gristanさんのクチコミ全1件

先ずもって、日本人が最大に勘違いしてるコトの一つがゴディヴァを今だに超一流ブランド若しくはベルギーのNo.1チョコレート・ブランドだと固く信じてるコトです（笑）。ゴディヴァがアメリカに進出した翌年にはアメリカの Campbell Soup（あのアンディ・ウォーホルの有名な挿し絵の）に経営権が移ってます。通常、コウいう Artisanal な家族直伝のレシピを継承した食の独立店舗が、金銭的投資を一番に考える大がかりなコングロマリットに買収されると碌なコトが無いという予想通り、コノ20年くらいの間にゴディヴァの品質も信用も地に堕ちた時期があり、モウ Godiva はチョコレートの一流ブランドでは無いと言い切る人も居たぐらいです。ズッとNo.1と考えていたのはガラパゴな日本人くらいです！ ここ数年で漸く品質と信用を盛り返して嘗ての名声を取り戻しつつありますが、2007年にはトルコの企業に経営権が再び移ってます。知ってましたか？ 現在 Godiva は実質トルコ企業グループの一角なのです。

逆にレオニダスは間違い無く現在、品質・名声 共に世界でNo.1のチョコレート・ハウスです。ベルギーの1000以上もあると言われる Artisanal なチョコレート・ハウスの中で唯だ6社にしか与えられてないベルギー王室御用達のショコラティエの一つですが、現地ベルギーで常に支持されるNo.1のチョコレート・ハウスであるだけでなく（現在3年連続ベルギーでの人気調査でのトップにランクされている）、フランスでもイギリスでもアメリカでも人気No.1です！！！！！！ Amazon のレヴューを読んで下さい。

私はフランスに3年間程 滞在してた時期がありますが、一番 驚いたコトの一つが現地フランスでのレオニダス人気です！ 首都パリ（パリとその近郊には20件近いレオニダスのショップがある）だけでは無く例えば日本人が聞いたコトも無い様な南フランス地方の小さな街や村にもレオニダスの店舗が必ずあって本当にビックリしました。現地の観光案内所が地図でレオニダスの店舗を指し示して教えて位ですから（爆笑）。パリの案内所が教えてくれるのならさして驚きもしないが、名もない小さなフランスの地方都市の案内所が他国のチョコレート・ショップの場所を嬉々として教えてくれるのには驚きです！
フランス人と言えば自国の製品には異常な愛着と誇り（特に食に関する物品には）を持ち合わせる国民の筆頭で、スーパーのワイン売り場に行っても99.9%くらいはフランス産のモノしか置いていないのに、ことプレミアム・チョコレートに限って言うなら完全にレオニダスに城を明け渡した格好だと言っても言い過ぎでは無い程です。伊勢丹に入ってる一粒400円以上もするボッタクリのフランス製チョコレートなんてフランス全国を見てもパリとリヨンの2箇所ぐらいしか店舗は無いですヨネ（爆笑）。

つまり、ケチな癖に品質に関しては高いレベルの要求を掲げるフランス国民の舌と財布とを完全に満足させてしまったのがレオニダスです。品質が最高（良質のカカオマス、カカオ・バター100%のみ使用。日本や欧米のチョコレート・メーカーで多く使われる植物油脂や乳化剤等の危険な食品添加物の使用は一切無し！）のグレードのモノを提供しているのに、価格は他チョコレート・ショップの二分の一から四分の一という信じられないコトをやってのけてるのがレオニダスだという事をフランス人は良く知ってます。ゴディヴァなんてクーヴェルチュール・チョコレート（プロが使用する製菓用原チョコレート）の提供を同じベルギーの専業メーカーであるカレボー社に頼ってます。

またレオニダスの素晴らしいもう一つの要素は、他の気取ったプレミアム・チョコレート・ハウスのプラリネ・チョコレートの一粒が11g~12g（フランス製のモノは大体そうだし、ブリュッセルに店を構えるベルギー製ショコラティエもソウいうモノが多い。）という小振りなモノが多いのに対し、レオニダスのプラリネ・チョコレートの一粒は14g~15gと大変に Generous で食べ応えがあり、一粒食べた後の満足度が非常に高い点です！！！！！！ コレまで数限り無くプレミアムなプラリネ・チョコレートを食べた私の経験からすると、プラリネ・チョコレートの一粒の重量は最低13gは必要だと言うのが私の結論です！

最新作（2015年時点）のマンゴー・ハートとチェリー・ハートの出来も素晴らしいです！！！！！！ 是非、試してみて欲しいです。
初心者がレオニダスの真髄に触れたいと思うなら、先ず Buche Praline（Noir、Milk、Whiteの3種あり）と Mosaique（コレも3種あり）を口に入れてみて下さい。絶対に虜に為ると思います！！！！！！ 後は Marron の Black と Louise の White カナ！