難民キャンプ
- 3.0
- 旅行時期:2017/07(約8年前)
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by ミルさん(男性)
ポカラ クチコミ:6件
パタン郊外にあるチベット難民キャンプです。このキャンプは60年前のチベット動乱で故郷を追われたチベット人難民たちが暮らす居住区です。中国からネパールへと亡命してくるチベット難民の目的は、チベット亡命政府のあるインドのダラムサラへ行くことです。どうしてインドにダイレクトに行かないかというと、直接インドへと逃れるルートには超えるに困難なヒマラヤ山脈が横たわっているからです。様々な危険を乗り越え、ネパールへ逃れた難民たちは、ここでチベット亡命政府の難民認定を受け、ダラムサラへ向います。難民キャンプ内でみたハンディクラフ・トセンターは難民の教育、福祉の向上を目的に作られた施設で、ここで製作されたチベット絨毯の売り上げ金がキャンプの運営に活かされています。ここのキャンプは
難民キャンプという一般的な暗い、陰惨なイメージとは違い、広い敷地にチベット式住居が立ち並び、チベット寺院、学校、グランド、病院、ツーリスト用の土産屋などもある明るい雰囲気のキャンプでした。チベット人なのにチベットに行ったことがない、そんな難民たちが今も尚、経過地として居住するキャンプは、明るさの陰に出口が見えないストレスもまた混雑しているように映りました。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2018/12/19
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