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エンヴェル ホジャのピラミッド 施設情報・クチコミに戻る

巨大な立ち腐れと「平和の鐘」。予習は必須だが味わい深い。

  • 4.0
  • 旅行時期:2019/06(約7年前)
タヌキを連れた布袋(ほてい)さん

by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)

ティラナ クチコミ:11件

1946年のアルバニア人民共和国建国から1985年に死去するまでアルバニアの独裁者であり続けたエンヴェル・ホッジャの偉業を称えるために建設された巨大な記念館(名称は「博物館」)。完成後まもなく時代は変化し,1990年にアルバニアは一党独裁を放棄した。
引き倒してどこかへ捨てに行けば済むスターリン像とは異なり,この建物はとても大きい。完全に持て余されて,現在は落書きだらけの廃墟と化している。
遠く極東の地から傍観していると「喜劇」にすら見える戦後アルバニア史を反芻した上でこの地を訪れたい。

これともうひとつ,ピラミッドのすぐ近くに「平和の鐘」というのがある。アルバニア暴動の際に使用された銃弾を鋳つぶして作られたものと言うが,ちょっと待ってほしい。
これが絶望的な民族紛争であった「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」で使用された武器を潰して作られた「平和の鐘」というのなら意味は分かる。よく理解できる。しかし,アルバニア暴動というのは,1997年に国を挙げての「ネズミ講」が破綻して財産を失ったアルバニアの民衆が起こした暴動なのである。しかもそのネズミ講たるや,資金を元手にアルバニアからボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の当事者などへ武器を密輸してボロ儲けしていたところ,紛争が終結した(やっと平和が訪れた)ために破綻したというのだ。
そんなアルバニア暴動の銃弾から作られた「平和の鐘」‥‥犠牲者が出たのだからそれを悼むということなのだろうが,視点にどこか足りないところがある,腑に落ちないと感じるのは私だけだろうか。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
その他
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
ほぼ誰もいない。
展示内容:
4.5
予備知識がなければ面白くも何ともない。

クチコミ投稿日:2019/06/06

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