【速報版】小さな首都空港。アクセスは空港バスを利用したいところだが‥‥。
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- 旅行時期:2020/02(約6年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
アスマラ クチコミ:1件
首都の空港としては,ここより小ぢんまりしたところを思い出すのはなかなか難しい。サナア? ホニアラはもう少し大きかったと思う。
さて,まず到着時である。空港の建物内に「Himbol」という両替所がひとつだけある。アスマラの中心部Harnet Ave.にある両替所も「Himbol」で,空港とレートは同じ。レート表に日本円が載っているのはたいへん光栄(中国元は載っていない)。エチオピアブルなどアフリカ諸国の通貨は全部不可で,中東はAED,KWD,BHD,SARが可。
エリトリアの通貨ナクファの再両替はできないので,レート表にはTTBしか記載されていない。
イミグレの手前で係員によるビザのチェックがあり,それが済んだらイミグレの窓口に並ぶように指示される。観光ビザの場合はイミグレカードや税関申告書は不要。長い税関検査を受けるエリトリア人を尻目にさっさと空港の外へ出ることができる。
空港の建物を出た正面に黄色いタクシーなどが数台待っている。公共バス(1番)は空港の建物を背に左手の道路脇(出口から約50m)に停車する。路線バス仕様の大型バスで,そうでない大型バスやマイクロバスは空港職員専用のバスだ。ダイヤは非常に薄く,1730過ぎから待ち始めて,日が完全に暮れた19時頃にやっと現れた(空港が始発・終点)。運賃は一人2ERN(1ERN=約7.4円)。車掌に現金で支払う。大きな荷物を持っている場合は荷物分の運賃も徴収される(プラス数名分)。実際,アスマラのバスは非常に混雑するため大きな荷物が迷惑になるのは間違いなく,車掌には逆らわず素直に支払っておくのがよいと思う。受け取った金額分の切符を渡されるので不正請求のたぐいではない。
乗客はバス停のみで乗降が可能。1番バスはHアスマラパレス,中華料理店「China Star」,「Cinema Roma」の前を通ってHarnet Ave.に入り,アスマラ大聖堂(セントジョゼフ教会)前を経由して郊外の動物園(Bet Gheorghis Zoo)へ向かう。
次に出発時。空港へのアクセスは(タクシーを回避するなら)前記の1番バスがいつ運行しているか次第だが,アスマラのバス停に時刻表はない。到着時の経験から考えると1~2時間に一本くらいの頻度だと思う。ただし,地元の利用客(主に空港職員)は「1番バスは毎日だいたい〇時頃に来る」という認識は持っているようなので,ただ無秩序に走っているわけでもなさそうだ。出発は日曜日だったが,朝0915頃空港前に到着する1番バスを目撃した。逆算すると,朝0855頃にアスマラ大聖堂付近のバス停を空港方向へ通過していったものと考えられる。正午前後の便でアスマラを発つ場合は,このバスに乗れば十分間に合う。タクシーについては別項に記載する。
空港の敷地入口に「Departure」と掲げられた小屋があるので,その入口でEチケットレシートとパスポートのチェックを受け,小屋内で安全検査。小屋の入口に「ナクファの国外持ち出しは禁止」と書かれた掲示があり係員に確認される。前記のとおりナクファの再両替は不可能。空港使用料などの徴収はないので,1ナクファも持たずに出発小屋に入るのがベスト。
小屋から通路を進んで空港の建物に入ると,航空会社のチェックインカウンターがあり,その右手10mくらいのところにイミグレの窓口がある。イミグレカードは不要。イミグレのあと再び安全検査。ここで荷物を開けて目視の検査もあるが,ペットボトルの水はフリーパスだった。
2階に上がると待合室。バール,土産物店,免税店,書店が各一軒ずつ。ラウンジのたぐいはないし,Wifiも一切なし。喫煙室あり。金属製のベンチに座って出発までじっと待つことになる。
免税店ではエリトリアのコニャックやジンを売っている。珍品なのでネタとして買ってみるのは止めないが,はて空港で売り出すような品質のものだったかどうか。もしかしたら待合室のバールでグラス売りをしていたかもしれないので,味見の上で検討してみてはいかが。
- 施設の満足度
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2.0
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見事にガラガラ
- 施設の充実度:
- 1.0
クチコミ投稿日:2020/02/16
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