「神曲」のダンテの霊廟
- 4.0
- 旅行時期:2021/01(約5年前)
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by sanaboさん(女性)
ラベンナ クチコミ:18件
サン・フランチェスコ教会の敷地の一角にダンテ・アリギエーリ(1265-1321)の廟堂があります。
イタリア文学最大の詩人ダンテが生まれ育ったのはフィレンツェでしたが、代表作である「神曲」を執筆し亡くなったのも実はラヴェンナでした。
13世紀の北イタリアではローマ教皇派と神聖ローマ帝国・皇帝派の勢力が対立していましたが、哲学者であり政治家でもあったダンテが支持する教皇派が勝利しました。
ところが内部対立が起こりダンテはフィレンツェを永久追放処分となってしまい、イタリア各地を放浪し辿り着いたのがラヴェンナだったのです。
ダンテの死後、彼の名声は次第に高まりフィレンツェは度々ダンテの遺体の返還を求めていますが、ラヴェンナはそれに応じていないのだとか。
このような経緯を理解したうえでダンテの墓をラヴェンナで見るのは、なかなか興味深いです。
廟堂の中には入れず入口から見るだけですが、ダンテの遺体の収められた石棺とダンテの読書姿のレリーフが飾られていますので、是非ご覧になってみて下さい。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- ポポロ広場から徒歩3分
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料はかかりません。
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 結構いつも行列ができています。
- 展示内容:
- 4.0
- ダンテの石棺とレリーフが飾られています。
クチコミ投稿日:2021/01/22
いいね!:37票
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