男たちの大和
2月3日と4日、広島に戦艦大和の模型(呉)と映画のロケ地(尾道)に行きました。映画を主人と偶然に見て、感動し、私一人でツアーに参加してきました。私の気持ちを聞いてください。
戦争はどうして起こるのか?・・・戦争をしようと決めた政府が準備を始めます。(1度の戦闘に100年の教育がいる)しっかりした脚本が出来ているので、国民は疑問を持てない。時代は戦争にゆっくりと傾き、すでにとめることも出来ずに戦争が始まるようです。第二次世界大戦では、初めに圧倒的な勝利をし、その後講和条約を結ぶというシナリオだったようですが、その通りになりませんでした。それどころか、開戦前に作られた大和は、たいした戦略も発揮されないまま、片道燃料での沖縄線へと特別攻撃へ命令が降ります。(ここでも私はいたたまれない気持ちになります。)終戦を考えずに、又は甘く見ていたので、日本の勝利が続くうちに結ぶ予定が、予定どうりにならず、悲劇は続きます。大和は悲しい使命を持って、沈没します。撃沈です。爆発により船体は4つに大きくわかれ、海底の藻屑となりました。呉の「大和ミュージアム」は大変な人出で、大和をはじめ、多くの軍艦の記念のために、故郷である呉の町にあります。ここで知ったことですが、日本が戦争を考え始めた頃、大和の基本的な構想が出来、超戦艦として作られました。その技術は戦後の日本経済を支えたぐらいのすばらしいものであったようです。でも、大和が能力を出し切ったとは思えませんでした。日本には技術力があっても、使いこなせる人はいなかったようです。それはいまも続いているように思えます。
尾道にある。映画用の大和は、前半分と少しあります。映画はCGを使って臨場感を出していたようです。映画の中で、仲代達也さんが演じていたのは、戦後の日本人そのものだそうです。また、最終訪問地は江田島の旧海兵学校でした。教育資料館で特攻隊の方々の遺書を見ました。かつて予科練を出た伯父が、遺書は本心が書けなかったと言っていたので複雑な思いがしまた。
さて、皆さん映画を見ましたが?作者の思いがぶれないで、良く出来た映画でした。ぜひ見てください!