今では封印された幻の門
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- 旅行時期:2023/08(約2年前)
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by noelさん(女性)
エルサレム クチコミ:31件
エルサレムの城壁には8つの門がありますが、その門の中の1つです。
ダマスカス門、新門、ヤッフォ門、シオン門、糞門、ヘロデ門、聖ステパノ門そして金(黄金門)です。
ただ、この金門は封印されていて、現在はここから入場することはできません。
それゆえとても気になる門です。
東にある門で、すぐそばは神殿の丘になっていて、岩のドームの近くにあります。
宗教上、とても重要な意味のある門です。
実はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教ともに、救世主がこの金門からエルサレムに入り、世界は平和になると言われた神聖な門です。
また、オリーブ山の西側の斜面は、昔から今日に至るまでユダヤ人の墓になっています。
そして、向いのモリヤの山(神殿の山)に審判の座が設けられ、この谷をはさんだ2つの山の間で最後の神の審判が行なわれるとされました。
2つの山の間に2本の橋が架けられ、復活した者はすべて審きを受けるために橋を渡っていきます。
1つは鉄でできた頑丈な橋ですが、もう1つは紙でできた軽くて弱い橋です。
異教徒は皆、鉄の橋を渡ろうとするために、重さのため橋は折れて、谷底に落ちてしまいます。
しかしユダヤ教徒は皆、紙の橋を渡って無事に永遠の生命に生きることができる、と言われてます。
ちなみに、イエスの時代はこの門は開いていました。
イエスはガリラヤからエルサレムへ死を覚悟でやって来ました。
そして白いロバに乗り、この金門よりエルサレムの城内に入場しました。
ただ、11世紀から13世紀にかけてのアラブと十字軍のさまざまな紛争の間、セキュリティ上の理由で封印された可能性があります。
あるいは、1539年から1542年にかけてスレイマン大帝がエルサレムの城壁を再建した後、オスマントルコによって閉鎖されたという説もあります。
1891年にトルコ当局によって再建されたようです。門は封印されてます。
私はオリーブ山やケデロンの谷付近から写真を撮り、中にはズームした写真がありますが、門の前で写真を撮ると、銃を持った警備員に撮らないように注意されます。
お気をつけください。
この門を遠くからでも見ることができて良かったです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/09/08
いいね!:55票
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