自ら破滅の道を歩むシクロ
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- 旅行時期:2019/01(約5年前)
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by ジートさん(男性)
ホーチミン クチコミ:8件
実際のところはどうであれ、たいていのガイドブックは、その街について好意的に書いているもの。
タクシーやバス、両替だって、良いことばかりを掲載し、ぼったくりの情報とかは、自分でネットで調べたほうが確実である。
ただ、このシクロという乗り物。。。。
ありとあらゆるガイドブックで「トラブル多発、注意」と書かれている笑
おそらく、利用者の大半は、「ベトナムでシクロに乗る」という「体験」がしたいだけではないだろうか。
まさか本気でタクシー代わりに利用する人はいないだろう。
私もそうだったので、ぼったくられるのを覚悟で乗ってみることにした。
道を歩いていると、客のための荷台で寝ながら、「ヘーイ」って声をかけてくるという、
やる気のかけらも感じられない客引きに応じ、ベンタイン市場まで。
交渉。。。というわけでもなく、相手が提示した額、「ten」でOKした。
・・・・本当にその値段ならな笑
ちなみにそこからベンタイン市場までは、歩いても5分くらい。
シクロに乗っているところを写真に撮ってもらいたかったが、声をかける暇もなく発信した。
5分ほどでベンタイン市場に到着。
あるくのとほとんど時間は変わらない。
まあ、乗り心地は悪くはなかったかな。
降りる前に、カメラを渡して、「写真撮って」と英語で言うも、通じずに、にらみながら「早く降りろ」ってジェスチャーされるのみ。
英語が通じなくても、携帯を取り出して渡そうとしてるのだから、こちらの意図は絶対に分かってると思うが、やっぱりそういうサービス精神はないのね。
「ten」ってことだったので、「10,000ドン(50円くらい)」を渡そうとすると、
「はあ?」っていう顔をされ、私の半開きの財布を指さしては、
「500,000ドン(2500円くらい)」を指さす。
えっと。。。。ああ、そういうこと?
10ドルってこと?
ベトナムはただでさえ通貨のケタが多いうえに、ドルも一部で流通したりしてるから、ややこしい。
言い値が、ドンなのか、ドルなのか、分からない・・・・・なわけねーだろ。
普通、外人相手に、「ten」って言ったら、「ten thousand ドン」に決まってるだろうが。
つまり、
ten → 10 → 10ドル → ぼったくり → 25ドル → 500,000ドンってことか。
まあ、想定内ではある。
苦笑いしながら、200,000ドン(1000円)を渡した。
まあ、「tenって言ったら、10ドルだろ!」までは、まあ、筋が通ってないこともないだろう、もちろん超絶ボッタクリだが。
「NO!」
と言って受け取らなかったが、笑顔で座席に200,000ドンを置いて、何か言ってくるドライバーを無視してベンタイン市場へと歩きだしたら、
もうそれ以上は追いかけてこなかった。
200,000ドンでも、超絶ぼろもうけだろ。。。タクシーならきっと30,000ドンくらいの距離だぞこれ。
日本のタクシーでも1000円もしないような距離だが、まあ、シクロ経験代として、それくらいは払ってやる。
しかしまあ。。。ベトナムの伝統的(?)な観光要素だと思うのに、自分で自分の首を絞めてるよね。
これだけ「ぼったくり」って注意喚起してたら、乗ってくれる人なんていなくなるぞ。
乗り心地も悪くなかったし、適正価格で商売して、載っているところを写真撮影してくれるとか、そういうある程度のサービス精神を身に着ければ、
東南アジアの中でも指折りの観光地ホーチミンで、ひっぱりだこの乗り物になれると思うんだが。
適正価格で大人数を捌くよりも、たまに引っかかってくれる少数のカモからボッタクリ価格を巻き上げるほうが儲かるのだろうか?
多分10年後にはもう絶滅してると思う。
- 施設の満足度
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1.0
- 利用目的:
- 市内・近距離
- コストパフォーマンス:
- 1.0
- 支払額の安心度:
- 1.0
- 利便性:
- 1.0
クチコミ投稿日:2019/01/18
いいね!:3票
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