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かつてのオーナーの意向で収蔵品の外部貸出しが禁じられているとなれば、観る機会はなかなかない

  • 5.0
  • 旅行時期:2016/03(約10年前)
ごーふぁーさん

by ごーふぁーさん(非公開)

シャンティイ クチコミ:2件

以前から行ってみたかったシャンティイ城(Château de Chantilly)内のコンデ美術館(Musée Condé)へ。なにせルーブル美術館に次ぐ、との触れ込みの美術館。お城の中に素敵な美術館があり、かつてのオーナーの意向で収蔵品の外部貸出しが禁じられているとなれば、観る機会はなかなかない。現地に出向かなくては、こちらの貴重な写本やラファエロは拝めないのだ。

● 広いシャンティイ城敷地を巡りコンデ美術館 へ

館の中に入るとミニベルサイユと言った趣の豪華なしつらえの部屋が並び凄まじい蔵書数の図書室がある。こちらには、パリ国立図書館に次ぐ5万冊の蔵書があるらしい。

この図書館のしつらえも見事だが、とりわけの見所は、世界で最も美しい本と言われる「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」。この絵は、ラピス・ラズリや昆虫の色素など高価な顔料をふんだんに塗り重ねて描かれ「フランスの宝石」と言われていたとのこと。また、美しいだけでなく、中世の人々の暮らしぶりがわかる細密画がたくさんあり、そのような意味でも興味深い。
15世紀に書かれたものだが、その後行方知れずになり、19世紀に再び発見される。それがイタリアで売りに出されたものをオマール公がフランスの為に大枚をはたいて買い戻した。展示してあるのは、写本の写本なのだけれども、それでも美しい。

● 初めてシャンパンを登場させた絵画 ド・トロワ作「牡蠣の昼食」
中世の食べ物に関する書籍には度々登場するのが、こちらのジャン=フランソワ・ド・トロワ「牡蠣の昼食」。牡蠣をすする者、豪快にシャンパーニュを注ぐ者、賑やかでざわめきが聞えてきそうである。


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施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
半日
アクセス:
3.5
コストパフォーマンス:
5.0
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
5.0

クチコミ投稿日:2020/03/02

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