三十三間堂のような…
- 4.0
- 旅行時期:2018/07(約7年前)
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by まきちゃんさん(女性)
メキシコシティ クチコミ:4件
私にとってメキシコシティの中心は「歌舞伎町」や「赤坂」に感じられたのですが、その中で異彩を放っているのがこの大聖堂です。
入口付近に、ガラス張りの地面があるのですが、そこからはこの大聖堂がどの程度沈下したのかを見えるようになっているとの事。
スペイン語での案内ガイドを頼んでみたものの、私のガイド(スペイン語ができる日本人)も、翻訳に四苦八苦している感じでした。なかなか、宗教的知識がないと、訳すのは難しいんだろうなと推測。
効けば彼女のご主人は、そこまでバリバリのカトリック信仰者ではないそうですがご主人の親御さんはバリバリなのだそうです。
スペイン語はほとんどわからないのですが、私も一緒になって説明を聞く事に集中しました。ところどころ拾える単語はあったんですが、「アニョス」程度です。(数字もそんなにわかってないので)
外も中も、複数の建築様式が混在していて、中には複数の教会がセットになったような状態。近づいて見られるものもあれば、そうでないものも。中のひとつに、キリストの骨だか何だかが納められた聖堂があるとかないとか言われておりました。すいませんものすごい失礼な書き方になってますね。キリストの骨は「聖遺物」と呼ばれているのは知っています。
いわゆるカトリックの、コテコテの感じという印象が強く、とにかく「ここ中心だから」という感じで作り上げてる感もあり、私はキリスト教徒ではないのですが、あー派手だなあという印象が強かったです。像もピカピカした感じですし。
中でも、ものすごい数の像が納められた聖堂がありまして、眺めていて(あまり見えてないですけど)雰囲気的に「三十三間堂みたいだな」と思いました。三十三間堂は横にずらーっとある感じで、フロントに神7みたいのがいる感じなんですけど、後ろにもひな壇みたいにたくさん像があります。ここの聖堂は、ひな壇というより棚のように高さが10mぐらいありまして、そこがいくつかの段に区切られており、所せましと像が並んでいる感じ。絵もあったような気がしますが遠いので不明。
なので三十三間堂を縦に並べた感じと言いますか…そういう一角がありました。
他に「サントス」を祭っている聖堂が複数。サントスと言われていますが元は人間が、神の扱いをされたパターンという事です。主に宣教師で不遇の死を遂げた方など。
カトリックの歴史を思いますと、何となくもやもやはありましたが、きっとこの大きさの聖堂は、ある程度キリスト教へのリスペクトのある方であれば非常に心が改まるスポットであるはずです。とにかく大きさがものすごいです。
音は聞きませんでしたがおそらく現役のパイプオルガン(これまた金銀銅、某洗剤のCMではありませんが)用いられており、とにかく贅沢なものであろう事が伺えました。
何気なく、見事な彫刻が置かれておりまして、普通に触れる感じのものもあります。本当に細工が見事です。
あれは翻訳アプリでも正確に訳せたのかなあ。試していませんが、非常にゆっくりとしたスペイン語で説明してくださったので、詳しい方ならスペイン語ガイドも雰囲気があっていいと思いますよ。
中には地元の方もたくさんおり、観光客もいるにはいますがごった返す程の混雑ではありませんでした。私は個人旅行でしたので、比較的じっくりと見る事ができましたが、それで思ったのが「三十三間堂」ってのも乱暴な話ですね。
中のひとつひとつの聖堂に対して、丁寧にやれば各10分ぐらい説明タイムがあっても良い内容ですので、本当にしっかりと見ると90分ぐらいかけてもいいと思います。
ここの周囲は広場になっていて出し物などが行われていたりしますが、日陰が乏しいので夏だと暑いです。
私は、ルチャ観戦のいわば「ついで」的にこちらに立ち寄った感じですので、メキシコシティのどこへ行く方でも、立ち寄れる場所ではないかと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- 町の真ん中にあり行きやすいと思います。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 入るだけならお金はかからないと思います。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 人はたくさんいます。
- 展示内容:
- 4.0
- 地味に大事なものがそこらへんに陳列されてる感じ。
クチコミ投稿日:2018/08/19
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