紋章の間(Sala dos Brasões)
- 4.5
- 旅行時期:2025/03(約10ヶ月前)
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by まめ夫婦さん(男性)
シントラ クチコミ:6件
「レガレイラ宮殿」のあと「シントラの王宮」に行きました。入場料13ユーロがリスボアカードの提示で11.7ユーロになりました。中に入ると、記念碑的な「螺旋階段」があり、その先にはマヌエル1世(1469-1521)の時代に大広間として使われた「Manueline Hall」がありました。19世紀後半の「マリア・ピア王妃のアパート」では、「寝室」、「化粧室」、「リビングルーム」、「浴室」、「ワードローブ」を見ることができました。「Manueline Hall」の反対側には天井に27羽の白鳥が描かれた「白鳥の間(Sala dos Cisnes)」がありました。宴会、音楽の夜会、パーティー、宗教的な儀式や葬儀に使用されていたということです。「セントラルコートヤード」からは厨房の「二本の大煙突」がよく見えました。王室の謁見に最も使用される「Magpies Room」、天井に136羽のカササギ(pega)が描かれている風変わりな「カササギの間(Sala das Pegas)」、中世~16世紀(特にマヌエル1世期)の「王妃の寝室」を通り過ぎると、「更衣室(Camarim)」がありました。かつて王や王妃が衣服や宝飾品などを保管していた部屋で、現在は貴重な美術品や歴史的遺物が展示されていて、「フランドル製タペストリー」や、「金色の天球儀」が展示されていました。ポルトガル、オスマン帝国、オランダのガレー船が描かれた「ガレールーム」を過ぎると、「紋章の間(Sala dos Brasões)」に出ました。貴族の紋章と王権の威光を示すための儀礼の空間だということで、壁と天井にポルトガル貴族の72の紋章を描いた豪華な部屋でした。豪華な八角形天井には ポルトガル王家の王冠と紋章(アヴィシュ王朝の十字)が描かれていました。壁のアズレージョ(青の装飾タイル)も見事でした。そして「アフォンソ6世王の部屋」、王族と宮廷のための宗教儀式を執り行う「チャペル」、幾何学的な立体錯視風の青・黒・白のアズレージョ(タイル)が並ぶイスラム様式で、中央にイスラム風噴水がある「アラブの間(Sala dos Árabes)」、おそらく下院の裁判官の会議のための部屋「評議会室」を過ぎると、二本の大煙突をもつ「キッチン」がありました。最後に、王族の沐浴やリラクゼーションのための空間入浴洞窟「入浴洞窟(Gruta de Banhos)」を見て見学を終えました。
せっかくなので、王宮の無料で見られる庭園に入ってみました。庭園自体にあまり見どころはありませんでしたが、庭園から見るシントラの街並みがとても綺麗でした。ストームのせいで内部の見学は不完全なものでしたが、人や車が少ない中、のんびりと散策できたりして、貴重なシントラ体験でした。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2025/05/30
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