リオの有名観光地の1つだけど、治安悪し、元々、観光地ではない筈の(天国への)階段(治安の悪いセントロ/リオデジャネイロ/ブラジル)
- 4.0
- 旅行時期:2015/08(約9年前)
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by コタ(Kota)1号さん(非公開)
リオデジャネイロ クチコミ:63件
なぜか、チリ人の芸術家:セラロンさん(故人)が色々な国を旅した末に腰を落ち着け住み始めたのが、この階段沿いの普通のあばら家。
ところで南米大陸に住む人達は、日本と韓国との関係のように、隣国同士、非常に仲が悪い...。アルゼンチンはブラジル嫌いだし....。ペルーやボリビアは、チリが大嫌いだし...苦笑)
そんな彼らでも『リオデジャネイロには行って見たい~ぃぃぃぃ~』というほど、イメージ先行でラテンアメリカの人には憧れの地でもあるリオ。
セラロンさんもそういう経緯でこのリオに定住したのでしょう...。
往々にして芸術家は貧乏なもの。セラロンさんも例にもれず貧乏~の極み。ところが、ブラジル人は、そういう人を見ると途轍もなく親切にしてくれる国民.....。
セラロンさんはそんなカリオカ(リオの人の呼び名)、近所の人たちに少しでも恩返しを....と思い立ち、この階段を掃除をしたりしているうちに、ハタと閃き、タイルを貼りだした.....という物語。
最初は、階段に捨られていた浴槽(バスタブ)を花壇にする事から始まり、それが時を経て階段芸術に到達.....。
いつの間にか、世界中で話題になり、色々な絵の入ったタイルが持ち寄せられたそう。
......観光地でもない生活の場が、今や一大観光地になってしまいました.....だとさ。
芸術の力......恐るべし.......(余談ですが、スペイン文化もポルトガル文化も本国では、元々この「タイル」に賭ける情熱は凄まじいものがあります)
PS)結局、このセラロンさんも、数年前に、この階段で「焼死体」となって発見されたというオチがついてくるところが、ブラジルらしいと言いますか、リオらしいと言いますか...いやはやなんとも...
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- セントロ、街中でアクセスはいいが治安が悪い地帯
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 階段は観光客でいっぱい
クチコミ投稿日:2021/04/06
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