2019年に「World's Best Vineyard Awards 2019」で1位受賞のズッカルディ(『...Zuccardi...』/Uco Valley地区/mendoza/Argentine)
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- 旅行時期:2019/11(約5年前)
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by コタ(Kota)1号さん(非公開)
メンドーサ クチコミ:24件
飛行機(アルゼンチン航空等)の機内誌に、最近やたら宣伝広告が目立つ気鋭のワイナリー「ズッカルディ」。そんなワイナリーを訪問してみました。
本来、メンドーサ市の南西に位置する:マイプー地区に本拠地を持つ「ファミリア・ズッカルディ」の創業は1963 年だそう。まだ、50年ほどの歴史です。数々の歴史を持つワイナリーが多いこの地域において、比較的新しい方だと言えます。
そのズッカルディが、2016年3 月に「ウコ・ヴァレー」と呼ばれるアンデス山脈の麓に、新たなワイナリーを新築。
その新たに新築された「ウコ・ヴァレー」の醸造所には、発酵用のステンレスタンクとともに、たくさんのかなり珍しい卵型の「コンクリートタンク」が斬新…というか少しさびしく冷たい感じがします。
でもこれ、ステンレスタンクよりも外部との断熱性に優れており、またバイオダイナミック農法と呼ばれる方法でワインを造る人たちの間で人気なんだそう。卵型のタンクは、気圧の変化で内部の液体が対流し、自然に澱との撹拌が進行するんだそうで、酸化リスクが減るという長所があるんだそうです。
また、ここは「ブドウの有機栽培」にも目を向けていて、2020年にはすべての畑で有機栽培認証を取得することを目指しているんだそうです。
2019年にロンドンで開かれた各国のワイン、食、旅行業界などの専門家の投票による「ワールズ・ベスト・ヴィンヤード・アワーズ 2019」(World's Best Vineyard Awards 2019)では「ズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコ」(Zuccardi Valle de Uco)がトップに選ばれたんだそうです。
ところでここはタンクと同じく、建物もコンクリート打ちっぱなしのモダンな建屋を構え、まるで現代アート美術館のような雰囲気です。
まあ、ワイナリーのあの独特の温かみが欠けている様な気がし、好き嫌いは分かれるところでしょうね....でも、世界一の称号を受けるほどワインを作り出すこのワイナリー(ボデガ)。ワイン好きなら、是非、足を伸ばすべきでしょうね~
街からは、一時間半ほど離れていますが、アンデス山脈の麓で、また違った雰囲気を味わえるかと思います。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2019/11/14
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