ウボン国立博物館 Ubon National Museum

博物館・美術館・ギャラリー

見せ方にもお国柄が出ていました

4.5
旅行時期：2017/12（約8年前）

by T04さん（非公開）

ウボン・ラチャタニクチコミ：11件

博物館の敷地に入り、左奥へ回り込むとチケット売り場があります。売り場のオバちゃんは髪を見ながらピンセットで白髪を抜く作業に勤しんでいましたが、私が「1人です」と伝えると「日本人？」と尋ねてきました。来館者の統計を取っていると考えることもできますが、外国人料金の適応の確認かもしれません。ちなみに入館料は100THBでした。入口で履物を脱いで館内に入ると、若いお姉さんがチケットに鋏を入れてくれます。かつて市庁舎でもあった建物はあまり広くはありませんが、内側に庭のある回廊式で趣きがあります。もちろんエアコンはありませんが、乾季でもあり、日陰というだけで涼しく感じられました。展示テーマは歴史・民族で、パー・テムにある先史時代の壁画のレプリカもありますが、古代の石像の数々は、その分野に疎い私であっても「凄いなぁ」と思わせるものがありました。また展示品の見せ方も西洋式で、ほとんどの展示品はガラスケースに入っておらず、見学者の善意にまかせる方式でしたが、お国柄ですね。また展示室や展示品の中には経年劣化や傷みが目立つものもあり、もう少し整備が必要だと思いました。あっ、屋外にも展示品がありますので、見逃さないようお願いします。