美術史マニアでなくとも必見!苦痛を苦痛で癒すという発想「イーゼンハイムの祭壇画」
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- 旅行時期:2018/01(約8年前)
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by ククさん(女性)
コルマール クチコミ:1件
美術史にハマっていた学生時代、授業で知っていつかは観てみたいと思っていた作品が
マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」です。
現在コルマールのウンターリンデン美術館内の、もともと礼拝堂だった場所に
とても印象的に展示されています。
もともとイーゼンハイムという村(コルマールの南方20km)の、ペストや麦角中毒患者を隔離する療養院の為に描かれたこの祭壇画。
当時これらは治らない病気とされていました。マティアス・グリューネヴァルトは患者の心を少しでも癒すため、彼らと同じ症状を持った救世主イエスの祭壇画を制作しました。
「苦痛を苦痛で癒す」という発想の祭壇画は大変珍しく、過去に雑誌BRUTUSの「人気画家・山口晃の死ぬまでにこの目で見たい 西洋絵画100」特集にも取り上げられていました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/06/05
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