日系移民にとって最も馴染み深い駅、今年から「日本・リベルダージ広場」という名前に改名、その地下にあるのが地下鉄:「エスタサオン(駅)リベルダージ」...怖い感じですが、危なくはないです...日中は....(リベルダージ地区/サンパウロ/ブラジル)
- 4.0
- 旅行時期:2018/07(約6年前)
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by コタ(Kota)1号さん(非公開)
サンパウロ クチコミ:348件
ここは、地下鉄の「普通」の駅です。上に登ると、リベルダージ広場になります。
ただ、このリベルダージという場所は、大昔(1800年代後半まで)は「奴隷の売買広場」、そこで命を落とすものも多かったという名残があります。
そんな歴史もあり、土地代が凄く安かったそーなんです。
1908年に笠戸丸で移民が到着して以降、騙されたり、農業で相当、苦労していた日本人移民にとっては、安く購入できる土地がリベルダージであった為、徐々に日本人が住み着き始め、いつの日より、そこが「日本人街」となって発展していったという歴史があります。
現在は、治安の悪化に伴い、日本人が他の地域に移り住み、その後、韓国人→中国人と続き、今は「東洋人街」という名前に変わってしまっています。
ただ、日本人街だった頃の「鈴蘭電燈」やら「鳥居」などの面影を残し、「大阪橋」や「三重県橋」等も今なお健在です。
日系のお店(100円ショップ系や食材店)や日本レストランなども沢山あり、まだまだ日系人やブラジル人が集まる元気がいい街として生き残っています。
土日などはこの駅の上にある「リベルダージ広場」は、焼きそば屋やお土産屋等の屋台がたくさん並び、凄い人出となります。
七夕などは、日系人による七夕祭や盆踊り、また中国人移民による旧正月祭なども開かれ、アジア人が混合、ごちゃ混ぜ状態となって共存しています。
7-10年前は非常にうらぶれた感がありましたが、一時期景気が良かったことも手伝い、今は段々人が集まる場所となってきており、賑やかな場所としても人気を盛り返してる感があります。
今年(2018年)は、日系移民110周年の年に当たり、このリベルダージ広場も「日本リベルダージ広場」に改名されることが先週、市長の承認を経て、決まりました。
旅行者の方は、週末など、是非、地下鉄で、リベルダージ駅まで来てみてください。
何か、他の国では決して見る事が出来ない、面白い、興味深いもの、不思議なものがたくさん発見できるのではないか、と思います 笑)。
お勧めな場所です。
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旅行者の方は、夕方18:00以降は、なるべくリベルダージには近づかない方が無難です。一斉に店が閉まりだし、一気に真っ暗で閑散となります。夜陰にまぎれて、浮浪者だとか、麻薬中毒者があふれ出す場所なので、気をつける必要が出て参ります。
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リベルダージ駅(広場)の道を渡って真向かいに水色の建物があり「ツニブラ(TUNIBRA)」と書かれた昔から有名な旅行代理店があります。
ここは以前非常にいいレートで両替できるという事で、旅行者や駐在員が良く通っていたのですが......この出口を出た途端、日本人が次々に白昼堂々と襲われる事件が続発し、とうとう両替の中止を余儀なくされた....というのは、昨年・一昨年の真新しい話でございます.....
お気をつけください.....みたいな.....
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の充実度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/07/24
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