カーザダクルトゥーラ Casa da Cultura

建造物

「文化の館」と呼ばれているのに.....実は、「牢屋」だったけど.....今は、お土産屋....って、なにそれぇぇ～？／『世界で一番、入るのに勇気のいる、入ったら二度と出てこれなさそーな、お土産屋さん』（レシフェ／ペルナンブコ州／ブラジル））

5.0
旅行時期：2017/11（約8年前）

レシフェクチコミ：11件

レシフェ（ヘシフェ）の旧市街地に、何気なくある建物.....一瞬、教会かいなぁ～？と見上げるほどの大きな、しっかりした建物。

なんとこの建物は、元刑務所なんですと！。正面からは、とても想像がつかない建物です。

日本の網走刑務所は、上から見ると、「五翼放射状平屋舎房」という不思議な放射状ですが、この建物は、『十字架』の形をしているそーです（上から見えないけど、中に模型があります）。

ここは約170年前の1850年にヘシフェ刑務所として最初の建屋が完工し、1867年に漸く全て建て終わるほど手が掛けられています。

内部は、木造３階建て、200－250人収容の大きさだそー。

その後、1973年に閉鎖されるまで、約120年ほどここは刑務所として使われ......今は......

.....なんと！....観光客向けの『お土産屋さん』として開放されています。

昔の独房の檻が外されただけで、その独房の中が、それぞれ民芸品を売るお土産屋になっています.....苦笑）

お土産自体は大した物は余り無いのですが、何といっても、この『（元）刑務所と（現在）お土産屋』のアンバランスな組み合わせは、流石に見ごたえがあります.....なんか、入ったら良い様な、いけない様な......

恐らく、ここは.....『世界で一番、入るのに勇気のいる、入ったら二度と出てこれなさそーなお土産屋』と言えます....

でも、なんで....牢獄にお土産屋なのか.......

......ブラジル人しか思い浮かばないこの発想（ブラジル人の何もこだわらない、いや、深く考えない頭の構造）とは、まさにこういう事だ.....という良い見本になりますので、是非、足を伸ばしみてくだされ。。。