アブルッツォ州の「チェラーノ」 おススメスポットはチェラーノ城 - その他の観光地のクチコミ
- コトルさん
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- 旅行時期 : 2017/04(約9年前)
2017年4月にチェラーノに行きました。
アブルッツォ州の州都ラクイラの南方に位置する。
標高は高く、860メートルに達する。
チェラーノ旧市街は小高い山の上に広がり、
頂点は立派な規模の大きなお城。
また、背後に急峻な山が迫り、
チェラーノのシンボル「Monte Tino」(ティーノ山)で標高1923メートル。
チェラーノ城は別名ピッコロミニ城。
1221年にフェデリコ2世の命で造られるが、
1392年にピッコロミニが奪取して、ピッコロミニ城に。
その時に大改装したのが現在の姿に。
周囲には城壁があり、歩道となっており、
お城や周囲の風景を楽しめる。
内部は博物館/歴史館となっているが、
そこで100年前の大地震を知ることができる。
1915年に襲った大地震はここチェラーノを襲い、
スクルコーラ・マルシカーナのオルシーニ城塞と同様に崩壊したという。
その様子の写真があり、
大地震のすさまじさが伝えられている。
この大地震はM7.5で、
中部イタリアでは有史以来の最大規模と言われている。
その時の被害は広範囲に及んでアブルッツォ州だけでなく、
モリーゼ州、カンパニア州、ラツィオ州、マルケ州の山岳にある多くの中世時代からの村や町は崩壊したと。
遠くミラノやパレルモでも揺れを感じたほどのすさまじさ。
その後の努力で復興がなされ、現在の姿に。
100年前の大地震から見事に復興したチェラーノ城。
チェラーノ城の周囲は旧市街となっており、
城からその全貌を見渡すことができる。
旧市街も大地震で崩壊してその後復興したため、
中世時代からの古さはみられない。
ローマとスルモーナを結ぶ高速道路からのアクセスが便利。
高速道路からもチェラーノ城が良く見えます。
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