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ペルナンブコ州にあるブラジル人の間ではかなり有名、だけど日本人には余り知られていない、すっごく美しい海岸~(ペルナンブコ州/ブラジル)

  • 4.5
  • 旅行時期:2017/11(約8年前)
コタ(Kota)1号さん

by コタ(Kota)1号さん(非公開)

レシフェ クチコミ:11件

ヘシフェ(レシフェ)から約60kmほど南部に向かうと「ポルト・ジ・ガリーニャス」と呼ばれるビーチリゾートがあります。

日本人は殆ど知らない場所ですが、毎年、ブラジルのベスト・ビーチ・ベストテンに、10年以上連続で選出されている場所です。

レシフェから観光バスで約1時間半で到着です。

この町は至る所にニワトリの絵やオブジェがあります。ポルト・デ・ガリ―ニャというのは、ニワトリの港.......という意味です。

このニワトリの絵やオブジェの多くは、ペルナンブーコ州のアーティスト、カルカラー氏(Carcará)によるものなんだそーです。

さて、この場所は、19世紀に、アフリカ大陸から運ばれてくる黒人奴隷の入港地として栄えていた時代がありました。

当時のブラジルの主力産業は砂糖精製で、その為の労働力として、アフリカから奴隷が運ばれていました。実は、ブラジルは世界的な奴隷制廃止の潮流の中で、奴隷制度の開放がかなり遅かったと言われています。1888年に漸くブラジルは、奴隷売買が廃止されました。

ただ、必要な労働力の供給を、急に止める事もできず、奴隷売買は地下に潜りました。ここの港では、船に積んだニワトリ(厳密には、「ホロホロチョウ」)の籠の下に奴隷を隠して奴隷の密輸入が密かに続けられたそうです。

密輸業者達は、奴隷をこっそり積んだ船が港に到着すると、大ぴらには奴隷と口にできない事から、「新しいニワトリ(galinhas)が入港したぞぉ~~~!」という声を上げたそーです。

その為、この港は【ニワトリの港(Porto de galinhas)】と呼ばれるようになったんだそーです。

悲しい歴史の話です.....

でも、海は、すっごく、綺麗~~!です....

施設の満足度

4.5

クチコミ投稿日:2019/01/20

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