動物は濃いと思いました。
- 4.0
- 旅行時期:2006/05(約20年前)
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by 旅好者さん(男性)
その他の観光地 クチコミ:2件
スウィートウォーター私設動物保護区は、ナイロビの北210kmくらい、ケニア山の北西といったところにありました。ここは面積が約450k㎡という広大なオル・ペジェタ牧場(Ol Pejeta Ranch)の一画です。この牧場の元は、1930年頃に農場として開拓されましたが、ケニア山の西側ですから降雨量が少なくて挫折、その後、牧場として再建されて今日まで続いているとのことです。現在は、イギリスの非営利の環境保護団体の所有となっているそうです。この保護区は1988年に当時の牧場主によってクロサイの保護を主な目的として設立されたのが始まりで、現在は牧場の中の約100k㎡を占めているとのことです。
保護区内は普通にゲームドライブが出来ました。ほかの国立公園や国立保護区並みに多くの種類の動物がいましたが、保護区内はそれ程の広さではないので、かえって動物は濃いと感じました。但し、柵の向こうに牛が密集なんていう光景にも出会しました。
ここにはチンパンジー保護区(Chimpanzee Sanctuary)もありました。ケニアにはチンパンジーはいませんが、何らかの理由で保護の必要がある他国のチンパンジーを保護しているところです。イギリス人の動物行動学者ジェーン・グッダール博士が主宰するジェーン・グッダール研究所(Jane Goodall Institute)によって1994年に設立されたとのことです。飼育は川の中の小島の林と飼育ヤードに分かれていました。なお、この川はエワソ・ニロ(Ewaso Ngiro)川ですから、サンブル自然保護区を流れる川の上流部となります。所員の方が案内をしてくれます。訪れた時は、島には19匹、飼育ヤードには26匹が飼育されていて、飼育ヤードでは人恋しい?何匹かが柵のところまでやってきました。所員がそれぞれの名前を教えてくれます。
また、ここでは孤児から育てられたクロサイが飼育されていました。柵のない平地で餌を食べているモラニ(Morani)君のところへ、銃を持ったレンジャーに案内されて行きました。触ると、硬い皮膚には、これまた硬い毛が疎らに生えていました。(現在は飼育ヤードが設けられたそうですが・・・)その近くに小屋があり、中には骨の標本がありました。この保護区で死んだ後のお努めなのでしょうか。毛皮も少し置かれていて、ヒョウの毛皮もありました。「どうぞ触って」と書かれていましたから、遠慮なく撫でて感触を味わいました。出口のところに、「野生動物の保護にご協力を」と書かれた寄付金ボックスがありました。もちろん感謝を込めて多めに・・・。
ここでの宿泊は一般客が利用出来る唯一の宿泊施設/スウィートウォータース・テンテド・キャンプ(現在はセレナ・キャンプ)でした。名前の通り、常設のテント式のもので、全部で30テントあり、その内の5つが高床式になっていました。水場を囲むように緩やかにカーブを描いて並んでいて、動物出現を期待はしましたが、ゾウなどの大型の動物は残念ながらやってきませんでした。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 2日以上
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2023/06/29
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