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宿泊ロッジ(山小屋)の知っとくと役立つプチ情報/アンナプルナ内院・トレッキング - ヒマラヤのクチコミ

ウェンディさん 写真

ウェンディさん
女性 / ヒマラヤのクチコミ : 10件
旅行時期 : 2018/01(約8年前)

ジヌダンダ村(ジヌー村)の宿

ジヌダンダ村(ジヌー村)の宿

  • ジヌダンダ村(ジヌー村)の宿
  • チョムロン村の宿
  • ロッジ(山小屋)の個室。室内コンセントはない
  • ヒマラヤホテル
  • マチャプチャレ・ベースキャンプから眺めるアンナプルナサウス
  • マチャプチャレ・ベースキャンプ
  • アンナプルナ・ベースキャンプ
  • 山小屋トイレ
  • ジヌー温泉
  • 山小屋での食事はピザが結構うまい

2017年の年末から2018年の年始にかけてネパールのアンナプルナ内院トレッキングへと出かけてきました。
現地では、ポカラ発着6泊7日の行程でABCへの往復を歩き、トレッキング道にあるロッジに6泊しました。
今回のトレッキングは冬場でしたので、全ての宿泊ポイントのロッジが営業しているわけではなく、一部のロッジでは、遅くに到着すると空いている部屋がなく、ポーターさんの助力が無かったら隙間風が吹きこむドミトリー方式の寒い部屋での宿泊になるところでした。

現在発行されているネパールの旅行ガイドブックやトレッキング本にもロッジ情報などは殆ど記載がないので、今回に利用した宿泊場所情報(村のロッジ数、充電の可否、気づいた点など)を標高順に纏めておきます。

【ジヌダンダ村(通称ジヌー村):1780m】
・村内にはロッジが4軒あり、基本はトレッキングの終盤(下り)に利用する宿。
・宿の部屋数は多く、夕方に到着しても個室への宿泊は可能の様だが、温泉に行きたい場合は午前中の到着が望ましい。
・村から徒歩30分の川沿いにジヌー温泉があり、入浴料1人100Rp(100Rp=110円〜120円)で、水帰着用が原則。ジヌー温泉ではシャンプーの使用も可能。
・N-cellの電波受信は建物内は少し悪く、屋外ならば問題なく入る。
・充電は1コンセント100Rp.
・Annapurna Sanctuaryには含まれず、ペットボトル禁止ルール、肉食禁止ルールは適用外。

【チョムロン村:2170m】
・村内のロッジ数は15軒と多く、夕方5時位の到着でも部屋に空きがあり、個室の使用が可能だった。
・ロッジはチョムロン村への峠の手前と峠を越えてからの2か所に集中しているが、お勧めは峠を越えたところにあるロッジで、あまり峠を下りすぎない場所にある宿。
・高い位置にあるロッジからの方が、フィッシュ・テールの尾根を持つマチャプチャレ、アンナプルナサウス、ヒウンチュリがキレイに見える。特に夕陽に焼ける山の姿が良かった。
・充電は1コンセント100Rp.
・N-cellの電波は屋外ならば問題なく入る。
・チョムロン村より標高が高い地域では(チョムロン村を含む)環境保護のために、ペットボトルの持ち込み禁止。
・ペットボトルを水筒代わりに持ち込むのはある程度は大目に見られているが、ペットボトル飲料はロッジの売店でも販売していないし、中身が空となったペットボトルをロッジのゴミ箱に置いてくるなどは論外。可能ならばペットボトル水筒ではなく、テルモスなどの保温水筒の持参が望ましい。
・チョムロン村より標高が高い地域(チョムロン村を含む)では、飲料水は宿で販売する沸かし湯(Boiled Water:1L 100Rp程度)のみ。

