kiranekoさんのクチコミ全1件
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投稿日 2011年04月11日
総合評価:3.5
水上生活者出身のガイドさんが英語で水上生活者と村について説明してくれ、貧しいカンボジアの現実を目の当たりにし大変勉強になりました。水上生活者は土地が買えないほど貧しいので、水上生活を余儀なくされているそうです。ガイドさんは言葉が通じないことによって、観光客が子供達に悪影響になっていることがあると言っていたので、日本語で彼の言葉を伝えたいと思います。ボートで観光中、小船で子供達が物売りをしてきます。子供達が溺れたり、ボートに巻き込まれる事故が絶えないので子供達を守る為にも、ボートに近づいてくる前に「No!(あっちいけのジェスチャー付き)」と言って近づかせないようにとのことでした。可哀想だと思って子供達にお金をあげても親が飲酒に使ってしまい、全く子供達の為にはならないそうです。子供達に金を稼がせるという甘い汁をすった親達は、子供達を学校へは行かせず(学校が無料にもかかわらずです)、一日中金稼ぎをさせているそうです。そんな育ち方をした子供達は大人になっても仕事はせず、今度は自分の子供も同じ目にあわせる負の連鎖があるそうです。子供達を金儲けの道具にせず、登校させてほしいと願っているガイドさんは観光客が子供達にお金を払わないように言っていました。子供達が稼げなくなれば親は学校に行かせるようになるだろうと・・・。その上でガイドさんはもちろん観光客に貧しい子供達を助けてあげてほしいと思っています。ガイドさんが薦めるその方法は、途中で寄る水上商店で、お米、筆記用具、水、お菓子などを買って孤児院兼学校にあげることです。この孤児院兼学校には100人くらいの子供達が生活していますが、政府の援助がほとんどないので、観光客の寄付でなんとかしている状態だそうです。私はお米を50kg寄付しましたが(水上商店のせいか高かったです。なんと$80!)、でも孤児院では一日で35kgの米を消費するそうで、私が寄付したのはたった一日半分にしかなりませんでした。学校に通わせてもらえない子供達もお腹がすいたら、この孤児院兼学校に来てご飯を食べているそうです。
楽しいだけの観光では終わりませんでしたが、水上の生活はとても興味深かったですし、少しでもカンボジアの子供達の助けになることができてよかったと思っています。行かれる方は、物売りからは買わずに、ぜひ寄付してあげてください。- 旅行時期
- 2011年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 半日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- なんか人によっ(時期によって)てボート代金が違うみたいですね。私は$20払いました。
- 景観:
- 4.0
- 水上でボートだけで生活している人が3000人!圧巻です。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 乾季でボートは貸切でした。



