超絶おすすめです。
- 5.0
- 旅行時期:2024/02(約2年前)
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by らくだのばななさん(非公開)
ロンドン クチコミ:16件
Bond street駅で降り地上に出てセルフリッジのところで曲がってオックスフォード通りから路地に入ります。そこから小さな広場まですぐです。広場の奥にこちらの美術館ハートフォードハウスがあります。まず、設えがすごいです。館の中にあるものこれ全て展示品なり、状態です。絵画の前にもラインなど引かれていませんし、ロープも張られていません。調度品が置かれています。それによってここより近づかないで、の意味合いになります。その家具がまたすごい。家具はどちらかと言えばメイドインフランスのロココっぽい感じです。書道セットならぬ書き物セット(インク壺とかペン立てとか)やら小さなブロンズ像やらとにかく何でもかんでも展示品です。甲冑(これがまたすごい!)や剣、銃、お皿やメダルのコレクションもありました。私が大好きな暖炉とマントルピースもあちこちにありうっとりしました。とにかくすごいです。あいにく、家具やブロンズ像に関しては勉強不足でその価値がいまいちよくわからないのが悔しいくらいです。でもあまりに美しくて、このような調度品に囲まれて生活していた貴族の方々が羨ましくなりました。そして絵画もこれまたすごいです。有名なのはフラゴナールのThe swingかと思いますがそれ以外も名画揃いです。このような作品をバンバン集められる貴族(Wallace氏は侯爵の非嫡出子で、父親の侯爵は独身で嫡出子がおらず屋敷やコレクションを全て相続したらしい。侯爵位は親戚が継いでおり今もハートフォード侯爵がいる。)って本当にすごい。レンブラントやルーベンスもありますし、ムリーリョ、ベラスケス、メツー、レイノルズ、ゲインズバラ、ブーシェなどなどもう大興奮です。360度どこに目をやれば良いのやらです。今回初めて訪れましたが、ロンドンの美術館で最も好きかもしれません。1日中いられます。何度でも訪れたい美術館です。地下にトイレがあります。1階の中庭(屋根付き)にカフェがあり一人でも入りやすい雰囲気です。ちなみに一つツボったのが、ロバートダドリーの肖像画があったのですがその上にムリーリョの聖母子の絵が飾られていたことです。私の中ではロバートダドリーは完全に「欲」とか「俗」のイメージなのでその上に清らかな聖母子像を飾るのはあまりに皮肉では、と笑えました。オランダの風俗画だったらまだしも世俗的でピッタリだったかもしれません(笑)。それとその風俗画が結構面白く、ズボンのボタンを開けっぱなしで寝てるおっさんがいたり密会(不倫?)現場を盗み聞きするおばちゃんがいたりしました。毎日通っても飽きなさそうです。
- 施設の満足度
-
5.0
- アクセス:
- 5.0
- Bond street駅からすぐです
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/02/26
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