綿花栽培について - シャフリサーブズのクチコミ
- YAMAJIさん
- 男性 / シャフリサーブズのクチコミ : 2件
- 旅行時期 : 2013/09(約11年前)
世界で生産されている繊維の、約40%が綿製品です。ウズベキスタンの綿花生産量は、中国、インド、アメリカ、パキスタン、ブラジルについで、世界第6位です。綿花摘みは、9〜11月上旬に行われ、小さい子供から大学生まで動員され、学校も休みになります。綿花摘みは、子供達でも1日30kg、ベテランで1日100kgも摘むそうです。綿花摘みにおける児童労働が問題になっており、ヨーロッパでは不買運動も起こっています。又、綿花栽培には、大量の殺虫剤や農薬、除草剤が使われており、従事する人々の健康にも大きな問題です。
旧ソ連時代に、ウズベキスタンやトルクメニスタンで「自然改造計画」が実施され、綿花栽培のため灌漑やカラクム運河が建設され、それが原因でアムダリヤ川とシルダリヤ川から流れ込む水量が激減し、世界で4番目の面積を誇ったアラル海の面積が大幅に縮小し、6〜8割以上も干上がっているといわれています。綿花の輸出は、この国の経済をささえており、その利権は一部の権力者に支配されています。綿花栽培における、様々な問題をどのように解決していくのか、注視していきたと思います。
- 同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 所要時間:
- 1-2時間
- アクセス
- 評価なし
- 利用した際の同行者
- 評価なし
- 厳しい現実
- 1.0
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