国際線乗り継ぎ空港機能が欠如している上海浦東国際空港 (PVG)
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- 旅行時期:2018/06(約8年前)
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by AandMさん(男性)
上海 クチコミ:3件
ストックホルムからフランクフルトを経由してルフトハンザ航空(LH)でこの空港(PVG)に到着し、ここで全日便(NH)に乗り換えて東京成田空港に戻りました。空港での乗り継ぎ時間は2時間半ありLHとNHは同じスターアライアンス系ですので、通常なら余裕をもって乗り換えできるスケジュールです。
問題に気付いたのはストックホルム空港です。東京成田までの航空券と預け入れ荷物がスルーで処理できませんでした。ストックホルムのLH職員もスルーで航空券を発券できない理由を知りませんでした。PVGで全日空カウンターで東京までの便にチェックインして下さい、とのことでした。荷物は、多分、東京成田まで送られると思うが確かではないので搭乗航空便の職員に確認して下さいと言われました。LH便は定刻通りにPGVに到着しました。LH便のフライトアテンダント(中国系)に荷物やNH便へのチェックインの様子を聞きましたが、飛行場の地上職員に聞いて下さいとのことでした。
国際線乗り換えの主要ハブ空港では、乗り換え専用の通路があり、次の搭乗便の搭乗ゲートまで移動できますが、この空港ではそうではありません。LH機を降りて、地上職員に質問しようとしましたが、インフォーメーションもありません。入国審査ゲート前にいた職員に英語で質問しましたが、言葉が通じないため要領をえません。他の職員を探して聞いたところ、どうやら中国に入国して、再度、全日空便にチェックインする必要があることが分かりました。入国審査は長蛇の列で1時間程も待たされました。入国表記入、指紋採取、写真撮影などをする必要がありました。入国審査の場所の柱に、「入国審査では20分以上待たせないように処理致します」と中国語と英語で書かれていました。長時間待たされた身には皮肉にしか思えませんでした。
LH便のバゲージクレームに行ってみると、案の定、ストックホルムで預け入れたスーツケースがターンテーブルで回っていました。スーツケースを持って、2階にあった全日空便のチェックインカウンターで搭乗手続きを行いました。この後は、通常の出国手続きです。厳重なセキュリティーチェックと出国審査(出国票への記入も必要)がありました。セキュリティーチェックは他の国際空港に比べて厳重で、PC,スマホだけでなく、予備バッテリーや傘まで別トレーに乗せて安全検査を受けることを要求されました。この空港はトランジットですので入国処理は必要ないのですが、時間と手間のかかるセキュリティーチェックまで行うことになりました。パスポートには、入出国スタンプをしっかりと押してくれました。
入出国手続きで2時間程要しましたので、全日空便の搭乗口に着いたときには既に搭乗が始まっていました。乗り換え時間を2時間半ほど確保しておいて良かったと思いました。
上海浦東国際空港 (PVG)は中国を代表する大型の国際空港ですが、国際便の乗り換えに対する配慮は全くされていません。航空機乗客は全て中国に入国するものと想定されているように思われます。到着ゲートやバゲーッジクレームの領域には気楽に質問できるインフォーメーションも英語をしっかり理解する職員も殆どいませんでした。幸いにも外貨両替コーナーの担当者が親切で、質問に答えてくれたので何とか無事にNH便への乗り換えができました。
上海浦東国際空港 (PVG)は国際便の乗り換え空港として、ある意味で欠陥空港と思われます。今後は絶対に利用したくありません。
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- 施設の充実度:
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- インフォーメーションや施設案内表示が不足、外国語(英語)を理解する職員も少ないので乗り換えなどで迷います。
クチコミ投稿日:2018/06/18
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