【シヌワ村:2360m】
・村内のロッジ数は3件で、夕方4時半頃に着いた人達は宿泊を断られていた。
・なるべく早めに到着する方が良いだろう。
・私たちは15時頃に到着したので、個室を利用できた。
・シヌワ村で宿泊出来ない場合、下り行程ならば1時間〜1時間半歩くチョムロン村、登り行程ならば1時間半〜2時間歩くバンブーまで行くしかない。
・充電は1コンセント100Rp。
・N-cellの電波は室内でも感度よく受信していたが、N-cellの電波が入るのはシヌワ村の少し上にある峠までで、その先の標高が高いエリアでは電波は入らなかった。
・シヌワ村には日用品や登山道具を販売する最後の売店があるので、トレッキングの必需品で購入し忘れがある場合には購入可能。
・シヌワ村より高標高地域(シヌワ村を含む)はヒマラヤの神の領域(Annapurna Sanctuary)となり、肉食禁止区域となる。

【ヒマラヤホテル:2920m】
・村は無く、ロッジが2件あるのみで、このヒマラヤホテルが一番のクセモノ。
・遅く到着するとロッジの個室に空きは無く、隙間風の入るドミトリーに押し込まれる。
・私たちの場合は、ポーターさんが先行してロッジに到着し部屋を押さえていてくれたので無事に個室に宿泊できたが、ポーターさんがいなかったならば午後3時半の到着でも個室に空きは無くドミトリー行きとなっていた。
・ヒマラヤホテルに宿泊できない場合…はありえない。
・前後のロッジは距離がありすぎて、夕方にそちらへ向かうのは不可。
・多分だがドミも満員になってしまった場合は、食堂の床面などが提供されるのかもしれない。
・充電は1コンセント100Rpだが、2つの宿泊施設で1棟の食堂を利用しているので、コンセントの取り合い合戦が勃発していた。
・トイレの数が宿泊者数に対して少なく、朝は行列が出来ていたので、トイレのご利用は計画的に。
・N-cellの電波は入らない。
・肉食禁止エリア。
・冬場はヒマラヤホテルのあたりまで降雪することもある。

【マチャプチャレ・ベースキャンプ:3700m】
・富士山より高い標高で高山病の発症危険エリアとなるため、ロッジ到着後も夜に寝るまでの昼寝はダメ。眠ることにより呼吸が浅くなり、躰への酸素供給量が低下し一気に高山病が進む。
・村は無く宿泊施設は5棟あるらしい(私たちが訪れた時は2棟しか見当たらなかった)が、冬場の営業は一棟のみで部屋数は8部屋程度と少ない。
・11時頃の到着だったので個室に宿泊出来たが、最後の1室だった。
・ドミトリーはなく、宿泊できない場合は、登りならばアンナプルナ・ベースキャンプ迄登る(1.5時間)しかなく、下りならばデウラリ(1時間)へと向かう。
・気温は日中でも0℃付近と寒いが、ロッジから眺めるマチャプチャレ、アンナプルナサウスの絶景が凄いので、トレッキング日程に余裕があるならばマチャプチャレ・ベースキャンプでの宿泊はお勧め。
・肉食禁止エリア。
・冬場は降雪によりその先(ABC)へと歩けない場合は、マチャプチャレ・ベースキャンプでの宿泊となる。
・充電は1コンセント300Rp.
・N-cellの電波は入らない。
・肉食禁止エリア。

【アンナプルナ・ベースキャンプ(ABC):4130m】
・4000m超の高山病発症危険エリアなので、到着したら行動はゆっくりと、落ち着いて行うのが大事。
・呼吸をゆっくりと深く繰り返せばそんなに体は辛くはないが、日中の昼寝は厳禁。
・村は無くロッジが5つある。
・個室制だが基本は相部屋で、10時過ぎに到着した私たちも他の方と相部屋となった。相部屋は一応、国籍や性別を考慮して配置しているようだった。
・朝方は気温がマイナス20℃まで下がる(日中でも零下の気温)ので、冬山装備が必要。
・1日の気候を見ていたが、午前中の朝に近い時間帯の方が雲が少なく山もクリアに見えた。ABCで宿泊するならば、到着は出来るだけ早い時間帯がお勧め。
・ダウンを着込んで食堂に居てもその冷え込みは厳しく、室内でも息が白い状態なので、使い捨てカイロは必須。
・私は足の裏と背中、腹に貼っていたが、それでも寒かった。
・充電は1コンセント300Rpと書いてあったが、私たちの宿泊時は使用不可だった。
・N-cellの電波は入らない。
・肉食禁止エリア。
・冬場は降雪あり。

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