mecaさんのQ＆A
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カメラと持ち物について！
- エリア： グランドキャニオン周辺
初めまして。今年の9月上旬に現地発着の1泊二日ツアーでアンテロープキャニオン、ホースシューベント、モニュメントバレー、グランドキャニオンに行きます。そこで下調べでグランドキャニオンの旅行記を見ていると...もっと見る
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- 回答日：2015/08/06 14:16:03
- 回答者： mecaさん
- 経験：なし
Shunさん
はじめまして。
アリゾナ在住で、グランドキャニオン国立公園で仕事しております。
アンテロープキャニオン(アリゾナ/ナバホ族リザベーション)、ホーシューベント(アリゾナ/ナバホ族リザベーション)、モニュメントバレー(ユタ/ナバホ族リザベーション)、グランドキャニオン(アリゾナ)盛りだくさんのツアー内容ですね。きっと楽しんで頂けますよ。日本では見られない景色ばかりですから。
移動には多少時間がかかると思います。服や靴は、長い時間を車の中で座って過ごしますから楽な格好が良く、「重ね着」をお勧めします。この中では、グランドキャニオン(ノースリーム平均標高が2400m、サウスリム平均標高が2100m)が一番標高が高いので温度は低くなる事もあり、アンテロープキャニオンとホーシュベントは1300mくらいで日中は暖かいです。砂漠の気候は、温度差が激しく、9月の上旬はまだモンスーン(雨季)が明けていないと思います。ちょっとした雨具を用意されるといいと思います。その代わり雨雲に運良くサンセットがあたれば、ゴージャスなサンセットが見れますよ。
快晴の日中と悪天候や夜では、かなりの温度差があります。グランドキャニオンでは、今月8月に2センチほどのヒョウが一時的ですが、降りました。日が沈むと一気に温度が下がるのが砂漠気候です。上は30度、下は8度位の格好を用意されるといいと思いますが、どんな天候になるか分かりませんので、重ね着で温度調整が出来る格好がベストでしょう。紫外線が快晴の日は半端なく強いので、日焼け止め対策も必要かもしれません。
靴は歩きやすい物で、岩や砂の上も楽に歩けるものがお勧めです。粒子の細かい砂や紫外線を避ける為に帽子やサングラスは便利だと思います。
アンテロープやモニュメントは粒子の細かい砂が舞ってます。カメラに入り込んでしまうと最悪です。砂埃から私物が守れる鞄又はケースを用意されるといいですね。
砂漠気候ですから、リップクリームや目薬(特にコンタクトを使用されてる方)もあると便利ですよ。
iPhone vs ミラーレス
iPhoneでも天気の良い日は、かなり綺麗な写真が撮れますよ。iPhoneで撮った写真をグランドキャニオン国立公園や旅行会社に提供した事もあります。手軽で便利いいですよ。パノラマ、連写、ビデオ、タイムラプスなどの機能は便利で素敵な思い出が残せると思います。
ミラーレスはやはり写真が綺麗です。毎日、観光に来た方の写真を色んな機種のカメラで撮っていますが、ミラーレスは、本当に綺麗に撮れています。ただ砂埃のある場所でレンズを交換するのは、慎重に。カメラ用の埃を取り除く、クリーニングキットもあると便利かもしれません。アンテロープとモニュメントは砂埃がありますから。
旅行の為に購入されるんでしたら、しっかりカメラの使い方をマスターして来られるといいですね。意外に聞くのが、「今回の旅行の為に買ったので使い方がいまいち分からない」とおっしゃる方がよくいらっしゃいますよ。
夏の間はアリゾナ州とユタ州は時差があります。特にややこしいのが、アリゾナ州内にあるナバホ族リザベーション(保留地)がアリゾナ、ユタ、ニューメキシコにまたがっているので、時間をあわす為に、アリゾナ州でもリザベーション内だけはユタ州やニューメキシコ州と同じ時間にしています。なので、
8amアンテロープキャニオン(アリゾナ/ナバホ族リザベーション)
8amホーシューベント(アリゾナ/ナバホ族リザベーション)、
8amモニュメントバレー(ユタ/ナバホ族リザベーション)、
7amグランドキャニオン(アリゾナ)
が同時時間になります。iPhoneの時間設定を自動にしておくと勝手に時間がかわるので便利です。
アンテロープキャニオン
夏季の間で、太陽が上にある時間帯(11時〜1時位のツアー)に訪れると岩の割れ目から太陽光線が入る有名な写真が撮れます。冬季や朝早い時間や午後遅くだと太陽の位置が低いので、太陽光線が入る写真は撮れ無いです。そうなると、アンテロープは薄暗く、懐中電灯なしでは見えにくい状態になる可能性がり、ミラーレスの方がiPhoneで写真を撮るより断然綺麗に撮れると思いますよ。暗い時間だとiPhoneでの撮影はちょっと無理があるかもしれません。
ホーシューベント
グランドキャニオンは全景を入れて撮らなくても綺麗な写真は撮れますが、ホーシューベントは全景を入れなくては意味ないですよね。私が撮った写真はiPhoneのパノラマかミラーレスの広角レンズ又は魚眼レンズが殆どです。
グランドキャニオン
グランドキャニオンのサンセットは、どこの展望台からでも見れる訳ではありません。国立公園が推薦している最も最高の夕日が見れる展望台は、ウエストリムにあるホピポイントです。次にイーストリムにあるヤキポイント、ウエストリムのピマポイントです。後は、イーストリムにあるモハビポイント、ナバホポイント、デザートビューとウエストリムのピマポイントと続きます。ただ問題は、ツアーに参加されている場合、ツアー会社の車両は立ち入り禁止で入れない展望台があるということです。ウエストリムは国立公園無料シャトルバス以外では行けません。イーストリムも車両のサイズや公園からの許可書の有無で入れる展望台と入れない展望台があります。残念ながら、デザートビュー以外は上記にあげた展望台に観光バス/ツアーで行くことは困難です。観光バスは、マサーポイント、ブライトエンジェル ロッジ、のみ。バンなどの小さい車両はこの展望台プラス ヤバパイポイントに入れます。この3つの展望台でサンセットが見れるのは、ヤバパイの博物館より西側になります。9月はまだモンスーンが明けていないので、雲にうつるピンクやオレンジなどのサンセットカラーがキャニオンを引き立て美しいと思います。
以上が気付いた点になります。
旅行楽しんで下さいね。
