トラム28番 スリの実例（被害は回避） - リスボンのクチコミ

リスボン全体の治安は悪くないと思います．普通に注意していれば，たいていの場所で夜歩きもできます．しっかり気をつけましょう．

そんな中，トラム28番でスリに狙われた経験をしたのでここでシェア．

リスボン到着直後，ルイース・デ・カモエンス広場からトラム28番に乗りました．昼間で満員，乗るのにも苦労しましたが，何とか乗れました．しばらくすると，現地っぽい人が笑顔で混雑の中私たちの方に近づき，そしてさらに私たちの反対まで移動しました．さらにその人が空きスペースを自ら作り，そこに私を誘導します．ちょっと変なので警戒しましたが，混んでいるので空きスペースに必然的に引き込まれてしまいます．ただ，バッグとポケットにはものすごく注意して，いつも手で押さえていました．

その後，少し太めの女性も我々の方に近づいてきて，さらに変な感じになりました．その後も男性からはたまに肩を軽く叩かれ，移動を促されたり．．．完全にヤバイ感じ．そのころ同乗の妻も，男性が自分のバッグの上にジャケットをかけるようなしぐさをしたので不審に思ったのだとか．

そして，トラムが終点に着いたとき，確信しました．女性が出口への通路をふさぎ，私たちを進ませないようにしているのです．私も強く女性を押しました．すると大きなおなかを指し「妊娠している」というそぶり．いや，触った限りタオルのやわらかさ．．．こりゃカモにされている，と思い，妻に「狙われてる，降りろ」と声をかけ，降りました．

降りてからポケットとバッグを見ましたが被害なし．ただ，妻のバッグのファスナーは，若干開きかけていたとか．．．やばいやばい．

後でWebなどで調べてみると，複数人で囲む，道をふさぐ，というのは典型的なスリのパターンのようです．気をつけましょう！！