「考える人」の後姿が見えた。。。

ガイドブックで読んだとき以上に良くて
おすすめなのが写真のアンヴァリッド。
ナポレオンが眠っているところらしい。
屋根の金箔が意外に全然ケバくなくて、
雰囲気がある。

1日中観光名所を巡るのに合わせて、
街のビストロやらカフェでワインを飲みまくる。
いやー、ほんとに美味しい。
写真はオペラ座通りから見るオペラガルニエ。
この辺を拠点にあちらこちらをうろうろする。

オペラ座通りの反対側を見ると突き当たりは
「ホテル・ルーブル」。
その昔、福沢諭吉も泊まったことがあるらしい。
方向音痴の私ですら、さすがに何度も歩いていると
街の地理関係が分かってくる。
けっこう狭いって事も分かってきた。

11月23日。
昨日は観光名所を一気に巡ったけど、
今日は美術館巡り。
オルセーの方が人気あるらしいね。
入り口でもちょっとだけ並んだ。
でも基本的にはあまり混んでなくてじっくり回れました。

ミレーの落穂拾いは小学校の廊下にコピーがあって、
毎日見ていたもの。
他にも有名な絵はいっぱいあるけど、
なんだかそういう記憶とリンクしているやつって
妙に感慨を覚える。

ミレーの「祈り」もとってもいい感じ。

とはいえ、素人の私には、絵よりも彫刻のほうが
実際に目の当たりにしているという感覚があって迫力を感じる。
写真のダンスは特に好きだった。

ドガの何て名前の作品だったかな。。。？
でもオルセーを通して一番好きだったのは
実はロートレックだった。
ロートレックはドガを尊敬していたらしいけど、
ドガは私には綺麗綺麗したものしか
描いてないように見えてしまった。
対象がバレリーナの少女ばっかりだしね。
だけどロートレックはあくまでも
現実を描いてる感じがとってもグッド。
などと考えながら、はまって見てたせいか、
ロートレックを1枚も撮ってないことに後から気づいた。。。

モネが駅を描いた作品。
子供の頃確か日本に「モネ展」が来て見たけど、
そのときは有名な睡蓮とか風景をテーマにした
やつばっかりだったけど、
ここで見たモネの中では私は妙にこれが好きだった。

オルセーを見終えて、再度セーヌ川を写す。
今日は珍しく天気が良い。
ずっと曇りで太陽を見れなかったのでなんだか嬉しい。

午後はルーブル美術館に向かう。
入り口のところにある小凱旋門。

透明なピラミッドも近くで見ると結構大きい。
日曜だから混んでるかと思ったけど、
全然そんなことはなく、さくっと入れた。
日曜なので5ユーロと値引きされていた。
コートとか荷物とか預かってくれるので、
身軽になって回れる。

サモトラケのニケ。ルーブルで一番見たかったもの。
やっぱり迫力がある。
思ってたより大きかったし。

置いてある場所がまた良い。
階段を見上げて見つけたときはおぉーって思った。
さすがにこれは有名なので人が集まってる。

でも一番有名なのはやっぱりモナリザ。
名画だけあって、表情は何とも言えず伝えてくるものがあるような。

有名どころ以外では、古代エジプト文明をとっても見たかった。
この辺のエリアはほんとに人がまばらでがらがらだった。写真はラムセス2世。

これもやっぱり見なくては。ミロのヴィーナス。

これも有名だけに、人が集まってる。
さんざん言われてきたけど、ルーブルは広い。
半日で回りきろうと思うのは難しいのかな。
方向音痴の私は自分がどこにいるかさえ
分からなくなることもしばしば。

歩き回って疲れた私は、とりあえずこの絵の前で休息。
ここは大きいサイズの絵が置いてある広い部屋だけど、
ちょうどいい具合に長椅子がある。
この「ナポレオンの戴冠式」の絵のまん前でぼーっと座りながら
よく考えたら贅沢な時間かもーとしみじみ。

同じ部屋にはこのドラクロワの絵もあった。
休息してる間に時間が迫ってくる。
他には、ナポレオン3世の居室も見てないし、
3階は全く見てないしで、名残惜しいながらも
ここでルーブル巡りは終了。
まぁ、また来よう！

パリ最後の夜なので、知り合いと気張ってフレンチを食べに行く。
ほんとはギ・サヴォアにとってもとっても
行きたかったんだけど、全く予約が取れず諦める。
結局ホテル・クリヨン内のレストラン「レ・アンバサダー」に行く。
写真はロビーだけど、なんというか豪華絢爛。
泊まろうとは思わないけど、
こういう贅沢な雰囲気も最後の夜だし、いいんじゃないかな？

11月24日。
10時から相手先会社にて打ち合わせ。
先週の会議と違って気の張らない楽な打ち合わせ。
初めてメトロに乗るから念のために早く出たら
打ち合わせ場所に早く着きすぎてしまう。
シャンゼリゼ通りの凱旋門のすぐそばだったので、
時間まで周りをうろうろしつつ、再度凱旋門を見る。
時間があれば凱旋門の上に登りたかったー。

11月25日。
打ち合わせも無事終了し、帰国。
機内で日付変更線を越える。
後半はだいぶ楽しかったといえ、
精神的体力的に限界だったみたいで、
帰りの飛行機は辛かった。
パリは街並みも綺麗だし、食べ物も飲み物も美味しいし、
人々も噂とは違って英語で話しかけても、とても優しかった。
次は絶対絶対プライベートで来たい！！