カトリーヌ・ド・メディチの秘密の隠し戸棚があります
- 5.0
- 旅行時期:2018/07(約7年前)
-
-
by piglet2017さん(非公開)
ロワールの古城周辺 クチコミ:6件
丘の上にあるヴァロワ王家の居城で、ルイ12世が城門の上から出迎えてくれます。
赤いお城がルイ12世のお城で、サン・カレー礼拝堂の入口の上に、お互い二度目の結婚でやっと結ばれたというルイ12世とアンヌ・ド・ブルターニュのイニシャルが仲よく刻まれていました。螺旋階段で有名なフランソワ1世のお城とルイ12世のお城に挟まれた三角屋根の地味な建物が、フランス最古のゴシック建築のブロワ伯時代のホールで、ここから城内の見学が始まります。
2階はカトリーヌ・ド・メディチの居室で、カトリーヌが亡くなった寝室には、コクトーの映画『美女と野獣』で野獣のモデルとなった狼男症候群のペドロの娘の肖像画があります。美しく彫刻された羽目板で装飾された執務室には、アレクサンドル・デュマが、毒薬を隠していたと描写したカトリーヌの隠し戸棚があります。また、カトリーヌの長男フランソワ2世と結婚していた、後のスコットランド女王メアリーの肖像画や、女の子のようなドレスを着たルイ13世とマリー・ド・メディチの肖像画もありました。ブロワ城に幽閉されたマリー・ド・メディチが、真夜中に城を脱出してルイ13世に戦いを挑むエピソードをBBC『マスケティアーズ パリの四銃士』で見たばかりなので、肖像画も興味深く鑑賞しました。
3階はカトリーヌが溺愛した息子アンリ3世の居室で、王の寝室で暗殺されたギーズ公関連の絵画がいろいろ展示されていました。数々の歴史画で有名なドラローシュが描いた『ギーズ公の暗殺』が必見です。
- 施設の満足度
-
5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2019/05/26
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する